No.74 2016年12月25日  

 

 今月のお知らせ 

■ 会員の状況
 新入会員:   倉林 和夫 さん
 退会会員:   なし
          12月25日現在の k-unet 会員数は 463 名です

■ 活動状況
 (1) 12月 9日 2016年度 第5回運営委員会
 (2) 12月13日 関西地区パソコン研修会

■ 予定
 (1) 2月21日午前 2016年度 第6回運営委員会( 新宿区四谷地区センター)
 (2) 2月21日午後 2016年度 第4回パソコン研修会  ( 同  上 )

■ k-unetサイトの新情報
 (1) KDDI誌拾い読み12月号
 (2) Windows 10 時代の "Windows 7"(続編)
 (3) PCアートコンテスト入賞者発表
 (4) デジカメ講習会の模様

 

 今月のコラム 

担当: 町田 香子  

 ☆ 私の愛すべきサウナ ☆

 ジムに通い始めて16年、そのきっかけは認知症の義父との同居で、介護の合間にリフレッシュできる場があればという発想でした。しかし、安易な考えだったというのは、入会してすぐ判明。なにしろ、義父の様子を看ながらヘルパーさんと交代、ジムに駆けつけて、帰りも時間を気にしてダッシュです。結局疲れはて、いったい何をしに通うのかわからないという悪循環でした。
 その後、嵐のような介護生活にも終わりが来て、「さあ、本格的にジムにいそしもう!」と思いきや、あっという間の時の流れは残酷・・。学生時代から引き続き、KDD研究所の合気道部で鍛えた体力は、もはや息切れと持久力の無さとで使いものになりませんでした。
 幼稚園から高校までクラシックバレエを習っていたので、これならなんとかなるとスタジオ・レッスンに出てみたら、すでに皆がレニングラードバレエ団のような稽古着。1人だけジャージで、両足でクルクル周る、バレエ用語「ピルエット」をしてみたら目が回り、その場でバーの下の見学者になりました。
 55歳を過ぎた頃、南米大好きの私は、ラテン系の「ズンバ」というダンスに出会い、我が意を得たりという気持ちになりました。なにせ、インストラクターの振り付けをどんなに間違えようが、何でもOKというノリの良さなのです。汗をかく喜びを知った私はバージョンアップして、サウナで汗を流すことにもハマりました。まして冷え性この上ない私には、これ以上の優しい体温上昇マシンはありません。真冬など、ちょっと入っただけで、その日が一日中暖かくて爽快なのです。
 牢名主のような年上のご婦人たちに敬意を払いながらも、何年もサウナを利用していると、色々なアクシデントに遭遇してきました。夜勤明けの看護士さんがサウナで寝入ってしまい、寝返りを打ったら、3段上からゴロンゴロンと落ちてきたり、夏に太り過ぎたからと入ってきた大きな女性が、ギリギリまで我慢してサウナを出た途端、身体がまるで耐震構造の高層マンションのように揺れ始めたので、更衣室の椅子に座らせました。またある時は、眠くて相手の話に頷いてばかりいたら、なぜかカウンセラーに間違えられ、人生相談を持ちかけられました。内容は重たかったのですが、ドアを開け、すっきりとした彼女の後姿を見ていたら、きっと結論はもう自ら出していたのだろうなあと思えました。
 そしてサウナが川崎市の某区で繁華街に近いという場所柄、色々な国の色々な職業の女性と、膝を突き合せて話すこともあります。まるで異文化コミュニケーションの井戸端会議、グローバルな出会いそのものです。日本人同士でも「孫の子守りが大変」、「ダンナのイビキには参る」などの愚痴で盛り上がったり、「どこの八百屋が新鮮か」、「どこの接骨院に神の手がいるか」等、最高の地元情報も飛び交います。
 こんなとき、ふと思い出す情景があります。町の整形外科医院で早朝から待ち時間を溜まり場として過ごす、楽しそうな高齢者たちの姿を・・。
 最近、道行く人の中に、「あれっ、誰だっけ?」と考えてしまう人がいます。そして「アッ、サウナだ!」と気がつくのです。普段は頭も体もタオルで固め、壁の砂時計の時間ほどの共有者ですから、その人の普段の服装はわかりません。それが、すれ違いざま、髪をなびかせスカートの裾を翻らせて歩く女性たちは皆、綺麗に見えます。私もそう思われるかもしれないと、なるべくジムに通うのに、ジャージにサンダルはやめています。

 

 あとがき 

 このコラムをお読みになった皆様、寒さ厳しき折、少しでも体が温まったら幸いです。素敵なクリスマスとお正月をお過ごしくださいませ。私の来年の目標は、早く牢名主になるべく「流汗滂沱」の日々を送ることです。

   マンスリーレター次号は 山本 勝美 運営委員が担当します。

以 上   

 

 

No.73 2016年11月26日  

 

 今月のお知らせ 

■ 会員の状況
 新入会員:   外村 幹治さん、 浅井 輝之さん
 退会会員:   なし
          11月26日現在の k-unet 会員数は 462 名です。

■ 活動状況
 (1) 11月25日 デジカメ講習会を兼ねた「晩秋の高尾山の散策と精進料理を楽しむ会」 

■ 予定
 (1) 11月28日 サロンk-unet(料理教室)とPCアートコンテスト投票結果の発表会
 (新宿区四谷地域センター )
 (2) 12月 9日 2016年度 第5回運営委員会 (  同  上  )
 (3) 12月13日 関西地区パソコン研修会 (難波市民学習センター)

■ k-unetサイトの新情報
 (1) 投稿 「ホモサピエンスの祖型に近いD型日本人」 (11/8)
 (2) 貴志俊彦氏の新著のお知らせ (11/2)
 (3) 投稿 「パソコン体験談(Windows 10 時代の Windows 7)」 (10/31)
 (4) 四季雑感(第35回) (10/31)
 (5) スマホやタブレットでの閲覧用に、右側のツールボタンを非表示にするボタンを右上に設置しました。是非ご利用ください。

 

