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No.146 2022年12月25日
今月のお知らせ

 

■  会員の状況
 新 入 会 員 : なし
 退 会 会 員 : なし
 ご逝去会員  :  なし

12月25日現在の k-unet 会員数は379名です。

 

■  活動状況
(1) 2022年度PCアートコンテスト
 応募作品(40作品)展示
 投票実施中 12月1日~12月31日
(2) 2022年度第5回運営委員会(リモート会議:Zoomで実施)
 2022年12月11日(日)13:00~15:10
(3) 2022年度第3回パソコン研修会(Zoomによるリモート研修)
 2022年12月20日(火) 14:00~16:00

 

予定
(1) 2022年度PCアートコンテスト
2023年1月にホームページにて結果発表
(2) 2022年度第6回運営委員会
2023年2月5日(日)13:00~16:00(リモート会議)

 

k-unetサイトの新情報
(1) 連載コーナー
・まちだより(町田香子さん)
 12月(1)思い出の鍋料理
 12月(2)宝くじが当たったら
・新四季雑感(9) (樫村慶一さん)
・趣味の広場 音楽~全集コーナーを復活

 

お知らせ
2022年4月より、ご葬儀終了後、あるいは年末の年賀欠礼の葉書などの訃報で急がない場合はマンスリーレターにてお知らせしています。年齢は「享年(数え年)」または「満年齢」の場合もあります。

 

今月のコラム

 

担当:  小島 敏郎  

☆ 新宿グランドターミナル ☆

 国際通信センタービル(KDDビル)に勤務していたこともあり、私にとって新宿は東京のターミナルの中でも最も身近な存在ですが、「新宿グランドターミナル」という言葉は、11月末に新宿から赤坂見附に向かう東京メトロの電車内ビジョンで初めて目にしました。

 新宿グランドターミナルのコンセプトは、「駅、駅前広場、駅ビル等が有機的に一体化した次世代のターミナル 誰にとっても優しい空間がまちとつながり、様々な目的を持って訪れる人々の多様な活動にあふれ、交流・連携・挑戦が生まれる場所」(「新宿の拠点再整備方針」 2018 年 3 月 東京都・新宿区)ですが、新宿駅西口の小田急百貨店や京王百貨店が超高層ビルに建替え予定だということは漠然と知っていましたが、それが新宿グランドターミナル構想の一環であるとは恥ずかしながら知りませんでした。

 新宿駅は、周辺に分散していた高速バス乗降場を集約したバスタ新宿の開業、JR新宿駅東西自由通路の開通等、近年大きく変貌しています。

 また、西新宿エリアには1970年代から淀橋浄水場跡地に超高層ビルが建設され、その中でKDDビル(現 KDDIビル)は3番目のビルとして1974年(昭和49年)7月に竣工しました。それ以降も次々と超高層ビルが建設され、西新宿エリアをどこまで含めるかによって異なりますが、およそ40近くの超高層ビルが立ち並んでいます。KDDビルの竣工当時は周りに空き地があり、自衛消防隊消火班の一員として、その一画で消火器を使って消火訓練を行ったことを思い出すと隔世の感があります。

 これからの新宿駅とその周辺の発展を楽しみにして新宿グランドターミナル構想を(高い緊張感で)注視していきたいと思っています。

 

あとがき

 PCアートコンテストの作品の投票締切り(12月31日)が近づいています。会員の皆様からの投票をお待ちしています。

 さて、今年一年を振り返ってみますと、新型コロナウイルスの感染はなかなか収束せず、主な出来事としては、ロシア軍ウクライナ侵攻、安倍元首相銃撃事件、東北・北陸地方における記録的な大雨等の自然災害、急激な円安と物価高騰などがありましたが、明るい話題の少ない一年でした。そんな中、国内外での日本のアスリートの活躍に元気づけられました。特にサッカーワールドカップカタール2022における日本チームの健闘は元気と勇気と感動をヤング・ミドルばかりでなくシニア世代にも届けてくれました。

 新しい年2023年が明るく平穏でブラボーな年になることを切に願っています。

 マンスリーレター次号は 近藤 茂雄 運営委員が担当します。

 

以 上  

 

 

 

 

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No.145 2022年11月25日
今月のお知らせ

 

■  会員の状況
  新入会員 : なし
  退会会員 : なし
  ご逝去会員 : なし
  11月25日現在の k-unet 会員数は379名です。

 

■  活動状況
(1) 2022年度PCアートコンテスト実施中
 応募期間 2022年9月1日~11月27日
 応募作品展示中 12月1日から投票を開始
(2) 2022年度第4回運営委員会をリモート形式(Zoom)で実施
 (10月23日(日)13:00~16:00 )

 

予定
(1) 2022年度第5回運営委員会
 12月11日(日)13:00~16:00 リモート会議
(2) 2022年度第3回パソコン研修会
 12月20日(火)14:00~16:00 リモート開催

 

k-unetサイトの新情報
(1) 連載コーナー
・まちだより
 11月(1) 介護人生を語る講演会に参加して
  ・・・・・・アーカイブサイトでご覧ください。
 11月(2) アカウントを乗っ取られて
・新四季雑感 No.8
(2) 会員からの投稿
・会員からの投稿(美術散歩)
・フォトアニメ・・・花水木 秋の続編
(3) その他
・PCアートコンテスト 応募作品展示中
・2022年度第2回パソコン研修会の模様
・趣味の広場 美術、音楽

 

お知らせ
2022年4月より、ご葬儀終了後、あるいは年末の年賀欠礼の葉書などの訃報で急がない場合はマンスリーレターにてお知らせしています。年齢は「享年(数え年)」または「満年齢」の場合もあります。

 

今月のコラム

 

担当:  京極 雅夫  

☆ 自宅内LANディスク装置のトラブル ☆

これまでに何度か自宅内ネットワークのLANディスク装置(NAS = Network Attached Storage)の導入やトラブルについて紹介しました。NASは各種データをパソコンやスマホ内に保存するのではなく、LANネットワークに接続したHDD装置(NAS)に保存させるものです。データを別パソコンあるいはスマホと共有して編集や再保存ができる利点を持っています。原理的には外出先からインターネット経由で自宅のNASにアクセスしデータを参照したり修正したりできます。しかし、マニュアルの説明が複雑(説明個所をいくつも探しホッピングするので理解が困難)なのと自身の知識不足のため、インターネット経由は未だうまく設定できていません。尤も、コロナ禍の影響のため外出する機会が減っていて利点を享受できる状況にもありません。

自宅のNASは2代目で1年半ほど継続運用中です。HDDを2台内蔵しておりこれらに同じデータが保存され、一方のHDDが故障しても他方のHDDにデータが残っているので安全です。更に外付したUSB接続式のHDDへ週2回自動で差分バックアップするよう設定しました。また、時々パソコンから管理画面を開いて状況を確認していました。

