四 季 雑 感(50) 樫村 慶一 特別号 「携帯電話事業」三木谷のペテン 昨年、携帯電話の3大既存キャリアに向かって、第4のキャリアとして参入すると華々しく花火を打ち上げた楽天が、窮地に陥っているようだ。会員制の月刊誌「選択」の10月号に、その内実が詳しく掲載されたので披露する。既にお読みなった方は無視して頂ければよい。 「携帯電話電話事業者としての社会的責任を踏まえ早期に本格的サービスを開始してほしい」と総務省が異例の警告を発したのは9月6日だった。菅が見込んで第四の携帯キャリアーへの道を開いてやった三木谷は、警告の重大さを殆ど認識していなかったようだ。所詮は虚業の口舌の徒か、と総務省担当者は自らの不明を恥じたという。 9月20日現在僅か1052局、楽天の東名阪の開設基地局数である。来年3月までに3432局を開設する計画の30%にとどまっている。10月1日現在でも1500局にも達していない。NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクの大手3社が東名阪にそれぞれ10000局を設置していることに比べればたった7分の1だ。大手3社からは「7回掛けて1回繋がるかどうかの接続品質」と嘲笑の声が上がる。 ある通信関係者は苦笑した。「楽天は時間稼ぎに必死だ。試験サービスの開始は早くて10月末、いや、色々理由を付けて11月まで延ばすかもしれない」。試験サービスの加入者を10月1日から7日迄受付抽選のうえ、13日から5000人に携帯端末を発送するという。申し込みはアンケートへの回答が条件になっており、恐らく年齢、住所、勤務先、などを精査し、繋がり易いエリアの申込者を選別するだろう。しかも携帯端末を中々送らない、そうすれば11月まで延ばせる、その間基地局を少しでも余計建設できるわけだ。(注1) (注1)このサービスは地域限定無料サービスと言ってとりあえず10月から始まったが、10月24日の朝日新聞に次のような記事が載った。「利用できないという苦情が総務省に相次いよせられた。楽天よると「SIMカード」を端末に挿入する初期設定を通信圏外で行ったのが原因と説明している。都市部中心に自前の基地局を建設してきたが、エリア内でも圏外となる場所があるためで、通信環境の良い場所で設定をするようにと利用者に説明している。 第一の誤算は1億人の楽天会員の購買力を提携材料にNTTと対等の交渉が出来ると錯覚し、ドコモへローミング(通回線の乗り入れ)を申し込んだ。ところが、「EC(電子商取引)モール風情が小賢しい」と一蹴された。楽天はもともとドコモのMVNO(回線を借りて格安携帯事業を営む業者)である。したがってその分をわきまえればよきパートナーだったのである。しかし自前の通信回線を持って移動体事業者(MNO)になるということは、ドコモにとっては天下を狙う相手になるということにもなる。そんな慮外者をドコモが受け入れるわけがない。楽天はやむなくKDDIとローミングしてMNOになる準備を進めてきたが、今後MVNOサービスも継続するという。MNOとMVNOを並行させると、いいとこどりが可能になる。つまり、大都市圏は自社回線で提供し、需要密度の低い市域ではMVNOになって大手の回線に乗るということだ。これなら楽天の6千億円程度の設備投資でも通信品質は確保できる勘定である。ドコモの吉沢社長はMNOとMVNOの平行運用は電波の有効利用に逆行すると猛反発しており、三木谷の思惑は通りそうもない。(KDDIもその辺分かっているだろうと思うが、どうなんだろうか。筆者の懸念)。 第二の誤算は、菅の肝いりで始まった携帯電話市場の競争政策である。すでに通信料金から端末代金を値引きする一体モデルは違法になった。2年縛り契約の違約金を1000円へ減額、長期加入者の通信料の割引抑制、通信サービスと端末をセットで販売するときの端末価格の値引き上限を2万円までとする、という規制がかかった。特に端末の値引き上限2万円は新規参入の楽天にとっては有利な規制だったはずなのが、KDDIとソフトバンクの巧妙な奇策であえなく崩れ去った。 奇策とは自社の通信回線に利用を限定するSIMロックを解除できる端末を48回の分割払いとし、24回支払った時点で端末を下取りし、残債を免除する販売手法である。つまり半額の値引きだが自社の通信サービスを利用することを条件としないため、値引き上限2万円の規制は適用されないというものである。どっちが考えだしたか知らないが見事な抜け穴を見つけたものだ。