 今月のコラム 

担当: 本間  強  

 ☆ 格安スマホ ☆

 今更スマホの話題で恐縮ですが、長年使用していたガラケーからガラホ、そっして格安スマホに移行することにした事情をご紹介します。
 スマホは 2007年にiPhoneが、そして2008年にAndroid が発売されて以来、その便利さが受けて2011年頃から急激に販売台数が増えて今や世界中で携帯端末として使用されている。 スマホが登場したころから便利な携帯端末なので早く使用したいと常々思っていたが、ガラケーからの移行を検討してみたところ利用料金が結構高く、自宅で使用しているインターネット用光ケーブル料金を含めると相当な額を通信会社に支払うことになリあきらめていた。 自宅外でインターネット接続してパソコンを使用する機会がたまにあるため WiMax を使用していたが、新しい規格の WiMax2 が登場して従来の Wimax は利用帯域が狭くなって接続しづらい環境となってしまった。 WiMax2 への移行も検討したがデータ通信のみで利用料金が割高なのであきらめてしまった。 そのため、テザリングが利用でき、限定的にWebサイトが閲覧できるガラホに切り替えてみたが、ちょっと多めにデータを使用するとたちまち割高な定額料金の領域に入ってしまうことが分かり期待外れであった。
 何とかならないものかと思案していたが、最近、MVNO(注1)による格安スマホが盛んに宣伝されていることに気がついた。 調べてみると MVNO は電話利用に主眼を置いたもの、あるいはデータ通信利用に主眼を置いたものなど、色々な利用形態がありそれぞれに応じた料金体系となっており、月々の利用料金は大手通信事業者のスマホの半額から三分の一程度である。 格安スマホは通常の最新型スマホと比較すると機能が制限されている面もあるが、小生のような年代の者にとって日常の利用には不自由しない程度である。
 世の中は携帯といえばスマホであり、高校生は勿論だが小学生や中学生も利用する時代となっている。 このままガラホで過ごすのは後悔するので、6月に思い切ってガラホから格安スマホに乗り換えることにした。 小生の場合はほとんど電話を利用しないので 「データ高速プラス音声通話プラン」 を契約した。 このプランは、1か月3GBまで受信最大150Mbps、送信最大25Mbpsで回線を利用することができ、MNP(注2)でガラホから移行した電話は通話時間に応じて料金を支払う契約である。 使用してみると Web サイトも快適に閲覧でき、家族や知人との電話やショートメッセージは無料の「Line」で通信ができ、メールは無料の Gmail を使用し、テザリングによるパソコンによるインターネット利用も料金を気にせずに利用できるなどいいことずくめであり、大変満足している。 一方、格安スマホへの移行で唯一困ったことは通常のスマホのように店舗で使用方法を懇切丁寧に説明してもらえず、メールなどの種々の設定は自分で実施してほしいと言われたことだが、Webサイトで設定方法を調べるなどして解決することができた。 ちなみに契約したMVNO 事業者は出身会社系列の UQ モバイル にしました。(研修会で格安スマホについて説明する機会を持つことを検討中です。)
 (注1) MVNO: Mobile Virtual Network Operator、 通信設備を所有する大手携帯電話会社から
          回線を借りて通信事業を運営する仮想移動体通信事業者
 (注2) MNP:  Mobile Number Portability、 携帯電話会社を変更した場合に、同じ電話番号で変更後の携帯電話会社のサービスをご利用できる制度

 

 あとがき 

 取手市で暮らすようになってから40年以上経過しました。 引っ越した当時は隣近所は同じ年代の方々が多く、子供達はすぐに仲良しになり遊びまわる子供たちの声で大変にぎやかな日々でした。 40年以上経った現在は我が家を含めて子供達はそれぞれ親元を離れて暮らしている家庭がほとんどであり、空き家もあちこちに点在し静かな環境になってしまいました。 小生宅の隣もしばらく空き家でしたが、現在、業者が建売住宅を建設中であり来年早々に完成するとのことです。 どのような方がお住まいになるのか心配な面もありますが、若い方々が住むようになり、またにぎやかな環境になってほしいと思うこの頃です。

 マンスリーレター次号は 町田香子 運営委員が担当します。

以 上   

 

No.72 2016年10月30日  

 

 今月のお知らせ 

■ 会員の状況
 新入会員:   なし
 退会会員:   12名(会費の納入が無かった元会員で、ほとんどの方と連絡が取れませんでした。)
 10月25日現在の k-unet 会員数は 460 名です。
 (注: 先月号のマンスリーレターでは退会会員数に1名間違いがありました。)

■ 活動状況
 (1) 10月19日 2016年度 第4回運営委員会 (新宿区四谷地域センター)
 (2) 10月19日 2016年度 第3回パソコン研修会 (  同  上  )

■ 予定
 (1) 11月28日 サロンk-unet(料理教室)とPCアートコンテスト投票結果の発表会(新宿区四谷地域センター)
PCアートコンテストの投票は、10月30日(日)から11月20日(日)まで実施します。
 (2) 12月 9日 2016年度 第5回運営委員会( 同 上)

■ k-unetサイトの新情報
 (1) 2016年度PCアートコンテスト応募作品展示中、投票を開始 (10/30)
 (2) さよなら友歩会のページ (10/23)
 (3) KDDI誌拾い読み10月号 (10/19)
 (4) 同期会「しあわせ会」最近の会の模様 (10/1)

■ Happy Birthday ! 欄の終了について
 2012年の11月からスタートしたHappy Birthday!欄を、今月をもって終了することにしました。
 この4年の間に、会員の皆さんからは、想定をはるかに超える171件の投稿をいただきました。しかしながら、このところ徐々に投稿の依頼が難しくなりつつあり、終了することにいたしました。 これまでにいただいたご支援に対し、心からお礼を申し上げます。
 なお、これまでの投稿文は、今後も引き続き、ホームページに掲載をさせていただきます。

 今月のコラム 

担当: 西澤 太郎 

 ☆ 面白い?プログラミング☆
 少し解り辛いことがあるかもしれませんが、なるべく易しく書いて見ますのでお気軽に眺めて下さい。

 私のパソコン歴は、結構古いのですが、当初パソコンをせいぜいワープロ代わりに使っていたのが現状でした。プログラミングを意識し出したのは、エクセルの関数を使うとかなり効率よく作業に使えるようになった頃からです。

 その頃、仕事でデータベースにアクセスしてDOSのコマンド(文字で命令を書く)を使ってデータを取得したり、そのデータをエクセルで料理して使う作業をしていました。
 私のような元々無線関係のアナログ技術屋がプログラミングなんて到底無理と考えていたのですが、元上司の織間さんからこれからはパソコンを使えないとという言葉と当時同じ課の 平塚 逸夫さん(2011/08/07没 享年 59)から貴方は、パソコンを使うことに適しているかもという言葉が頭に浮かんだことがきっかけになったような気がします。

 最初は、プログラミングという概念すら良く理解できずにいたのですが、エクセル、ワード、アクセス等の Microsoft Office には、開発されたばかりの VBA(Visual Basic for Applications)が搭載された頃でした。この VBA の凄いところは、エクセル、ワード、アクセス等で実際に操作した事をプログラミング言語で記録することができ、それを後で見ることができる機能があることです。これによりプログラミングについてかなり勉強できました。最近では、ネット上に VBA についてやさしく説明しているサイトが多数ありますので安心です。
 決して難しくないと思いますので皆さんも面白半分でこの機能を試して見ませんか。

 また、この頃データベースソフトの Microsoft Access を使いはじめたのは、k-unet の運営委員になり会員の情報を管理する仕事を担務することになる少し前でした。アクセスとエクセルの関係は、相性がよく相互のデータをインポート、エクスポート、リンクすることが容易に行え、これにプログラムを加えるととてもデータの処理が効率よくできるようになりました。 