今回のトラブルの始まりは、数ヶ月前からNASの管理画面にアクセスできなくなったことです。NAS本体にメッセージがある場合の赤LEDが灯っていましたが、管理画面が表示できないのでメッセージの内容が分からず、困りました。何もできずにいたところ1週間ほどで赤LEDは消え正常表示に戻りました。当時、重要なファームウェア更新が予定され、更新前に読んでほしいとのメールが届いていたのですが理解しきれず対応もしなかったので、これが悪さした可能性も推測しました。しかしパソコンからは以前同様にデータの読み書きはできていました。

しかし、その後2週間ほどして本体のLEDが緑点滅しているのに気が付き、パソコンからNASを検索してもエラーになり、当然データにアクセスできなくなりました。これは大変です。

サポートQ&Aサイトから緑点滅状態でデータにアクセスできない場合の対処方法が見つかりました。再起動させるため電源ボタンを軽く(ピッと音が鳴るまで)押しても、長押ししてもシャットダウンできません。その場合システム動作異常が発生している可能性が高いとのことで、データ消失やシステム破損のリスクが伴うが、電源ケーブルを抜いて強制的に電源を落としてください、と説明がありました。これで問題が解決されない場合はLANディスク装置が故障している可能性が高いので修理センターへ送ってください、と。修理センターではHDDを初期化することが前提なのでデータは全て消滅してしまいます。

他に手段が無いので、意を決し、電源ケーブルを抜き、数分待ってケーブルを差し込み、電源ボタンを押しました。ピッと鳴り数分待ったところでランプが正常に点灯しました。パソコンからのアクセスも正常に。

今回のように内蔵HDDの故障でなく本体がハングアップすることは考えもしませんでした。トラブルの原因は分からないにしても、コンピュータ制御の機器はまだまだ外部ノイズや静電気には弱いことを実感しました。

マニュアル(本ではなくネットからダウンロードする)はページ数がとても多くて、関連情報がどこにあるか何箇所も探し、情報を理解するのは一苦労です。機器の状態表示の意味を素早く知ることができる「早見盤」のような資料が整っているとよいと考えます。

 

あとがき

毎年恒例のPCアートコンテストの応募締切りは11月27日(日)です。締切りが近づいています。会員の皆様から作品のご応募をお待ちしています。また、12月1日から作品の投票が開始されます。

コロナ禍は止む気配が見られず第7波が収まりかかったが、落ち着く間もなく直ぐに第8波が始まってしまいました。ワクチンも5回目の接種券が届いたので、できることはやっておこうと思い、先日接種してきました。WHOの言うコロナとともに生きるWith Corona を増々意識せざるを得ません。当初から言われたとおり、予防措置のマスクと手洗いの基本は続けることが重要でしょう。今年の冬はインフルエンザの流行も言われています。皆さん充分に注意しましょう。

 

 マンスリーレター次号は、小島運営委員が担当します。

以 上  

 

 

 

 

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No.144 2022年10月25日
今月のお知らせ

 

■  会員の状況
 新 入 会 員 : 0名
 退 会 会 員 : 5名
 ご逝去会員 : 1名

10月25日現在の k-unet 会員数は 379 名です。

 

■  活動状況
(1) 2022年度第2回パソコン研修会をリモート形式(Zoom)で実施
(9月27日(火)13:00~16:00)
(2) 2022年度PCアートコンテスト実施中
応募期間 2022年9月1日~11月27日
応募作品展示を開始 
(3) 2022年度第4回運営委員会をリモート形式(Zoom)で実施
(10月23日(日)13:00~16:00)

 

予定
(1) 2022年度第5回運営委員会
12月11日(日)13:00~16:00 リモート会議

 

k-unetサイトの新情報
(1) 連載コーナー
・まちだより 10月(1)「ドネイション」(文:町田香子さん、映像:坂口行雄さん)
 ・・・・・・アーカイブサイトでご覧ください。
 10月 (2)「偏食克服物語」(文:町田香子さん、写真:樫村慶一さん)
・ラテンアメリカ民芸品の旅 No.18 アルゼンチン編その2(樫村慶一さん)
(2) 会員からの投稿
・会員からの投稿(「まちだより」へのメッセージから転載)
小林 洋さんの投稿 ~ 山口県の酒「獺祭」と「雁木」裏話
(3) その他
・PCアートコンテスト 応募作品展示を開始
・2022年度第2回パソコン研修会の模様
・会員の短信 島崎陽子さんからの短信(読書会の案内)

 

お知らせ
2022年4月より、ご葬儀終了後、あるいは年末の年賀欠礼の葉書などの訃報で急がない場合はマンスリーレターにてお知らせしています。年齢は「享年(数え年)」または「満年齢」の場合もあります。

 

今月のコラム

 

担当:  楳本 龍夫  

☆ ネット通販不正事件の顛末(体験談) ☆

 4月のはじめ、いつものようにKDDIから2月分の通話の請求が届きました。

 その請求内容にびっくり。請求された金額がいつもの10倍の請求額になっています。内訳を見ると、auの通話料金はいつも通りの額でしたが、auかんたん決済利用料の項目に数万円の利用料が記載されています。心当たりがないので、一体何の決済だろうと詳細項目欄を見たところ、物販と記載されています。すぐにauに電話してみることにしました。  auの問合せ先にはなかなか繋がりませんでしたが、数回トライしてようやく繋がり、「一体これは何だ」と尋ねたところ、auPAYマーケットで物品を購入したことになっているとのことです。

 auPAYマーケットとは、KDDIの説明では、auが物販サイトをやっていてその販売代金を電話料金と一緒に収納するサービスで、auに加入した時点で自動的に提供されるサービスとのことです。auPAYマーケットの存在自体を知らなかったし、全く身に覚えがないので、その旨を伝えると、担当者はその物品の購入先の固定電話番号を教えてくれて、まずはそちらに問合せをしてみてくれという回答でした。
 すぐに、そちらに電話をして事情を話して尋ねてみると、受けた注文は個人情報なので教えられないとの返事、ましてや注文者の氏名と物品の送付先を尋ねても答えるはずもなく、やはり教えられないとの返答でした。「代金の支払者本人が聞いているのだから問題ないではないか」と言っても、ダメの一点張り。この応対に大いに不審を覚えたので、一旦電話を切って、ネットで販売会社の素性を調べてみたところ、中国湖南省にある会社で、その日本法人ということがわかりました。