(注2) (注2) KDDIは半額割引(48か月分割払いを24か月払って解約すると残り24か月分は不要になり実質半額になる)について総務省から批判されたため、この制度を10月末で中止し、11月から36か月払いとし25か月以降に解約すると残り不用になり実質1/3の割引になる制度に改めた。(10月17日朝日新聞) 三木谷はいつまで、予定通りと虚勢をはっていられるだろうか。唯一の拠り所は12兆円に上るポイント発行額だ。カード会員が買い物するたびに加盟店から入る手数料を元手にECモールのポイント還元率を高めた結果、楽天経済圏は急速に拡大した。約3%の手数料収入を放棄しても、そのポイントでカード会員がECモールで買い物をしてくれれば、楽天にはモール店がら平均15%の所場代がはいる。十分にペイする。
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四 季 雑 感(49) 樫村 慶一 世紀が変わって20年になろうというのに 梅雨が長いの、外は暑いのなんの、でかい台風が来るぞ来るぞ と言いながら、暦だけは正確に移ろいをもたらす。気が付かないうちに残暑見舞いの時期がきて、アッと言う間に、秋がきて、あれよあれよと思う間に1年が終わってしまう。暑い頃は日射病絶対反対という、女房亡き後の後見人を自負する娘の言うことを聞いて、外出は週2~3日に限定してパソコンに精出していた。お陰で、丸60年の結婚生活を記録したアナログカメラ時代のアルバム70冊余りを、全部スキャンし終わりデジタル化した。マンションのクローゼットに大分隙間が出来た。終活のひとつである。ただ、スキャンで問題は、どうしても元写真よりピントがぼやけることだ。そこでピント矯正用のアプリを買って、大事なシーンのものはピントを補正する。お金を出して買ったものだけに、ピントが、特に人物の顔などはかなりはっきりする。因みにスキャンし終わった元写真のうちで、家族、特に妻の写っているのは、燃えるゴミでは忍びなくお寺で成仏させた。神楽坂にあるS寺に送り、祈祷してお焚き上げをしてもらうのだ。段ボール1個分のお布施は3000円である。家族が写っていない写真も随分あったが、それらは燃えるごみで処分したが、私にとって,この夏最大のイベントであった。 ① 遠い未来(100年よりもっと先の)(理由:今よりは全てが良くなっていると信じて) 以下は次のような時代である。
(2019 .8. 25 記) 【写真説明】
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四 季 雑 感(48) 樫村 慶一 日本人ペルー移民130周年記念の年にあたり 日本人があまり知らないペルーとのできごと
【日本人移民の入植と、悲惨なペルー下り】 【日系人排斥運動と国交断絶】 【天野芳太郎氏の足跡と博物館】 写真説明、上から・・・①英国軍艦アイアン・デユーク号 ②神奈川県令:大江卓 ③高橋是清が殺害された家(2階で射殺された)現在小金井の建物博物園に移設されている ④1899年ペルーに着いた最初の日本人移民 ⑤移民船が着いた桟橋の柱だけが僅かに残っている(ペルー南部カニューテ海岸) ⑥当時の桟橋を復元した実用桟橋 ⑦カニューテ、ナスカ辺たりより南部のアンデス砂漠地帯、左端の道路はパンアメリカン・ハイウエー ⑧天野芳太郎博士 ⑨天野博物館 (2019.6.25記) |
四 季 雑 感(47) 樫村 慶一 なぜ新学年は4月にはじまるのか とうとう平成も過去になってしまった。私は1930年(昭和5年)4月1日生まれの89歳で、昨年の米寿と来年の卒寿の間の、なにも祝い事のない半端な年の筈だったのが、思いもよらぬ新元号の御開帳となり、全国民が祝ってくれる幸運に恵まれた。人間は、同じ年月の幅を生きても、その時代の背景によって経験することは様々だと思うが、私と同年代の人達(昭和の一桁生まれで健常な人)は、過去・未来の人達と比べ、より多彩な経験をして来たのではないだろうか。たとえば、天皇の代変わりを2度も経験し、元号を3つも体感し、さらに100年に一度の世紀の更新まで実感した。そして、平和から戦争へ、戦争から平和へ、想像でしか思えなかったことが、科学を始めとする技術の進歩で現実になってきた。半面、当然ではあるけど、幾多の大地震や洪水、長い年月を周期とする自然災害や宇宙変異も避けることはできなかった。