 現在、HP の会員氏名一覧、訃報は、上記の技術を利用して処理しています。入金管理システム、出納簿の構築に数年前から参画させていただいていますが、今年は、2年周期の会費の納入時期で500名弱の会費の納入管理の時期になり、会計の記録、集計、整理等にこのシステムが使われました。
 システムの構築の中で、k-unetのエキスパートである 富士 暹さんから、極めて的確で、きちっと整理したデータや考え方を提供していただいたことにより、経理について全くの素人である私が何とか協力できた次第です。
 富士さんありがとうございました。お陰様でプログラミングのスキルを上げることができました。

 

 あとがき 

 愛犬チコとの毎朝の散歩で、日の出が遅く、寒い日が多くなってきたと感じています。
今年もあと2ヶ月となり、年賀状、お節という言葉が目につくようになってきました。
 来年早々、私は後期高齢者となるため運転免許証の更新のため11月に認知症の検査を受けることになっていますが、無事に通過できるか少し心配です。

   マンスリーレター次号は 本間 強 運営委員が担当する予定です。

以 上   

 

 

No.71 2016年9月26日  

 

 今月のお知らせ 

■ 会員の状況
 新入会員:   2 名  藤岡 雅宣 さん、松本 修一 さん
 退会会員:   16 名  
 逝去会員:  5 名
        9月25日現在の k-unet 会員数は 471 名です。 
年会費支払いの時期に際して、会員の中には、高齢化によりPCに触れる機会が少なくなったこと等により退会を選択する人数が増えています。また、会員ご本人の健康状態などの状況が明らかになりました。

■ 活動状況
 (1) 9月21日 2016年度 第2回パソコン研修会(町田)

■ 予定
 (1) 10月19日 2016年度 第4回運営委員会 (新宿区四谷地域センター)
 (2) 10月19日 2016年度 第3回パソコン研修会 (  同  上  )
(3) 11月28日 サロンk-unet(料理教室)とPCアートコンテスト投票結果の発表会(  同  上  )

■ k-unetサイトの新情報
 (1) パソコンアートコンテスト作品募集中(9月5日から10月28日まで)

 

 今月のコラム 

担当: 京極 雅夫  

 ☆ Windows 10 バージョンアップ後のPCトラブルとその対応 ☆

小生のPCはWindows 7ですが、この5月にWindows 10に自動的にアップされてしまいました。一応無事にバージョンアップは完了しました。ドライバや一部ソフトの更新を行い、使用していました。デスクトップが異なるのと、日本語変換は従来からのIMEは使えずにWindows 10用の別IMEでないと働かないので操作面で面喰いました。
順調に使用していたところ、8月末になって、PC使用中に突然画面が暗くなって、ハードディスク(HDD)のアクセスランプが点きっぱなしになり、システムディスク(今どきこのようなディスクなど無い)をドライブに挿入するよう要求されたり、PCが立ち上がらなくなってしまいました。立ち上げ時にキーF8とかF12を押してBIOSから現象分析を試みました、

1回だけ表示されたトラブルシューティング手順に沿って操作を行いましたが、「PCを再起動し、OSを選択し、システムの復元を選択して下さい」とか「Windowsがインストールされているドライブのロックを外してやり直してください」とか、対応できない手順が示されました。つまり、HDD へのアクセスが不能となり、状況は改善できませんでした。

PCのバックアップ状況は、屋内に設置したLAN接続のハードディスクに約半年前までのバックアップ(マイドキュメントなど)は行っていましたが、その後は更新していませんでした。また半年前にシステムのイメージを内蔵のドライブD(最初にパーティションを切っておいた)に保管したが、これで復旧できるかどうか。これが頼みの綱となりました。

k-unet 運営委員のNさんから、PCの動作を確認するとともに、HDD 内の大事なデータを外付けメモリに取り出すために、DVDドライブからOS Linux(具体的にはUbuntu)を立ち上げてPCを動作させる方法を伝授されました。(Nさん以外からも助言を頂きありがとうございました)PCはUbuntuで立ち上がりましたが、HDDが1台のみ認識されましたがアクセスは不能となっていたため、ここからドキュメントなどの文書を取り出すことができませんでした。残る対策は、PCを工場出荷時の状態に戻す(Windows 7への)システムリカバリでした。

結局システムリカバリを行うことにしました。取扱説明書にて、ゼロキーを押しながら電源SWを入れることにより、パーティション状態を変更せずにリカバリが行えることを確認しました。これは、C:ドライブの内容は全て削除されてしまうが、それ以外は保持されるオプションです。
リカバリにはHDD内に保存されたリカバリツールを使用して進めることとして、PC購入当初に作成したリカバリ用のDVDは使用しません。
そして、1時間でリカバリは正常に終了し、再起動して、また約1時間半待って「ようこそ Windows 7 」が表示されました。
ところが「ハードディスクの問題が検出されました」と表示されてびっくり。調査も対策も何も行わないでPCを修理に出すとかHDDを交換するとかは想定外なので、バックアップ手順を進めるオプションを選び、更に数時間、途中何度もHDDに問題が検出と表示が出ましたが、手順を進めていきWindows のセットアップと表示された後、リカバリを完了していますとなりました。
そして、半年前にとっておいたシステムのイメージを復元する手順に入り、これにもかなり時間を費やして復元が完了したようでした。同時に相当な行数のエラー・ログが生成されていました。

デスクトップ画面は購入直後の配置と壁紙が表示されてびっくり。ともかく、マイドキュメントは半年前に戻ったようです。しかし、PCの動作は何となく重くなっていると感じられています。

これだけの調査の手間とリカバリの手間がかかり、HDD の問題が検出されたと頻繁に表示されるので、もうHDD の交換しかないと考えています。

この不具合はWindows 10へのアップグレードが悪さしたのかどうかは分かりません。現在は、Windows Vista の古いPCを故障しないようにと祈りながら使用しています。

結局、PC購入時に万一に備えてリカバリディスクを作成しておく、マイドキュメントなどデータを頻繁に外部の記憶装置にバックアップしておく、システムイメージを作成しておく、ことが重要だったと認識したわけです。
賢明なる諸兄は充分にバックアップなどの対策をとっていると思いますが、これは小生の現在進行形の苦労話です。

 

 あとがき 

地球温暖化の影響もあると思いますが、今年は台風の発生場所や進路が平年と異なり、7月頃から風と雨が日本列島に集中的に襲ってきています。台風や大雨が地震や津波の被災地の復旧の妨げにならないよう願っています。

次号のマンスリーレターは西澤運営委員が担当する予定です。

以 上   

 

No.70 2016年8月25日  

 

 今月のお知らせ 

■ 会員の状況
 新入会員:   なし
 退会会員:   1名  
          8月24日現在の k-unet 会員数は 490 名です

■ 予定
 (1)  8月30日 2016年度 第3回運営委員会( 新宿区四谷地区センター )
    k-unet意見交換会・交流会も予定していますのでふるって参加下さい。
 (2)  9月21日 2016年度 第2回PC研修会 ( まちだ中央公民館 ) 
 (3)  2016年度PCアートコンテスト9月初旬開始予定