 再び、auの担当者に電話をして、何も教えてくれなかった旨を伝えると、「購入履歴を調べてみましょう」ということになり、担当者の操作案内に従って、ネットでauPAYマーケットの購入の詳細を検索してみたところ、購入者が堺市の女性で、2月に配達済、購入者のメールアドレスと購入連絡先の電話番号が判明しました。
 KDDI担当者のアドバイスで、すぐにauIDのパスワードを変更しました。あわせて、auPAYマーケットのアカウントの登録情報も変更することになり、これもKDDI担当者の操作案内に従って、登録情報変更のページを開いてみると、デタラメな情報が登録されていることが判明しました。その登録情報を正しく変更した上で、auPAYマーケットの利用を停止してもらうことにしました。
 購入の詳細ページから判明した購入者ですが、堺市の山中真奈、フリガナにはサンチュウシンナと記入されており、どうみても日本人ではない誰かが偽名を使って注文をしたようです。メールアドレスにメールを送信してもリジェクトされるし、連絡先の電話番号に電話をしてみても現在使われていない番号で、全く連絡がつきません。配達先となっていた住所をストリートビューで検索してみると、一応は普通の住宅のようですが、これも本当の住所かどうか怪しいものです。

 事実関係をまとめると、auPAYマーケットのアカウントの登録情報が知らぬ間に書き替えられて、そのアカウントを使って何者かがサンチュウシンナという名前でその中国の会社に注文を出し、商品がその人物のところに配達され、請求が私のところに来たということになります。実際に取引があったのかどうかはわかりません。
 というのも、このところフィッシングメールには特別に注意を払っているし、auPAYマーケットの存在自体も知らなかった訳で、関連する操作やアクセスなどを行ったことは全くなく、登録情報の書き替えがどうやって行われたのかわかりません。auのサーバがハッキングされたことも考えられますが、今回の場合、唯一、出店者が登録情報にアクセスできる可能性があるとも考えられます。

 以上の意見を付けて、証拠を揃え、最寄りの警察に届けることにしました。同時にKDDIに返金要求の連絡をしました。KDDIでは、調査をするので、警察の事件の受理番号を教えて欲しいということでした。
 警察では、この種のネットがらみの事件が頻繁に起きていることもあり、市民との通信手段にインターネットは使用していないとの事実も明らかにされました。つまり、警察では市民との連絡に、メールなどのインターネットは一切使用していないということでした。また、中国人が関与する犯罪は、一昔前は空き巣などの実動犯罪*でしたが、最近はフィッシングメールなどを利用したネット犯罪に移行してきているなどの説明を受けました。

*実動犯罪の典型的な手口は、福建あたりから成田に来て、その足で犯行現場に直行し、終わったらまたすぐに成田から帰国するというもの。当然、国内に手引きする者がいると思われます。
 事件からおよそ2か月後、KDDIから電話で、「調査の結果、不正利用が確認できましたので、返金します。」との連絡が入り、auPAYマーケットでの物品購入代金分の金額が、全額振り込まれました。犯人や不正確認の内容など、詳細は現時点では明かされていません。

 今回の事件ですが、フィッシングメールに嵌ったわけではなく、全く知らない間に勝手にアカウントの書き換えが行われ、そのアカウントを使って不正購入が行われたわけで、ユーザ側では何ら防御の手立てがないように感じています。
 KDDIの対応自体には問題はなく、対処のアドバイスも適切であったと感じましたが、物販サービスの提供そのものについて、セキュリティ対策や出店者の選定(おそらく無条件に入れているものと思いますが)などの点に問題があるようには感じました。

 相変わらず怪しいフィッシングメールは毎日着信しており、最近では持ってもいないクレジットカードの不正利用のお知らせさえ届くようになっています。メールソフトのブラックリストのボリュームが膨らむ一方の中で、ネットを使ったまた新たな手口の犯行の被害に遭ったという体験をご紹介しました。

 

あとがき

 

 去る9月27日に、ZOOMによるリモート形式でパソコン研修会が実施されました。地方からの参加もあり、有意義な情報交換が行われました。その中で、必ず出てくるのがフィッシングメール対策をはじめとするネット詐欺関係の話題です。体験談のように自分で防御できないものは対策のしようもありませんが、大抵の場合はメールソフトのフィルタリング機能の利用や、偽サイトへの不用意なアクセスを避けることで防御できるものと思われます。十分にご注意ください。

 現在、毎年恒例のPCアートコンテストを実施中です。先日から応募作品の展示を開始しています。PCアートコンテストへの応募によりネット詐欺に巻き込まれる恐れは全くありませんので、安心して、奮ってご応募ください。多くの会員の皆様からのご応募をお待ちしています。


 マンスリーレター次号は、京極運営委員が担当いたします。

 

以 上  

 

 

 

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No.143 2022年9月25日
今月のお知らせ

 

■  会員の状況
 新 入 会 員 : 0名
 退 会 会 員 : 9名
 ご逝去会員 : 2名

9月25日現在の k-unet 会員数は 385 名です。

 

■  活動状況
(1) 2022年度第1回パソコン研修会をリモート形式(Zoom)で実施
(8月26日(金)13:00~16:00)
(2) 2022年度PCアートコンテスト実施中
応募期間 2022年9月1日~11月27日

 

予定
(1) 2022年度第2回パソコン研修会
9月27日(火)15:00~17:00 Zoomによるリモート研修
(2) 2022年度第4回運営委員会
10月23日(日)13:00~16:00 リモート会議

 

k-unetサイトの新情報
(1) 連載コーナー
・まちだより 「山口県あれこれ」(町田香子さん)
・新四季雑感7(樫村慶一さん)
・ラテンアメリカ民芸品の No.17 アルゼンチン編その1(樫村慶一さん)
・美術散歩 「第22回:絵は楽しく美しく愛らしいものでなくてはならない」(島崎陽子さん)
(2) 会員からの投稿
・長寿の広場 遠藤榮造さんの投稿 ~百寿のつぶやき~ 「袖触れ会うも多少の縁」
(3) その他
・KDDI誌拾い読みNo.215 (9月) 7/2~4の通信障害の経緯と再発防止策について特集

 

お知らせ
2022年4月より、ご葬儀終了後、あるいは年末の年賀欠礼の葉書などの訃報で急がない場合はマンスリーレターにてお知らせしています。年齢は「享年(数え年)」または「満年齢」の場合もあります。

◆訃報◆
心からご冥福をお祈り申し上げます。
以下は、故人のお名前、年齢、ご逝去日、主な職歴、情報提供者です。

 

k-unet会員:姫野 忠 様
2022年1月12日ご逝去(91歳)、職歴:研究所、海底線ケーブルなどの業務に従事、長年にわたりスリランカにて国際通信の業務に携われた。奥様から頂いた情報です。

 

k-unet会員:野村 正夫 様
2021年3月1日ご逝去(享年96歳)、職歴:最後の職場はKECとのこと。奥様から頂いた情報です。

 