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四 季 雑 感 (46) 樫村 慶一 - 安いワインが増えているが、最高級ワインの条件とは - 2019年2月1日、日本とEUとの間でFTPが発効し、ヨローッパ産の色々物品の関税がゼロになったり、安くなったりしました。ワインもその恩恵を受け関税ゼロになりました。ゼロになったといっても、今までだって1リットル当たり40円だったんだから、たいしたことはないかもしれませんけど。 (注1)北米、オーストラリア、ニュージーランド、南アフリカ、イスラエルなど。ワイン栽培ができるのは元来南北緯40度までと言われていましたが、最近は栽培法の発展や気候変動で変わってきたようです。
(注2)コク: 味の濃さと、ワインが喉を通るときに、ゴクンと感じる心地よい響きのこと。 南米のワインにはfino (フィーノ、ファインのこと、最上級品)reserva (レセルバ、リザーブのこと)común(コムーン、コモンで大衆品)の3つのカテゴリーがありますが、フィーノこそが本当の味で、文句なしに美味しいものです。しかし防腐剤を入れてないため輸出入ができないので国内消費用です。日本などでは、最高級品は大使館にでも行かないと飲めないでしょう。 【良いワインの特徴】☟ 【例えばこのような】☝ 中身の構成と”こく”が調和よくバランスが 美食美飲家の肥えた舌を優しく撫でるような 濃度と、良いワインの特徴と、心地良い味が 優しく軽やかな、粘っこい柔らかさ、蜜に濡れた上品な唇の香りのような・・・ 愛好家を完全に満足させるデザインで、最高品種らしい体裁で人目を引く・・・ 果物の香りと、もぎ立ての瑞々しさがいつまでも デリカシー、エレガンス、卓越性、円やかな香りを ほのかな酸味があり、理想的環境で保存され、 ふんわりしたベッドで発散する、成熟した女性の肌 いかがでしたか。ロマネ・コンティだって、合格するかどうか怪しいものです。よほどのワイン好き人間が、暇にかまけて作ったんだと思います。ワインを飲むとき、たまにはこんな、不可解な定義とやらを思い出してみてください。 終わり (2019. 2.25記) *** |
四 季 雑 感 (45) 樫村 慶一 - 八十路の頂点に立つ、先行きは霧の中 -
「老人ホームの実態」 「新しいタクシーの乗り心地」 「馬鹿な奴がいるもんだ」 「コニカ・ミノルタのCMを見て」 四季雑感は、まだまだ続けます (2019.1.9 記) (注1) 米中貿易戦争の影響、孤立主義、米国の横暴、宗教対立、民主主義の危機、気候変動、大地震の切迫、格差拡大、一強政党の強引な支配、ITの発達により落ち着かない世相。 一方、医学の進歩は大きなメリットだけど、交通手段の発達はすでにあまり恩恵を感じない、むしろ昔のゆっくり走る列車が懐かしい。 (注2) イコンタは蛇腹式カメラで、ベビーイコンタ、セミイコンタ、イコンタ、スーパーセミイコンタ、スーパーイコンタがある。スーパーと付くのには自動焦点装置がついている。ベビーイコンタはセミ版フイルムを使用、それ以外は、ブロニー版フイルムを使用。 (注3) ローライは2眼レフで2種類ある。一般向けはローライコード、高級品はローライフレックス。フイルムはブロニー版。 (注4) ロボットは今のアニメのように、連続シャッターが切れ連続画面が撮れるユニークなカメラだった。カメラの下にゼンマイ巻き上げ用摘みがついている。小型だが意外に重かった。 (注5) ベス単とは蛇腹式カメラで、ベスト単玉の略である。ベスト版フイルムを使用し、レンズは直径5mm位のガラス玉一枚だけの固定焦点、シャッター速度は、B、25分の1、50分の1、100分の1。玩具みたいだがよく写った。 (注6) パールはコニシロクの至宝カメラ。ベビーパール、セミパール、スーパーセミパールの3種類がある。3種ともイコンタにそっくりで、スーパーパセミパールはイコンタ同様自動焦点装置が付いている。 (注7) イコンタ、パール、バルダックスは蛇腹式、ローライは箱型、それ以外はみな鏡胴型で35ミリフイルムを使用する。 ***
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四 季 雑 感 (44) 樫村 慶一 ― 平成も残り僅か、遠い想い出は尽きず ― 今年も残り僅か、猛暑、酷暑が続いた夏は、記録上初めてと言う現象もいくつかあったが、何十年振りと言うのもいくつかあった。と言うことは過去にも同じような現象があった証拠であり。異常は始めてじゃなかったということである。なんのかんの言っても秋は確実にやってきた。そして、明治150年とか言われたけど、大した国民的行事もなく、またKDD創立65年も全く何にもなく、今年も終わりそうである。さらに、私の米寿も過ぎる。果たして卒寿が期待できるかどうか、気になる季節でもある。