■ k-unetサイトの新情報
 (1) KDDI紙拾い読み7/8月合併号(要ログイン)
 (2) イヌ・ネコペットの写真を募集中~ネコの写真展を開催中
 

 今月のコラム 

担当: 北野 志津子

  ☆ 山手線新駅の名前は? ☆

 山手線に乗り品川→田町に電車がさしかかると他の区間に比べ一寸長いのでは?と常々思っていた。 田町に急ぐ気持ちが一層そう思わせたのかもしれないが・・・。

今回思いがけなく「山手線に新駅が出来る本当の理由」市川宏雄著メデアファクトリー新書 を手にすることになり、ある種の興味を持って読み始めたのだった。
すると品川・田町にかけて広がっている巨大な空間13haにJR東日本の品川車両基地を利用して山手線30番目の駅を2020年めがけて建設し、併せて品川周辺区域を再開発するという構想があるらしい事が分かってきた。
私は「あの場所に新駅が出来る」という構想に只驚き、嬉しく読み進めたのであるが、内容的には周辺区域を再開発して将来国際的にも品川発日本を飛躍させたいという「壮大な計画」であるらしいのだ。

 実はこの計画は2012年1月に五大新聞が取り上げて一斉に報道しているので記憶に留めておられる方もおられるかと思う。でも巷でこの話題が盛り上がっているとも思えないので現状はどうなっているのかと少し調べてみることにした。またその時点では東京オリンピック・パラリンピック開催の話も現実的では無かったはずなので構想はだいぶ異なっていると思われたのである。
調べてみると2014年6月にJR東日本は山手線30番目の新駅構想を正式に発表していたのだった。駅名は公募で決めるという。

品川開発プロジェクトにおけるまち作り基本概要とは (2015年8月 JR東日本株)

新駅の設置場所は

  田町駅から約1.3km,品川駅から約900m付近。

特徴

  新駅と街が一体となった象徴的賑わい空間

開業時期    

  2020年の東京オリンピック・パラリンピック競技大会に合わせ暫定開業を予定。

コンセプト   

  ●世界中から企業と人材が集い多様な交流が望めることから新しい価値が生まれる国際的な交流拠点を形成する。
  ●駅前には人・駅・街・地域をつなぐ賑わいと魅力ある人中心の広場空間を演出する。
  ●歴史や文化が感じられ歩いて楽しい歩きたくなるような自然豊かなまち作りをめざす。

品川駅は羽田空港に近く東海道新幹線停車駅である事、JR東海が平成39年に開業を予定しているリニア中央新幹線のターミナル駅になることがキーワードとなりこの先目が離せない場所になるに違いない。
またその経済効果、利便性において2020年以降の海外からの玄関口として新たな役割が果せるかどうか大変重要な位置を占めそうなのだという。
新駅名は「高輪」「港南」「泉岳寺」あるいは・・・、皆さんも応募してみませんか。

●実はこの本は頂いたもので最新版かと思いきや2012年発行だったのでいささか古いニュースではあったのだった。 そこで現在の状況を調べてみたところ、品川駅付近では主要な工事箇所では工事用道路やプレハブなどが目立ち、着々と計画は進んでいる事が分かった。

●先日、四歳の孫と山梨県立リニア見学センターを訪れた。ミニリニアに乗って浮上走行の模擬体験をしてみたが、”浮いている”体感はしなかったものの、しばし童心に帰って楽しい時間となった。前倒しの開業予定は11年後とか。時速500kmを利用する日が楽しみなような怖いような!(笑)

 

 あとがき 

 熱戦を繰り広げていたリオオリンピックが無事閉幕しました。地球の裏側での日本人選手の大活躍は、私たちにたくさんの元気とエネルギーを届けてくれました。日夜TV観戦に忙しく寝不足気味の方も多いのではないでしょうか。そんな中、女子柔道70K級金メダリストの田知本遥選手が元KDD社員のの 林 義雄 さんのお孫さんである、との素晴らしい情報をいただき、早速k-unetのHP上で皆さんにお知らせいたしました。林さんとご縁のある方もない方も、このニュースがぐっと身近に感じられたことと思います。今後のご活躍を応援していきたいですね。

   マンスリーレター次号は 京極 雅夫 運営委員が担当します。

以 上   

 

 

No.69 2016年7月23日  

 

 今月のお知らせ 

■ 会員の状況
 新入会員:   なし
 退会会員:   3名(6/26以降)
            7月23日現在の k-unet 会員数は491 名です

■ 活動状況
 (1) 7月1日  2016年度 第1回サロンk-unet 12名参加
           参加者が用意したおつまみ類を賞味しながらの談話会形式とした。
 (2) 7月12日 第1回会計担当者会議
           年会費の納入状況と今後のお願いの方向

■ 予定
 (1) 8月30日(火) 2016年度 第3回拡大運営委員会( 新宿区四谷地域センター)
 (2) 9月21日(水) 2016年度 第2回PC研修会    ( まちだ中央公民館)

■ k-unetサイトの新情報
 (1) 同好会/昭和会のページ
 (2) 第1回パソコン研修会模様
 (3) 第1回サロン kunet開催模様

■ 年会費支払いのお願い
支払い期限は、8月末日です。 これからという方は、詳細を ホームページ にてご覧になり、よろしくお願い致します。

 今月のコラム 

担当: 鎌田 光恵  

 ――通信費の内訳チェック!――

1.発端
 2015年総理府統計局による6か月間家計簿調査の協力依頼を受けました。毎月の家計簿を様式にしたがってまとめ提出するのですが、携帯電話料金が異常に高いことに疑問を抱いたのです。インターネットによる情報検索や友人たちとのメール交換で料金が高くなっているものとばかり思い込んでいたのですが内訳を調べてみるとそうではなかったのです。
 サービス別利用料金をみるとau電話料金、auひかり料金、au one net料金までしか分類されていません。157番に電話で尋ねても要領を得ません。何回か電話での問い合わせを重ねるうちに「あなたはもう1本携帯電話を持っていませんか」と尋ねられました。心当たりがありません。新宿西口のB量販店で携帯や、タブレットの新機種の説明を受けた際、自分のau電話料が高すぎることを話すと調べてくれました。そこで、私が2008年5月、win w05kというルーターのようなCFタイプのデータカード(080-XXXX-XXXX番号付き)を購入していたことが判明しました。そう言えば2008年ごろk-unetの講演会にPCを持参しインターネット画面をスクリーンに映し出して使用する必要があり新宿西口Y量販店でルーター機能のあるデータカードを購入し何回か使用した記憶がありました。その後、ひかり回線とかスマホ登場でデータカードの必要がなくなりカードのことなど忘れてしまっていたのです。
2.次のアクション
 早速157番を呼び7年以上も使用していないのに料金を支払うはめになっていた携帯番号を伝え、winサービスの取り消しを申し出ました。答えは、「承知しました。一度取り消すと再度の使用はできなくなりますがよろしいですね」ということでしたので「はい」と答え一件落着したと思いました。
3.実は取り消し処理はなされていなかったのです
 2015年12月、2016年1月、2月の携帯電話の詳細情報で、チェックしたところau電話料金には以前と大きな変化がありません。すぐ157番に苦情を申告したところ、「携帯電話番号の取り消は157番ではできず、auショップに出向いてのみ可能となる」旨の回答があり唖然としました。去年11月に電話で問い合わせをした時はそんな説明は一切なかったものですから。
3月末、新宿東口のauショップ(この店は雰囲気もサービスもvery good!)に出向き身分を証明するものを提示し問題の携帯番号の取消し処理を申請、受理されました。
4.反省
 総務省の家計簿調査(報酬は500円の図書カード1枚)に応じていなければ、データカードwin w05k の料金をこの先も延々と支払い続け、携帯電話料金とは高額なものだと思い続けていたことでしょう。思い込みは止めましょう。