今月のコラム

 

担当:  石垣 英明  

☆ 東京破壊と創造 関東大震災と東京大空襲 ☆

先日 何気なくテレビのチャンネルをまわすとNHKの番組の映像の世紀「バタフライ・エフェクト」が放映されていました。

バタフライ・エフェクト(butterfly effect、バタフライ効果)とは、ほんの些細な事がさまざまな要因を引き起こした後、非常に大きな事象の引き金に繋がることがあるという考え方のことです。
関東大震災と東京大空襲により東京は2度にわたって壊滅的な被害にあったこと、先人の並々ならぬ力の上に今の自分があることを映像をとおして知らされました。9月1日防災の日にちなんで、放映されたNHKの番組「東京破壊と創造」で印象に残ったことを記述いたします。

1923(大正12)年9月1日午前11時58分に突如として起こった関東大震災から99年の歳月が過ぎました。マグニチュード(M)7.9とされる地震によって建物の倒壊や津波、山崩れなどが起き、これに台風の影響による強風が加わって火災せん風が拡大、この地震による死者・行方不明者は、全体で10万5千人ともいわれています。

1941(昭和16)年12月未明、日本軍のハワイの真珠湾を奇襲攻撃により米軍との太平洋戦争が始まった。関東大震災から22年後、1945(昭和20)年3月10日午前零時過ぎ,アメリカ軍の約300機のB29が来襲し、東京下町地区に19万個の油脂焼夷弾が投下された。その結果一斉に火災が発生し26万8千余の家が焼きつくされた。東京は、昭和17年4月18日の初空襲から終戦当日の昭和20年8月15日にいたるまで、アメリカ軍の度重なる空襲により甚大な被害を受けた。

関東大震災と東京大空襲の二度の破壊と復興に深く関わったアメリカ人がいた。建築家アントニン・レーモンドである。帝都復興院総裁・後藤新平との深い絆のもとで震災後の東京再建に尽力した。日本の木造家屋と都市の密集状況を知り尽くしていたレーモンドは、一刻も早く戦争を終わらせるため日本向けの焼夷弾の開発に関与した。戦後、日本に戻ったレーモンドは復興のため福島県只見川巨大ダム建設のプロジェクトの他、日本在住44年間で400の耐震建築の設計をおこない戦後復興に貢献した。

関東大震災の復興事業に尽力した後藤新平について、昭和天皇の談話として、自らも体験した関東大震災の60年後に、つぎのようなお言葉を残しました。

「震災ではいろいろな体験はありますが、ひとことだけいっておきたいことは、復興にあたって後藤新平が非常に膨大な復興計画を立てた。もし、それがそのまま実行されていたら、おそらく東京の戦災(東京大空襲)は非常に軽かったんじゃないかとおもっています。いまさら後藤新平のあのときの計画が実行されなかったことを非常に残念に思います......」

関東大震災の翌年、後藤新平は、帝都復興計画の実行について以下のように語っている。

「都市災害の復興事業については四つの敵がある、疫病、貧困、無知、無慈悲があげられる。その四つの敵のうち最も害をもたらすのが無知で、帝都復興計画にたいする無知が大きな禍をもたらした」

関東大震災の時は、生まれておらず、戦時中1942年大阪生まれの私には、戦後記憶に残っているのは、米軍の空襲により、京橋付近と大阪造幣局一帯が焼け野原になっている有様でした。
今回この映像の世紀をみるまでは、関東大震災と東京大空襲の被害についてあまり関心をもっていませんでした。あらためて震災の歴史的教訓を学ぶため、震災で最も被害の大きかった元陸軍被服廠跡地の隅田区横網公園内にある東京都慰霊堂を参拝して復興記念館を見学した。平和な日々が続くように祈念いたしました。

8月29日放映の映像の世紀バタフライ・エフェクト関東大震災と東京大空襲のユーチューブのURLアドレスはつぎのとおりです。
https://youtu.be/mGw10YtedS4

 

あとがき

 

 私事でありますが、本年9月1日づけで、デジタル大臣 河野太郎からデジタル推進委員に任命されました。デジタル社会の利便性をだれもが享受できる環境を作っていくための活動を行うことが使命です。私自身、KDDI退職後、地域住民にパソコンを教えるボランティア団体(NPO法人)をたちあげて、今年で19年目になります。現在、世田谷地域の住民のかた(主に高齢者)にパソコン講習会を開催しております。

 災害や停電はいつ発生するか分からない。食料や水の備蓄はもちろんのことですが、いざという時の情報収集のために、スマホやパソコンを使えるようにしておくことも大切です。緊急時に慌てないために、電源確保と的確な情報を得る手段を身に着けることが求められます。

 関東大震災以降、首都圏においては当時を超えるような直下型の大震災・大災害は発生していません。それゆえに、地震に対する予防活動や被災回避のシミュレーションを想定しておくことが大切です。高層ビルでの火災、地下鉄での被災、ライフラインの支障、情報の混乱など、かってとは異なる思わぬ災害・被害が発生する可能性があろうかと思います。活かすべき教訓として「情報過多な今日だからこそ、適切な情報をキャッチして上手に情報を活用することが重要」です。

 英国エリザベス女王の国葬が9月19日午前11時からウェストミンスター寺院で行われました。天皇・皇后陛下が葬儀に参列されました。BBCで世界に国葬の模様が中継されました。多くの国民が女王の棺にお別れするため参集しているのをみて、女王がいかに国民に親しまれた存在であったかを知りました。


 マンスリーレター次号は楳本運営委員が担当いたします。

以 上  

 

 

 

 

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No.142 2022年8月25日
今月のお知らせ

 

■  会員の状況
 新 入 会 員 : 0名
 退 会 会 員 : 0名
 ご逝去会員 : 0名

8月25日現在の k-unet 会員数は 396 名です。

 

■  活動状況
(1) 長寿のお祝い企画にて寄稿いただいた近況報告をホームページに掲載中。
  ”■お知らせの(2)長寿の広場から:” をご覧下さい。
(2) 2022年度第1回パソコン研修会をリモート形式(Zoom)で実施
  (7月20日(水)15:00~16:30)

 

■  予定
(1) 2022年度第3回運営委員会をリモート形式 (Zoom) で開催
   8月26日(金)13:00~16:00
(2) 2022年度PCアートコンテスト
   9月1日より開始の予定

 

k-unetサイトの新情報
(1) 連載コーナー
・まちだより 「私が13歳だった頃」(町田香子さん)
・新四季雑感6(樫村慶一さん)
・ラテンアメリカ民芸品の旅 No.17 アルゼンチン編 その1(樫村慶一さん)
・美術散歩 「第21回:林檎の木」(島崎陽子さん)