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四 季 雑 感 (43) 樫村 慶一 異常気象は太陽に元気がないため なんとも早や、言いようのない暑さが続く。猛暑、酷暑と言う表現よりもっと刺激的な言い方はないかと考えてみた。激暑とか、極暑とか、殺暑とか、絶暑とか、狂暑とか、しかしどれをとっても、やっぱり猛暑、酷暑より響きの強い表現にはならない。7月16日(月)の朝日新聞の文化欄に、大変興味のある記事がでていた。以前にも、この欄で書いたたことがあるが、今の太陽は活動が静謐になり、フレアが殆ど無くなり黒点が消えた。この現象をマウンダー極小期と言い、地球寒冷化の傾向である。
--- 太陽活動が低下すると地球の地磁気も弱まり、銀河宇宙からの宇宙線を防御する能力が弱まって、紫外線や赤外線やX線や、もろもろの銀河宇宙線が許容量を超えて地球に降り注いでくる。京都大学の余田成男教授は、「このうち紫外線はオゾン層に吸収され、その反応で成層圏が温められ地球の気象に異常を起こす。過去の地球の解析でもオゾン層の紫外線吸収が気象に影響を与えていたことが分かった」と言っている。異常気象が続けば農作物の不作から慢性的食糧不足となり、社会は混乱を深める。特に途上国は栄養不足による伝染病の蔓延などの被害を受けやすいし、世界経済への影響も計り知れない。その他にも気象以外への影響も色々ある。こういった影響を与える太陽活動の低下が近く始まるかもしれない、と言う予測が相次いでいる。国立極地研究所の片岡龍峰准教授は「次の太陽活動の周期がさらに弱まる可能性は高く,大極小期に突入してもおかしくない」と語っている。名古屋大学の宇宙地球環境研究所の草野完也所長の分析でも、「次の太陽活動の活発さを決めるとされる太陽の磁場の強さが近年弱まっている。磁場はいったんなくなると復活には時間がかかる、大極小期がいつ始まるかはまだ分からないが、必ず起きる」と語っている。地球温暖化と太陽活動の低下が同時に起きれば、影響が相殺される可能性はある。ただ、その間に温室効果ガスが十分削減されずに再び太陽活動が活発化すると、気温上昇に歯止めがからなくなり、最悪のシナリオもありうる、人間が自然を乱し続けると予測のつかない事態に陥りかねない」と警告している。 (7月16日の朝日新聞の記事より)--- 最近来た台風12号のように、全く逆方向から侵入してきた台風なんて、専門家でも想定できなかった現象だろうし、テレビを見ていて、九州にやってきた台風の進路予想が上下逆じゃないのか、とさえ思う現象だった。おそらく気象専門家も頭を抱えていたに違いない。恐ろしい世界になってきたものだ。先日生まれた曾孫を抱いて、悪い時代に生まれてきたな?と心の中でつぶやいたが、当たらないこと祈るしかない。
寿号を貰うということ
私は、神仏を信じるかどうか、と聞かれれば絶対に信じていない。キリストだって翌日生き返ったというのなら、医学的にあり得るが3日後なんてナンセンスである。仏教界にしても釈迦は確実に生存した証拠があるが、それ以外の仏陀である阿弥陀、薬師、大日など、また衆生の援助者とされる菩薩の観音、弥勒、文殊など、密教固有の不動明王など、もっといろいろいるがこれらが実際にいるとはどうしても信じられない。でもそれぞれを本尊とする寺に行くとちゃんと像がある。おそらく昔の、芸術的才能を持ち、色彩感覚の優れた人物が、想像しながら描き出した架空の偶像がオリジナルなんだろうと思っている。仏教徒になったなんて全く意識はない。そうゆう意味で神仏に関する限り、私は完全は二重人格である。 残り少ない寿命であり、主治医からは「あなたは、長期療養型の終末ではなく、血管系(心臓、脳梗塞など)で、突然逝くんじゃないか」と言われているので、できるだけ身の回りを片づけ、葬式もできるだけ簡素に経済的にと思ってやったことで、後は葬儀社との葬儀の生前予約でもしておこうか、などと考えている。でも、まだ体は普通に動くし、食慾はあるし、酒はうまいし、まだしばらく、この四季雑感も続けられそうな予感はする。幸いなことに。では 次回まで |