 

 あとがき 

 今年は偶数年ですからk-unetの年会費の徴収年にあたります。4年前に年会費徴収を開始した時は4年分と2年分の2種からどちらかを選択することをお願いしましたが、今年からは2年分の支払いのみに1本化しました。年次総会終了後5/10に会費納入のお願い文を発出し6/22の第1回運営委員会で56%の会員から納入が完了していることが会計担当から報告されました。7/6に再度の納入願い文を発出し、目下順調(?)に受領中であるとお知らせしたいのですが難局に差し掛かりつつあります。主な理由は会員の高齢化によるPC離れともいえるでしょうか。加齢により何事も億劫になってしまうのが一般的ですから止むなしでしょうか。

   マンスリーレター次号は 北野志津子運営委員が担当します。

以 上   

 

 

No.68 2016年7月23日  

 

 

 今月のお知らせ 

■ 会員の状況
 新入会員:   なし
 退会会員:  2 名
          6月22日現在の k-unet 会員数は 494 名です。

■ 活動状況
 (1) 6月22日午前 2016年度 第2回運営委員会(新宿区四谷地区センター)
 (2) 6月22日午後 2016年度 第1回PC研修会   (    同上    )

■ 予定
 (1) 7月1日13:00~16:30 2016年度 第1回サロンk-unet(新宿区四谷地区センター11F調理工作室)
 (2) 8月30日午後 2016年度 第3回拡大運営委員会(新宿区四谷地区センター)

■ 年会費支払いのお願い
支払い期限は、8月末日です。 これからという方は、詳細をホームページにてご覧になり、よろしくお願い致します。

■ k-unet サイトの新情報
 (1) 総会の模様
 (2) KDDI誌拾い読み6月号
 (3) 最近開催の同期会(なれあい会、五三の会、3F会)の模様
 (4) au CMサイトへのリンク

 

 今月のコラム 


担当: 楳本 龍夫  

 ☆ 街歩きは山登り ☆

 友人や同僚と東京の街を歩いていると、「お前は地下鉄の駅のエレベータの位置をよく知っている」としばしば褒められます。そのかわり、階段の場所はよく知りません。したがって、以下の話はいささか説得力に欠けますが、思考実験としてお付き合いください。
 健康を保つ秘訣は体を動かすこと、適度な運動をすることがよく言われます。ウォーキングや軽い登山などが真っ先に頭に浮かびますが、わざわざ山登りに出かけなくても、地下鉄を利用して街の中をあちこち歩きまわるだけで山登りに匹敵するいい運動になるのではないかという説を提案したいと思います。
 というのも、実は最近、活動量計を入手して、常時これを身に付け、脈拍、消費カロリー、歩数などを計測し、データの管理をしかっりとやるようになったのですが、都心に出かけてあちこち動き回った日のデータを見ると、予想外にエネルギーを消耗しているのに気付いたのです。そこでちょっと考えてみました。
 副都心線の渋谷駅に着いて、渋谷から銀座線を利用して青山一丁目に行き、ここで大江戸線に乗り換え、六本木で降りて地上に出て、歩いて国立新美術館に行くことを考えます。歩く距離はおよそ1kmです。運動のコースとしてはたいしたことはなさそうですが、健康のため、もしすべて階段を利用することにすると、副都心線の渋谷駅から地上までが30m、三階にある銀座線の渋谷駅が地上13m、大江戸線六本木駅は日本一深いところにある駅で、42mの深さですので、全高低差は85m、この高さを階段で上ることになります。こんなことを複数の駅で繰り返せば200mや300mくらいはすぐに行きそうです。死ぬかもしれませんが。
 大深度地下使用法という法律のおかげで、比較的最近開通した地下鉄はとても深いところを走り、これら路線の駅も深いところにあります。実際には迷わすエレベーターやエスカレーターを利用したほうが身のためですが、ちょっとした階段の上り下りは避けられません。
 電車の乗り換えも立派なウォーキングになる場合があります。たとえば東京駅で山手線から京葉線ホームに向かうと、京葉線ホームは鍛冶橋通りの地下にあり、とんでもない距離を歩く羽目になります。直線距離は400mくらいですが、事情を知らなければ途中でかなり不安を覚えてくる長さです。さらに京葉線ホームは深いところにあって、まっしぐらに歩いても10分程度かかるようです。また、お江戸日本橋の三越前駅でうっかり半蔵門線から銀座線に乗り換えようとすると日本橋北詰から室町三丁目南までの300mの地下コンコースを歩くことになります。これはもう立派なウォーキングです。逆に日本一短い駅間距離(300m)の丸の内線新宿駅から新宿三丁目駅などは、地下鉄を使わずに歩いてしまうことが多いのではないでしょうか。
 また街の地形の問題もあります。たとえば東京の場合。お茶ノ水は渓谷で猿楽町との間は崖、渋谷は深い谷、目黒川は崖下を流れる川で、街中のいたるところで有名な坂道に出くわします。大阪は水の都の印象が強く、東京ほど坂道の多い街ではないかもしれませんが、天王寺あたりには結構由緒ある坂道が多いようです。
 このように街中の移動は本来の地形や都市インフラの構造から、かなりの高低差のある移動や長い距離の歩行を伴うことが多くなっており、結果的にこれらが嵩んで、けっこうまともな運動になっていると考えられます。たとえエレベータを好んで利用するとしても、予想外のエネルギー消耗に繋がっているようです。それが証拠に、都心を歩いていると活動量計の有酸素運動の通知アラームが鳴りっぱなしになります。
 そこで、これを逆手にとって、積極的に街に出かけてみてはいかがでしょうか(これからの季節、熱中症予防のため飲み物の携行は必須です)。その際、本来の地形を観察したり、古地図を参考に昔の地形を想像しながらうろうろすると、かなり楽しく街歩きができるはずです。同時に、階段をほんの少しだけ積極的に使うことを心がければ、ヘタな山登りよりトレーニング効果があるかもしれません。山の中と違い、エレベータやエスカレータが利用可能なので、自分の体力に合わせてこれらを併用することもできます。
 ともあれ、楽しく街歩きが出来る体力と心の余裕をいつまでも持ちたいものです。

 あとがき 

 健康診断を受けるのは健康でなければ無理という笑い話がありますが、街歩きができれば健康な証拠、さらに楽しくできれば心の余裕もありということで、そういう心身の健康をいつまでも持ちたいものです。健康であれば死んでもいいわけですから。