お知らせ
(1) 会費納入のお願い:

すでに多数の会員のみなさまから年会費をお支払い頂いておりますが、年会費の納入がまだ済まれていない方は k-unet のホームページで年会費支払いのご案内をご参照願います。
なお、納入期限は8月末日ですのでお忘れ無く納入をお願いいたします。

(2) 長寿の広場から

今年、米寿・喜寿をむかえられる会員のなかで、多数の方々から近況報告をお寄せいただきました。ありがとうございました。
ホームページの ”長寿の広場から” に掲載されていますが、新たな寄稿者は次の方々です。お名前をクリックしてご覧下さい。

(3) 同報メールが届かない方の確認のお願い:

同報メールが届かない方、または届かない会員をご存知の方がおられないか、ただいま確認を行っています。会員の皆さんへのページ をご覧ください。

 

■╋■━━━━━━━━
╋■┛ 長寿の広場から
■┛━━━━━━━━━

投稿を掲載しています。お名前をクリックしてご覧ください。

 

★米寿  : 上原健秀さん

 

★喜寿  : 益子輝雄さん
★喜寿  : 高橋俊雄さん
★喜寿  : 塩田要平さん
★喜寿  : 伊藤英一さん
★喜寿  : 高宮孝一さん
 
今月のコラム

 

担当:  松本 房子  

☆ 近ごろ都に流行るもの .........柴犬 ☆

 柴犬と言えば日本の代表的な犬です。ところが、柴犬は世界でも大人気なんです。某局の海外向け放送番組で柴犬の特集番組を放送し、その後、ユーチューブでも公開したところ、瞬く間に視聴回数は世界各国で80万回を超える人気となったそうです。最近の言葉で表現しますと「ツンデレ」と云いますか、洋犬のようにいつも側にいて人懐っこい訳ではなく、時にはある程度の距離を保って居ても、肝心な時にはしっかりと支えてくれる、そんな魅力が世界中の人達を引きつけているようです。そういう訳で海外むけに英語で放送された番組を日本語に直して特別に放送された内容を一部ご紹介したいと思います。すでにご覧いただいた方にはご確認いただく意味合いでお読みいただければと思います。

 先ずはこんなエピソードからです。

 Tさん夫婦は、柴犬ゴンタ(6歳)と暮らしています。ゴンタの世話はもっぱら妻のYさんなので、夫のTさんにはそれほど懐いていません。 ゴンタの定位置は、リビングの入り口で、ここでじっと過ごす時間が長く、普段は飼い主にあまり近づきません。
 そんなある朝、まさにTさんが朝、出勤しようとしていた時でした。Tさんがうずくまって動けなくなりました。普段あまり寄ってこないゴンタがその時は、側にいてTさんの手をずっとなめていてくれたそうです。妻のYさんは、これはおかしいと思い、救急車をよびTさんを病院に搬送したところ、緊急手術となり、心筋梗塞で一時心肺停止状態でしたが、今では元気に回復したそうです。
 普段は飼い主とは距離をおきますが、飼い主の様子はちゃんと見ている。それが柴犬らしい性格なんだそうです。
 そこで、柴犬の性格を確かめる実験(人との距離について、自立心について)およびアンケート調査が、ある大学で行われました。
 先ず、「人との距離について」の実験では、ある部屋に、先に飼い主さんが座っています。次に飼い犬を入れます。すると洋犬の場合というのは、飼い主さんの側にすぐに来て、触れ合いながら視線を送るというものでした。
  一方、柴犬の場合は、なかなか飼い主さんに近づきません。やっと近づいてきて休息するときも、飼い主さんの足元で触れ合うことなく視線が合うことはありますが、ちょっとした距離をとって側にいるというものでした。この実験は雌犬20頭以上を対象に行った結果です。
 また、犬を飼っているおよそ2500人を対象にアンケート調査も行われました。100項目以上について犬がどんな行動をしているかの質問でした。

 この調査でも飼い主に対する愛着行動、つまり愛情を体で表現する行動は洋犬に比べ、柴犬の方が少ないという結果でした。
 このことから、柴犬は、ヨーロッパ原産の犬に比べて飼い主と触れ合う時間や頻度がものすごく低いということがわかりました。一歩二歩離れたところで、相手の雰囲気を感じて気持ちを察しながら、しかし強い絆で結ばれている、というそんな感じの犬だと考えられています。
 次に、「自立心について」の実験です。まず、容器に餌を入れ犬に食べさせます。犬はそれに餌があることを覚えます。今度は、その容器の蓋をしっかり閉めます。犬は再び餌を食べようとしますが、洋犬の場合には、20秒後には諦めて飼い主に助けを求めました。柴犬の場合には、懸命に蓋を開けようとして、飼い主の方は一切見ません。40秒以上、自力で頑張りました。およそ400頭の犬でこの実験をした結果です。柴犬は洋犬のどの犬種よりも自力で長い時間頑張ろうとしました。柴犬の自立心の強さというのは、おそらくそれまでの人との関係の中で培われてきたものだと考えられます。人間があまり手をかけない、関わらない、管理しないという中で、飼い主からも離れていって探索して自分自身で餌を取るということをやっていたと考えられます。それが今、柴犬の自立心の強さとして残っているのではと考えられています。

 最後に「日本犬の発達」について紹介します。

 狼から進化した犬は、世界各地で飼われるようになりました。ヨーロッパでは、特に18世紀から19世紀にかけて犬の改良が進み様々な犬種が生まれました。一方、日本で国の天然記念物に指定されている犬種は、この六つ、北海道犬、秋田犬、甲斐犬、紀州犬、四国犬、柴犬です。どれも耳が立っていて、ヨーロッパの犬ほどこの六つの犬種に大きな違いはありません。
 また、犬に対する人間の接し方の違いが日本犬の特質を生んだのではないかとも考えられています。ヨーロッパの人々は犬は自分たちが作ってきた動物だから管理し、新しいものを作ろうとすごく手を入れていきました。日本の人々は動物と付き合って行く際に動物にも命があって、その命を尊んで動物には動物の生活の仕方、生き方があるんだというものを割に尊重する傾向があります。これは想像の域を出ないのですが、日本の人々が持っている動物観、人と動物の本来の付き合い方がどうあるかという考えが欧州と異っていて、日本の人々は、元々いた犬というものをそのままあまり手をかけないで保存してきたのではないかと思われます。 このようにして、日本犬は独自の発達をしてきました。そして、日本犬の中でも小型のものをいつしか「柴犬」と呼ぶようになりました。

 コロナ禍で自宅で過ごすことが多くなった今、ペットを飼う方が増えたと言われています。これから犬を飼いたいとお考えで犬種をお選びなる際の参考にしていただければ幸いです。