四 季 雑 感 (42) 樫村 慶一 日本列島は毎日ゆれています もう4月も半分が終わった。どんどん妻の元へ行くときが近づいてくるのを感じる。ところで、先日来話題になっていた、年金の過少支給の問題は、私も該当者だった。たしかに、昨年、扶養家族申告書というA3の大きな紙がきた。昨年までは葉書だった。妻に先立たれた男やもめは扶養者がいないので、出しても出さなくても同じだろうと、たかをくくっていたのだが、今年になって2月分と4月分の支給額通知が来てその少なさにびっくり、今まで見たことがない低額だ。怒りをもって年金事務所に照会した。こうしたサービスの常で、次々と番号を押して要件を絞って担当者に行きつくのだが、行きついたのは男の担当で、あまり親切な感じはしないが、とにかく用紙を送りなおすということで話は終った。その後、年金機構のホームページをみたら、各区に年金事務所があるので、私の区の事務所に電話した。一発で出て担当に繋いでくれた。やっぱりマニュアル通信は気持ちがこもる。そして出てきた担当の女の子もそこそこに親切丁寧である。そりゃそうだろう、相手は年金をもらっている人間なんだから、若いものがいるわけはない、自分の父親とかお爺さんとかを想像するだろう。本部は数が多いから、なかなか細かい対応ができないんですよね。と味方を庇いながら受給者にもソフトである。こちらから用紙送りますから、すぐ返送してください。こっちの方がずっと早く処理できます、と言ってくれた。きっと可愛いやさしい性格の女性なんだろうなと、想像して厚く礼をいった。翌日にはもう用紙が届いた。役所(年金機構も役所の一種だ)でも随分気分の違う対応があるもんだ。年金額が少ない理由もやさしく説明してくれた。つまり、この申告書をださないと、基礎控除130万円が控除されないのだと言う。そんなわけで、2月分はガクッと来たが、4月分は2月分より83,056円も多かった。認知症や年金などで生活していない人などの中には、気にしないでいた人もいるんだろうなとも思う。 (2018.4.13記)
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四 季 雑 感 (41) 樫村 慶一 いろいろ考えさせられたお正月 今年は元号が明治になって150年になる。私は西郷さんと勝さんが会談して(戦争が会談によって回避された顕著な事例だろと思う)江戸が解放され、大政が奉還されたのが1867年なので、てっきり、昨年が明治150年だとばかり思っていた。かと言って、明治150年にどんな意味があるんだろうと考える。この間の150年は短いと思うか、長いと思うか、人それぞれだろうが、私は、平安時代から徳川時代まで位の凡そ500年分くらい、いやもっとたくさんの中身の詰まった150年だと思うので、極めて短いと感じる。なんたって、空を見上げたってお月様が唯我独尊だったし、白い顔をした外人が、赤いはずの鬼にみえた時代からだから。それから100歳超える長寿者が67,824人(2017年9月厚労省発表)もいる、ほんの150年の間の地球上のあらゆるものの変わりようは言葉に尽くせない。明治150年には政府も何か考えているようだが、はて、何をやろうとするのか、楽しみに見ていようと思う。
私は、癌で家族を失った人達の会に加入している。正月は七福神巡り、春秋には近郊の散策のようなことをやるが、今まで私は、みなカメラを持ってないので、適当に会員のスナップ写真をとり、住所やメールアドレスはプライバシー保護のためとかで公開してないので、直接写真を送ることができないため、主催者に適宜配送してもらうように頼んでいた。そしたら、娘曰く、「それはとんでもないお節介なことだ、みながカメラを持ってないのじゃなくて、多くの人は携帯電話を持っていて、撮りたければ自分で撮り自分を撮りたければ自撮りとか人にたのむのよ。パパがやっていることは、100%お節介なことなんだ」と教えられた。余計な親切が仇になっていたかもしれないと反省。
初「四季雑感」だと思って、正月雑感になってしまったが、最後にまじめな話を一つ。月間雑誌で「選択」というのがあるが、正月号に面白い記事がいくつかでた。一つは、ソフトバンクの米国の子会社スプリントがお荷物になり、グループ全体の足を引っ張っているという話とか、楽天の携帯参入には役員会で反対者がでて、総務省の後押しがないと前途は暗い、とかの話しがあるが、これらの話しは同業者のよしみで詳細ははばかる。 終わり (2018.1.12 記) |