   マンスリーレター次号は 鎌田 光恵さんが担当します。


以 上   

 

 

No.67 2016年5月25日  

 

 今月のお知らせ 

■ 会員の状況
 新入会員: なし
 退会会員: 1名  
       5月20日現在の k-unet 会員数は496名です

■ 活動状況
 (1)4月26日 2016年度k-unet年次総会

■ 予定
 (1)6月22日午前 2016年度第2回運営委員会(新宿区四谷地区センター)
 (2)6月22日午後 第1回PC研修会     (  同  上  )

■ 年会費支払い 及び お見舞い募金
 (1)年会費支払いのお願い
2年分 1,000円のお支払いをお願いしております。 支払い期限は、8月末日です。 詳細は、ホームページにてご覧になれます。
 (2)お見舞い募金
熊本地震で被災された KDD・OB の河野達さん、敦子さんへのお見舞い募金に対し、約100名のk-unet会員およびKDD・OBの方々から、沢山のご協力をいただき、ありがとうございました。
寄せられました見舞金は河野さんに送金されましたことをお伝えいたします。

 

 今月のコラム 

担当: 稲垣 和則  

 ☆ 人間 vs 人工知能(AI) ☆

  最近マスコミで、人工知能(AI)の話題が頻繁に取り上げられています。k-unetはパソコン同好会からスタートしたこともあり、多くの皆さんも関心をお持ちではないでしょうか? 自動車の自動運転の話題や、囲碁&将棋でプロに勝利といったことや、はたまた、小説の執筆、入試問題への挑戦といった話題まで、人間の知能の領域を凌駕しつつあるように感じます。
  数十年前、ファミコンの将棋ソフトを楽しまれた方も多くおられると思います。 最初の数十手はもっともらしい手を打ってきますが、駒がぶつかり始めるととんでもない酷い手を打ち始め、「まだまだ大したことないなぁ」と溜飲を下げたものでした。 しかし、1997年IBMのスパコンが、オセロ、チェスと立て続けに世界チャンピオンに勝利しました。 それでも将棋、囲碁となると複雑さが段違いで、コンピュータ(AI)が人間に太刀打ちできるのはまだまだ先の話を思っていました。 谷川浩司・日本将棋連盟会長も、当時、AIがプロ棋士に勝てることは自分が現役の間はないと予測していました。
  それもそのはず、将棋、囲碁の複雑さは桁違いだからです。 選択肢で比較すると、オセロ :1060、 チェス:10120、 将棋:10220、 囲碁:10360 と言われています。 これらの数字がいかに凄いかを、新聞紙(厚さ0.1mmとします)を重ねたときの枚数と厚さの関係を考えると実感できます。 例えば、重ねる枚数を 103 としますと、厚さは約 0.1mm x 103 = 10cm となります。 枚数が 108 となると富士山の高さを越えます。 そして、1013 となると月を超え、1030 で宇宙の果てに届くことになります。 これで、将棋:10220、 囲碁:10360 が、とてつもなく選択肢の多い複雑なゲームであるということが感じとれるかと思います。
  ところが、ここわずか数年の間にAIは急激な進歩を遂げます。 人類の最後の砦といわれた将棋、囲碁の世界において、トッププロ棋士が相次いでAIに負かされるという衝撃のニュースが世界を駆け巡りました。 将棋の世界では 2013年から今年にかけて行われた戦(電王戦)で、相次いでプロが敗れました。 より複雑な囲碁の世界でも、今年3月に世界トップ棋士(韓国:季世ドル)が、グーグルの「アルファ碁」に 1勝4敗で敗れました。 この急激な進歩を可能にした技術は「ディープラーニング」(深層学習)といわれています。 この技術が注目されるようになったのはつい4, 5年前で、これまでの虱潰しに最善手を探す手法から、パターン認識技術をもとに、直観や勘で最適解を選び出すといった人間的なアプローチを可能にしたようです。 「ディープラーニング」の情報処理の手法は、人間の脳の神経回路(ニューロン)の情報伝達・処理の仕組みをまねたと言われています。 AIの進歩は凄いですが、そのモデルとなった人間も凄いですね!

 

 あとがき 

  AIが強くなると、プロ棋士の研究はこれまでの仲間の棋士相手から、より強いAI相手に変わっていくように思います。 囲碁、将棋といった世界では、「殺し屋」、「宇宙流」といった個性的なプロ棋士が多く、ユニークな差し回しを見るのが楽しみでしたが、AI相手では、駆け引きもなければ、個性も育たないのではと心配します。 上目づかいに相手の表情を窺いながら、時として一発勝負にでる面白さは、相手が人間であってこそ感じられるものはないでしょうか?

   マンスリーレター次号は 楳本 龍夫 運営委員が担当します。

以 上   

 

No.66 2016年4月25日  

 

 今月のお知らせ 

■ 会員の状況
 新入会員:   3名  大渕 康弘 さん、 松島 裕一 さん、 膳所 博美 さん
 退会会員:   なし
          4月25日現在の k-unet 会員数は 497 名です。

■ 活動状況
 (1) 4月14日 2016年度 第1回運営委員会
 (2) 4月14日 2015年度 会計監査
 (3) 4月26日 2016年度 k-unet年次総会

■ 予定
 (1) 6月22日午前 2016年度 第2回運営委員会(新宿区四谷地区センター)
 (2) 6月22日午後 2016年度 第1回PC研修会   (    同上    )

■ k-unet サイトの新情報
 (1) 熊本大地震のお見舞い
 (2) 四季雑感最新号
 (3) KDDI誌拾い読み4月号

 