 

あとがき

 

 コロナ禍の第7次感染者数が充分に減らない状況で、災害級の大雨や猛暑、ウクライナとロシアとの終戦の予測がつかない戦い、その他の悲しい出来事など憂うべき事が山積みとなっています。その中で、米国大リーガーの大谷翔平選手の二刀流の二桁達成の快挙、甲子園球場での高校球児達の爽やかなプレーを見るにつけ心が和らぎました。

 マンスリーレター次号は 石垣 英明 運営委員が担当します。

以 上  

 

 

 

 

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No.141 2022年7月25日
今月のお知らせ

 

■  会員の状況
 新 入 会 員 : 0名
 退 会 会 員 : 1名
 ご逝去会員 : 0名

7月25日現在の k-unet 会員数は 396 名です。

 

■  活動状況
(1) 2022年度第1回パソコン研修会(リモートで開催)
  7月20日(水)15:00~17:00 参加者:10名
  研修内容: Windows 11 への移行

 

■  予定
(1) 2022年度第3回運営委員会(対面で開催予定)
  8月26日(金)13:00~17:15 四谷地域センター

 

k-unetサイトの新情報
(1) 連載コーナー
・まちだより7月(2) 「お母さんに似てる」(町田香子さん)
・新四季雑感(5)(樫村慶一さん)
 ラテンアメリカ民芸品の旅 No.16ペルー編④
 ペルー海岸地方の音楽と地震の話(樫村慶一さん)
・島崎陽子さんの美術散歩第21回  林檎の木

お知らせ
(1) 会費納入のお願い:

すでに多数の会員のみなさまから年会費をお支払い頂いておりますが、年会費の納入がまだ済まれていない方は k-unet のホームページで年会費支払いのご案内をご参照願います。

(2) 長寿の広場から:

今年、米寿あるいは喜寿をむかえられる会員のみなさまへお祝いのメッセージとカードをお送りしました。
そのなかで米寿、喜寿の方々から近況報告をお寄せいただきましたので、ホームページの”長寿の広場”に掲載しました。また、下方に記しています ”長寿の広場から” に掲載していますお名前をクリックしていただきましたら、ホームページにジャンプしまして直にご覧いただけます。どうぞご利用下さい。
今後も、米寿、喜寿の方々からの近況報告をお待ちしております。
よろしくお願いいたします。

(3) 同報メールが届かない方の確認のお願い:

同報メールが届かない方、または届かない会員をご存知の方がおられないか、ただいま確認を行っています。会員の皆さんへのページ をご覧ください。

 

■╋■━━━━━━━━
╋■┛ 長寿の広場から
■┛━━━━━━━━━

投稿を掲載しています。お名前をクリックしてご覧ください。

★ 米寿: 田崎久太郎さん
★ 米寿: 鷹取騏一郎さん
★ 米寿: 木村 文男さん
★ 米寿: 影山  正さん

★ 喜寿: 大森 淳さん
★ 喜寿: 井上 正夫さん
★ 喜寿: 松平 正之さん
★ 喜寿: 代田 正之さん

 

今月のコラム

 

担当:  本間  強  

☆ インターネット回線の引っ越し ☆

 小生の居住地域に回線速度2Gbpsの光ケーブルが敷設されたとのことで5月上旬に2Gbpsインターネット回線への移行を勧めるS社のセールスがあった。料金は現在利用中のA社の1Gbpsとほとんど同じ料金とのことで魅力的に思えたことと、現在使用しているメールアドレスやインターネット経由固定電話回線をそのまま引き継ぐことができるとのことであり、検討の結果インターネット回線を乗り換えることにした。インターネット回線切り替えの工程は概ね次のようなものであった。
(1) 光ケーブル宅内配線工事及びONU(光回線終端装置)設置工事:5月中旬
(2) 電柱に敷設してある2Gbpsの光ケーブルから自宅までのNTTによる屋外配線工事と宅内光ケーブルとの接続、ONUの電源投入とインターネット回線の接続試験:6月15日
(3) 宅配で届いた固定電話回線用ターミナルアダプターの設置及び配線: 6月17日
(4) NTTによる固定電話回線の移設工事(番号ポータビリティ工事): 6月31日
(5) 番号ポータビリティ工事完了後にターミナルアダプターの電源投入と電話線の通話テスト:6月31日
(6) 今までのプロバイダーへの解約連絡及びメールの継続利用の連絡
(7) 今まで使用していたレンタル機器(ONU、ホームゲートウエイ)の返却

インターネット回線そのものは上記(2)の作業終了後に無事に開通し利用できるようになった。試しにインターネット回線にパソコンを接続して回線速度を計測してみたところ、今迄の1Gbps回線と比較するとダウンリンクで約7倍(541.5Mbps程度)、アップリンクで約8倍(773.2Mbps程度)の回線速度であった。宣伝の2Gbpsには程遠い回線速度ではあるが確かに回線速度が速くなったのでこれからが楽しみである。
A社からS社へのインターネット回線の移行は上記(5)のインターネット経由固定電話通話試験完了後に手続きを実施し、無事に移行を完了した。

この一連の作業では (2) のONU電源投入とインターネット回線接続試験、(3)、(5) 及び (6) の作業はS社の担当者の立ち合いはなく全て自分で対応しなければならなかった。多分、業者に設定を依頼することも可能と思うが、AC電源コードの配線、ONUとターミナルアダプター間のLANケーブル配線及び電話機とターミナルアダプター間の配線作業であり自分でできる範囲であったので対応することができた。
唯一意外であったことはインターネット経由固定電話の番号ポータビリティ工事が月末となってしまい、今まで利用していた事業者への利用廃止連絡が月末ギリギリとなってしまった。なぜ日数がかかったのか不明であるが、1日でも次の月に入ってしまうと利用料金を払わなければならないので注意が必要である。

インターネット回線の引っ越しは予想以上に面倒なことがあったので回線の引っ越しは今回限りで最後とし、回線速度が向上したインターネット回線を有効利用するつもりである。

 

あとがき

 

 小生が住んでいる町内の自治会館は選挙の投票会場に指定されており、7月10日の参議院選挙投票日の際に小生を含めて自治会役員3名が投票監視委員として投票状況の監視作業を行った。
投票監視員は朝の6時半に投票所に集合し7時の投票開始から夕方18時の投票終了までのあいだ投票状況の監視を続けなければならず、昼食休憩と午前午後2回の休憩を除き約11時間あまり監視員の席に座りっぱなしで少々疲れました。投票終了後に開票会場まで投票箱を届けて一連の作業を終えた。
最近は期日前投票で投票を済ませる方が多いので投票所に来られる方は少ないのではと思っていたが、期日前投票ができる場所までは少々遠いためなのかお年を召した方々やお子さんずれの若夫婦が訪れて投票を済ませる方が意外に多く、550名ほどの投票者であった。選挙の投票監視員として貴重な体験をしました。

 マンスリーレター次号は 松本 房子 運営委員が担当します。

以 上  

 

 

 

 

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No.140 2022年6月25日
今月のお知らせ

 

■  会員の状況
 新 入 会 員 : 1名 (高橋 晴夫 様)
 退 会 会 員 : 1名

6月25日現在のk-unet会員数は 397 名です。

■  活動状況
(1) 2022年度k-unet年第2回運営委員会開催(リモートで開催)
 2022年6月12日 13:00~15:00
(2) 会費納入のお願い
既に多数の会員の皆様から年会費をお支払いいただいておりますが、年会費の納入がまだ済まれていない方は、k-unet のホームページの年会費支払いのご案内をご参照願います。

 

■  予定
(1) 2022年度第3回運営委員会開催
 2022年8月下旬を予定

 

k-unetサイトの新情報
(1) 連載コーナー
・まちだより(町田香子さん)
(2) 会員からの投稿
・投稿のページ/会員の投稿 フォトアニメのハナミズキの続編 新緑編(坂口行雄さん)
(3) 米寿、喜寿を迎えられる皆様へ
今年、米寿あるいは喜寿を迎えられる会員の皆様へお祝いのメッセージをお送りする予定です。
米寿・喜寿の皆様の近況報告をお待ちしております。

 

■  お知らせ
2022年4月より、ご葬儀終了後、あるいは年末の年賀欠礼の葉書などで得た情報で急がない場合は、纏めてマンスリーレターにてお知らせしています。年齢は「享年(数え年)」または「満年齢」の場合もあります。

 

今月のコラム

 

担当:  近藤 茂雄  

☆ 今、人気!? 不動産投資について ☆

今回は、私の不動産投資の経験について、ちょっと書いてみたいと思います。 遠い昔のこととなりますが、KDDに入社してまず、茨城衛星通信所に配属され、その後、東京支社、本社へとエンジニアとして仕事をしておりました。不動産といえば将来マイホームでも買うのかなぁ程度で、あまり自分とは関係ない世界のことと思っていました。

不動産投資との出会いは、銀行金利が6~8%というバブル時代が終った頃になります。 何か、利回りの良い、安定した資産運用方法はないかと、思っていた時に巡り合ったのが、当時は10%で運用可能な不動産への投資でした。
当たり前ですが、サラリーマンでもあり、そんなに投資できるお金があるわけでもないですし、また、積極的に借金をしてまで不動産投資をする時代でもありませんでした。 貯金がたまったら、とりあえず、手ごろな、中古のワンルームでも買ってみようかくらいに考えていました。

この最初の購入時にひとつの出会いがありました。 それは、1軒目の中古のワンルームを購入したときのことです。仲介会社、大手のS不動産の支店長さんから、あるアドバイスをいただきました。 「若いのに不動産投資されるのは珍しいですね。実は、私も同じ様な年の頃に始めたのですよ。 そして、貯金がたまったら1軒購入、また増えたら1軒と少しずつ増やして来たのですよ。 管理は手間もかからず、そこそこ利回りが回るので、是非頑張って増やしていってください。 資産が増えていくのは楽しいですよ。」と。 とりあえず、そのご忠告に従い、1軒ずつ貯金がたまったら、、、と、行動に移してきました。

さて不動産を持つと、もっと不動産を知らなければと言う気持ちになり、「宅地建物取引士」の資格を得るために勉強し、取得しました。 折角なので、将来は老後の趣味で不動産屋でもやろうかと考えるまでになりました。
しかし、残念ながらこちらの夢は、定年後に行った宅地建物協会の不動産開業セミナーに参加して見事に打ち砕かれてしまいました。 講師の先生から、「不動産屋の収入は、夫婦二人、土日も働き平均収入は500万円以下です」という不動産業界の現実を聞かされ、ここまでするものではないだろう、週数日のコンサルの方が、遥かに楽。と、不動産屋の夢はあきらめました。

そんなこんなで、不動産を購入しては、運用していますが、結構、この世界も良いかなといった感じになって来ております。 最近は、購入した投資用マンションの理事長もまかされて、大規模修繕工事にも携わり、実際に経験することによって、不動産の知識も増えました。

今回は、半分趣味となってきた不動産のお話でした。

 

あとがき

 

「鎌倉殿の13人」

鎌倉に住んでいることから、普段あまり見なかった大河ドラマ「鎌倉殿の13人」も毎回見ております。また、この大河ドラマが開始と同時に、結構、観光客が増えてきて、現在では、土日もコロナ前と変わらない状況になってきております。
1-2年までにドローンの関係で、お会いした鎌倉市の観光課の課長さんは、そのころから非常にテンションが高かったのを覚えております。(この時は、鎌倉を舞台にする大河ドラマが、2022年に実施することになった・・・程度の時期でした)
とりあえず、伊豆、鎌倉と今回の大河ドラマで人が増えているようです。


 マンスリーレター次号は 本間 強 運営委員が担当します。

 

以 上  

 

 

 

 

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No.139 2022年5月23日
今月のお知らせ

 

■  会員の状況
 新 入 会 員 : 0名
 退 会 会 員 : 0名
 ご逝去会員 : 1名

5月23日現在のk-unet会員数は 397 名です。

■  活動状況
(1) 2022年度k-unet年次総会(オンライン開催)終了
  議案投票期間(2022年5月1日~5月15日)

総会実施報告はホームページの「総会の模様」に掲載中(5月18日のk-unet同報メールでもお知らせしています。)
全ての議案が可決承認され、k-unet 代表に山本勝美、監事に小川明が再任されました。また、山本代表から副代表として楳本龍夫と京極雅夫が指名されましたので、ご承認をお願いします。なお、5月29日(日)までに異議申し立てがありませんでしたら副代表の指名は承認されたものとさせていただきます。

■  予定
(1) 2022年度第2回運営委員会(リモートで開催予定)
 2022年6月12日 13:00~15:00
(2) 会費納入のお願い(5月中を予定)

 

k-unetサイトの新情報
(1) 連載コーナー
・まちだより WOWOW!(町田香子さん)
・新四季雑感(5)(樫村慶一さん)
・ラテンアメリカ民芸品の旅 第15 回 ペルー編第1部(その3)(樫村慶一さん)
・島崎陽子さんの美術散歩第20回 葛飾応為(北斎の三女)
(2) 会員からの投稿
・投稿のページ/会員の投稿 フォトアニメ…花水木(坂口行雄さん)
(3) その他