 今月のコラム 


担当: 石垣 英明  

 ☆ 心理学ブーム ☆

最近、書店に立ち寄ると、アドラーの心理学の本が多数ならべてあり、マンガ本まであります。 アドラーは、今から一世紀ほど前に活躍したオーストラリア生まれの心理学者・精神科医です。 日本においてはごく最近まで、その名をほとんど知られていませんでした。 欧米ではフロイトやユングと並ぶ「心理学の三大巨頭」の一人として高く評価されています。 2013年に出版された著書「嫌われる勇気」が100万部を超えるベストセラーとなり、ブームとなったのがアドラー心理学です。 私が手に取った本は100分de名著「人生の意味の心理学」でした。 専門用語が使われていないので読みやすく、読後、自分についての見方が変わり、他者に関心を持つこと、他の人の目で見て、他の人の耳で聞き、他の人の心で感じること、他利の精神を持つことに気づかされました。 アドラーの心理学の特徴は、あらゆる対人関係は「縦」ではなく「横」の関係にあり、人と人とは対等であると考える点にあります。 アドラーは「あらゆる悩みは対人関係の悩みである」といっており、本文では「自分自身の幸福と人類の幸福のためにもっとも貢献するのは「共同体感覚」である。 それゆえ、人生の問題へのすべての答えはこの結びつきを考慮に入れなければならない。 それは我々が他者と結びついて生きているということ、もしも一人であれば滅びるであろうという事実に照らした考えでなければならない」「大切なのは何が与えられたかではない、それをどう使うかである」「人生が複雑なのではない、あなたが人生を複雑にし、それゆえ幸福に生きることことを困難にしているのだ」「『変われない』のではない、『変わらない』という決断を常に行っているだけだ」「自由とは、他者から嫌われることである」と語っている。 アドラーのいう「共同体感覚」は理想であり、すべての人が他者を仲間とみなして、互いに協力しあう世界が、そう簡単に出現するとは思えませんが、理想だけがこの現実を変える力を持っており、現実はこうなのだと現実を追認するだけでは世界は変わりません。 そのためには、自分は日々の生活の中で何ができるかを考えていかねばならないと論じています。
もう一冊の本は、仏教学の先生から勧められたフランクルの「夜と霧」です。 著者はウィーン生まれの精神科医であり、ナチスの強制収容所での体験談を書いたものです。 フランクルは「自分の人生は何のためにあるのか」という問いに答えが見つからなければ絶望するだけだといい、代わりに「自分の人生は何のためにあるのか」ではなく、「自分が生かされているのは、私にしかできないことがあるのではないか」と問うべきであると論じています。
最後に、林 修著の「いつやるか?今でしょ!」という本に述べられている逆算の哲学です。 ゴールを見極め、そこからの引き算を考えること、5年後の自分の姿を想像せよ、あと5年しか生きられないと考え、そこから逆算して、今日という日を生きる意識を持つべきである。 いつかやらなければいけないことがあれば、いつやるか、今でしょ、目標達成にむけて今年・今月・今日という時間を大切にして生きていく意識を持つことが生き生きした人生になるのではないかと述べられています。

 あとがき 

4月14日に前震、4月16日に本震の震度7の大地震が2度も、熊本県熊本地方に発生しました。 49名の尊い命が奪はれ、ライフラインがズタズタになり、多くの家屋が全半壊する等の被害が起きました。 いまだに5万人余りの人々が避難生活をよぎなくされていることに心が痛みます。 一刻も早く余震がおさまり、復興が進められることを願います。 熊本地震に対して自分が何ができるのかを考える一方、活断層地震が起きやすい日本に住んでいることを理解し、住宅の耐震補強や家具の固定など、普段から防災に備えて、できる対策をしておくことが大切だとあらためて感じさせられました。

   マンスリーレター次号は 稲垣 和則 運営委員が担当します。

以 上   

 

 

No.65 2016年3月25日  

 

 今月のお知らせ 

■ 会員の状況
 新入会員:   1名  福井 民雄 さん
 退会会員:   2名(逝去)  新堀 理 さん、 舟橋 友一郎 さん
          3月25日現在の k-unet 会員数は 494 名です

■ 活動状況
 (1) 3月 7日 2015年度 第3回サロンk-unet
 (2) 3月16日 2015年度 第3回会計担当者会議

■ 予定
 (1) 3月25日 2015年度 第4回PC研修会 ( 町田市町田市民フォーラム視聴覚室)
 (2) 4月14日 2016年度 第1回運営委員会 ( 新宿区四谷地域センター)
 (3) 4月26日 2016年度 k-unet 総会 ( 新宿区四谷地域センター)

■ k-unet サイトの新情報
 (1) 同好会 KDD友歩会 平成28年度上期予定表
 (2) 会員からの投稿 百人一語(松本一夫さん)
 (3) 同好会 昭和会のページ
 (4) 第3回 パソコン研修会模様
 (5) 第3回 サロンk-unet開催模様

 

 今月のコラム 


担当: 山本 勝美  

 ☆ マイナンバー雑感 ☆

昨年の暮れごろに、個人番号(マイナンバー)カード通知書が皆さんのところにも郵送されてきたものと思います。
マイナンバーカードは住民票がある全ての住民が対象ですが、通知書は世帯ごとに全世帯に送られました。
政府は、導入の趣旨として、住民票を有するすべての個人に固有の番号を付与して社会保障、税、災害対策の分野で活用し、行政の効率化、国民の利便性向上、公平で公正な社会の実現を図るとしています。
マイナンバーカードの取得は義務ではないのですが、次のようなメリットがある「最強の本人確認書類」だと宣伝しています。
 ・身分証明書として本人であることの証明ができる。
 ・コンビニで住民票や印鑑証明が取得できる。
  (但し、住んでいる市区町村がコンビニでの証明書発行に対応していることが必要です。)
 ・インターネット上で、自分の特定個人情報の利用状況を確認できる。
 ・公的個人認証の電子証明書として使用できる。

一方、国民一般の懸念としては、次のようなものがあります。
 ・個人情報の漏洩の可能性が増加する。
 ・マイナンバーの不正利用(なりすまし)によって、財産その他の被害を受ける可能性がある。
 ・国家によって、個人情報が名寄せされて、一元管理されるのではないか。

マイナンバーカード通知書には顔写真が入っていないので、本人確認のためには別に免許証等の顔写真付きの証明書が必要となります。
マイナンバーカードの取得は交付申請が必要です。申請方法には、マイナンバーカード通知書に同封されている申請書に署名又は捺印し、写真を添付して郵送する方法と、スマートフォンまたはパソコンから写真を電子ファイルで添付してオンラインで申請する方法があります。マイナバーカードの交付準備ができると、市区町村から「交付通知書」が郵送されますので、これを持って役場の窓口に受け取りに行きます。

ここまでは、制度のあらましの説明ですが、皆さんは、マイナンバーカードを取得されますか?
一部のメディアや団体は、国民総背番号制の再来として、通知書すら受け取りを拒否すべきだとしていますし、将来的には所得の総合課税につながるのではないかと危惧する高額所得者もいるようです。
但し、番号制度そのものは施行されているわけですから、通知書やカードを受け取らないことにどれほどの意味があるのかは疑問です。

カードの交付に時間がかかっていたり、一部で同姓同名の個人間でデータの取り違えがあったりとかの問題はありますが、私はカードを取得して活用していこうと考えています。まずは、所得税の確定申告をe-Taxで処理する際の電子証明としての利用です。電子証明の有効期間も10年間になるようですし、来年のe-Tax処理に向けてカードの交付申請をしようと思っています。

 あとがき 

2015年度最後のマンスリーレターをお届けしました。
4月26日には2016年度の k-unet 総会が開催される予定です。
総会およびその後の懇親会に、多数の会員の皆さんのご参加をお待ちしています。

   マンスリーレター次号は 石垣 英明 運営委員が担当します。

以 上   

 

 

No.64 2016年2月26日  

 

 今月のお知らせ 

■ 会員の状況
 新入会員:   豊田 秀一 さん
 退会会員:   なし
 ご逝去会員: なし
 k-unet 会員数: 2016年2月26日現在495名

■ 活動状況
 (1) 2月16日(午前) 2015年度 第6回運営委員会(新宿区四谷地域センター)
 (2) 2月16日(午後) 2015年度 第3回パソコン研修会 (同  上)

■ 活動予定
 (1) 3月 7日 第3回サロンk-unet(新宿区四谷地域センター)
 (2) 3月16日 会計担当者会議
 (3) 3月25日 2015年度 第4回PC研修会(町田市民フォーラム視聴覚室)

■ k-unet サイトの新情報
 (1) 会員からの投稿 TPPの誤訳
 (2) 四季雑感 蟷螂の斧じゃなければいいのだが
 (3) 会員の出店 AKIO の出店ページ Cebu島『僕の村』
 (4) 『伝承・静御前』 横井 寛〈著〉の紹介

 

 今月のコラム 


担当: 本間  強  

 ☆ 電力自由化 ☆

皆さんご存知のとおり法律の改正により今年の4月から一般家庭向けの電力小売りが自由化されます。 今までは地域ごとの電力会社が独占して消費者に電気を供給していましたが、4月からは様々な会社が消費者に電力を供給できるようになります。

従来の地域毎の電力会社10社に加えて、コンビニ、ガス会社、石油会社、通信会社、商社など2月8日の時点で 160社あまりの会社が4月からのサービス開始に向けて準備を進めているとのことです。 最も関心があるのは電気料金がどうなるのかですが、今まで比較的高額な電気料金を支払っている家庭では値下げが期待できるようです。 各社は電気代と他のサービス(通信料金割引、ガソリン代割引、プリペイカードへのキャッシュバック等)との組み合わせで提案を行っていますので、少なめの電気料金の家庭でもメリットが出てくるとのことです。 そのため電力会社を選ぶ場合は電気料金以外のサービスを考慮して検討する必要があります。 KDDIも 「auでんき」 という名称で関西電力などと提携してauユーザーを対象に電力提供を全国展開するとのことで、毎月の電気代に応じてスマホとのセット割引や au Walletプリペイドカードへのキャッシュバックを行うそうです。

電力自由化によるメリットだけが宣伝されていますが、デメリットも当然あります。 まず、発電設備の運営管理や保守などの技術力やノウハウが不十分な会社が参入する可能性もあり、電力自由化が先行しているアメリカで起こったたような大規模停電が発生するのではとの不安もあります。 日本ではこうした不安を解消するために電力の安定供給のためのルールが策定されており、電力の安定供給の要である送配電網には規制を残して既存の電力会社の独占を認める代わりに安定供給の義務を課しています。 仮に新規電力会社がトラブルなどで十分な電力を供給できなくなった場合には既存の電力会社が不足分を補うことになっており停電する心配はないとのことです。
次に、電気料金ですが、価格設定が自由化されて競争が発生するということは、値下がりだけではなく、逆に値上がりする可能性もあり得ます。 電力自由化が進んでいるヨーロッパで燃料費の高騰や天候の影響等により電気料金が実際に値上がりした事例もあったとのことです。

ネットで検索すると電力自由化の損得や料金比較のサイトも沢山紹介されていますが、正直なところ、どの会社を選ぶのが得なのか良く判らない状況です。皆さんも少しでも得をするようにそれぞれのご家庭の実情に合わせて最も適した電力会社を選択しましょう。

 

 あとがき 

先日、日本でもついにマイナス金利政策が導入されました。 今回の政策は金融機関に貯まったお金が貸し出しに回るよう促すために金融機関が日銀に資金を預ける場合に使用する口座(日銀当座預金)にマイナス金利を適用するというもので、個人や企業は日銀当座預金口座は開設できないので直接関係はありません。 しかし、各銀行はこれに連動して定期預金の利息を限りなくゼロに近い金利 (3大メガバンクで 0.025%) に下げることを発表しています。 年金生活者にとってなけなしの貯金をこれからどのように運用していくのが良いのか、悩ましい限りです。

   マンスリーレター3月号は 山本 勝美 運営委員が担当します。

以 上   

 

 

No.63 2016年1月30日  

 

 今月のお知らせ 

■ 会員の状況
 新入会員:   なし
 退会会員:   なし
ご逝去会員: 会員1名(2015年5月)
 k-unet 会員数: 2016年1月27日現在494名

■ 活動状況
 (1) 11月24日  k-unetデジカメ写真撮影講習会
 (2) 12月14日 第5会運営委員会
 (3) 12月18日 2015年度第2回サロンk-unet
 (4) 1月11日 ホームページ・リニューアル

■ 活動予定
 (1) 2月16日 2015年度 第6回運営委員会(新宿区四谷地域センター)
 (2) 2月16日 2015年度 第3回PC研修会(同 上) 

■ k-unet サイトの新情報
 (1) KDDI誌拾い読み1/2月合併号(要ログイン)
 (2) PCアートコンテスト 入賞者のひと言掲載中
 (3) 会員からの投稿 ~ Cebu島 『僕の村』 便り
 (4) 同好会 ~ 昭和会のページ
 (5) 『伝承・静御前』 横井 寛<著>の紹介

 

 今月のコラム 


担当: 西澤 太郎  

 ☆ 愛犬 ☆
一昨年に妻と二人だけの生活に潤いをとのことで犬を飼うことになり、私の好みで柴犬の系統で柴犬より小型の"豆柴"を選択しました。

我が家では以前ヨークシャテリア、マルチーズを育てた経験はありましたが、この歳になって一緒に生活する残りの期間を考えると躊躇したものの家族を増やすこととしたのです。
この豆柴の名前は、安易に"チコ"と名付けました。この名前は、2度目に飼ったヨークシャテリアと同じです。
豆柴チコちゃんを連れてきたのは、犬に関して専門的な知識を持つ親しい友人で、耳がピンと立ち、尾がクルリと丸まったなかなか凛々しい姿のメス犬です。
家族に仲間入りした時は、未だ生後2か月で熊の子供のようで可愛い盛りでしたが、最初に苦労したのは、環境の変化が原因だと思うのですが5日ほど全く食事をしようとしないのです。犬用ミルク、牛乳などあの手この手を使ってやっと食べるようになったのは、2週間ぐらいしてからでした。

ところが、以前に飼っていた犬とは、性格が大違いで机や椅子の足を齧るは齧るは、家じゅうの家具類がほとんどその被害に遭い、妻の不満が爆発することに。愛玩用の犬種と異なり、可愛がられることを武器としない性格も気にいらなかったようです。

朝の散歩は、私が担当し、夏は5時、冬は6時半に起きて40分ほど歩いて、午後の散歩は、妻が担当することにしています。
この散歩は、私たちの健康にも貢献しているように思って、チコに感謝しています。散歩に行くことを求めるチコの仕草が私の早起きの原動力になっています。

この散歩によりチコと私たちのコミュニケーションが取れるようになり、チコが求めていることが徐々に理解できるようになり、チコも私たちの意向や気持ちを少しづつ理解できるようになってきました。こうなると可愛さが増してきて、妻も最近ではチコを家族のように可愛がっています。

コミュニケーションは、人と人にとっても動物と人にとっても重要なことですね。

 

 あとがき 

今季は暖冬の予想でしたが、雪が降るなど寒さが厳しい時もありますので健康には、十分留意したいものです。

   マンスリーレター2月号は 本間 強 運営委員が担当します。

以 上