・ホームページのトップページの同報メールアイコンをクリックしていただくと、最近お送りした同報メールの内容をハイコントラスト対応でご覧いただけます。現在、「最新同報メール(要ログイン)」、「総会実施報告(要ログイン)」、「マンスリーレター最新号(ログイン不要)」を掲載中です。是非ご覧下さい。

お知らせ
(1) 訃報の配信について
2022年4月より、ご葬儀終了後、あるいは年末の年賀欠礼の葉書などで得た情報で急がない場合は、纏めてマンスリーレターにてお知らせしています。年齢は「享年(数え年)」または「満年齢」の場合もあります。

◆訃報◆
心からご冥福をお祈り申し上げます
以下は、故人のお名前、年齢、ご逝去日、主な職歴、情報提供者の順です。

 

k-unet会員:横尾常男様
 90歳
 2022年3月24日
 大阪国際電報電話局など
 ご子息の定一様からご連絡をいただきました。

 

(2) NHKプロジェクトX「太平洋1万キロ 決死の海底ケーブル」再々放送のご案内
新納康彦会員から上記NHKプロジェクトXの再々放送の連絡がありました。今回はNHK BSプレミアム/BS4K同時放送で計2回、以下の日程で放送されます。是非ご覧ください。
2022年5月24日(火) 午後9時より (直前です、どうぞお見逃しなく)
2022年5月30日(月) 午後6時17分より

 

今月のコラム

 

担当:  小島 敏郎  

☆ 一年は短く一日は長い? ☆

 「ゆく川の流れは絶えずして、しかも、もとの水にあらず。」と方丈記の冒頭にありますが、時の記念日も近づいてきましたので、時間の流れについて最近感じていることを紹介したいと思います。
 2022年も約5か月が経過しましたが、年齢を重ねるにつれ何となく、特にコロナ禍の2020年以降は以前に比べて1年が短く感じられるようになりました。コロナ禍での心理的な影響か或いは年齢を重ねたせいかは定かではありませんが、いつか何処かで読んだ「子供の頃は、一日は短く一年は長い。大人になると、一日は長く一年は短い。」という一節を実感しています。
 19世紀のフランスの哲学者ポール・ジャネは心理的な時間の長さは人生の時期によって異なり、年齢に反比例して、年少者には長く、年長者には短く評価されるという仮説を提示しました。ただし、これについては同じ年齢でも人によって感じ方は異なり、同じ個人でも色々な要因によって感じる時間の長さは変わり、また、年齢と感じる時間の長さの変化は反比例よりも緩やかであると指摘されています。いずれにしても一般的に年齢と共に心理的な時間は短くなると考えられます。
 一年の長さは新たな経験・体験の量によると言われています。新型コロナウイルスは沈静化するだろうという希望的観測の元、日々新たな気持ちと好奇心で新しい出会いや発見、知識、体験を可能な限り志向していきたいと考えている今日この頃です。中国の詩人も言うように、歳月は人を待ってくれません。柄にもなく一日一日、一年一年をより有意義に過ごし、幸齢な高齢を目指していきたいと思っています。

 

 

あとがき

 

 歌手のMISIAさんがロシアのウクライナ侵攻を受け、全国ツアーで、「花はどこへ行った」をアンコールで歌っていることをNHKのニュースウオッチ9で知りました。「花はどこへ行った」はピート・シーガー(米国)が作詞作曲して1955年に発表し、1960年代にベトナム戦争に反対する反戦歌として広まり世界的にヒットした曲で、個人的にも懐かしい曲の一つです。
 「少女が花を摘んで愛する人のもとへ行き、その人は兵士となって戦死し、その墓にはただ花が咲いている。」そんな戦争の悲哀を静かに伝える名曲ですが、歌詞の最後は「いつになったらわかるのだろうか」という言葉で締められており、「戦争が繰り返され、いつになったら人(為政者)はその愚かさと悲しみに気づくのであろうか」というメッセージが込められています。MISIAさんは「平和の願いを込めて、この歌を歌いたいと思います」と話して歌われているとのことですが、月並みですが、一刻も早い平和を願うだけす。あわせて新型コロナウイルスの早い収束を願っています。

 マンスリーレター次号は 近藤 茂雄 運営委員が担当します。

 

以 上  

 

 

 

 

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No.138 2022年4月25日
今月のお知らせ

 

■  会員の状況
 新 入 会 員 : 0
 退 会 会 員 : 2名
 ご逝去会員 : 1名

4月25日現在のk-unet会員数は 398 名です。

 

■  活動状況
(1) 2022年度第1回運営委員会 (リモート開催)2022年4月10日

 

■  予定
(1) 2022年度k-unet年次総会(リモート開催)
 4/17 議題案、議事資料のホームページ掲載
 5/1から5/15まで決議の投票
(2) 2022年度第2回運営委員会(リモート開催予定)
 2022年6月12日 13:00~15:00

 

k-unetサイトの新情報
(1) 総会のページ開設(4月17日~5月15日の期間限定)
(2) 連載コーナー
・まちだより 数独について(町田香子さん)
・新四季雑感4(樫村慶一さん)
・ラテンアメリカ民芸品の旅 No.14 ペルー編 ②
・百寿の追加のお話(遠藤榮造さん)
(3) 暮らしと趣味・趣味の広場・音楽・名曲ピックアップ
チャイコフスキーの交響曲 ”小ロシア(ウクライナ)”
美術・今月の複数枚
ウクライナ・ハリコフ出身の画家 レーピンの作品集(YouTube)掲載中
(4) その他
・ホームページ右下に西暦 → 和暦の変換を行う計算器を配置しました。

 

お知らせ
(1) 訃報の配信について
今月より、ご葬儀終了後、あるいは年末の年賀欠礼の葉書などで得た情報で急がない場合は、纏めてマンスリーレターにてお知らせいたします。年齢は「享年(数え年)」または「満年齢」の場合もあります。

 

◆訃報◆

 

心からご冥福をお祈り申し上げます
以下は、故人のお名前、年齢、ご逝去日、主な職歴、情報提供者の順です

 

・k-unet会員:朝居 清様
  93歳
  2021年5月8日
  名古屋電報電話局、料金センター、名古屋支社など
  ご令室 きん子様およびご子息 隆様から情報をいただきました。

 

・元KDD社員:永山淳郎様
  77歳
  2022年2月16日
  東京国際電信調整所、東京国際統制局、大手町国際通信施設など
  金輪輝美会員から情報をいただきました。

 

(2) 役員の異動
 就任:島崎陽子さん(2/27付け)
 退任:北野志津子さん(3/31付け)、町田香子さん(3/31付け)

今月のコラム

 

担当: 京極 雅夫   

☆ 家庭用プリンター動向ならびに自宅のプリンターの状況 ☆

自分の趣味と使用経験をもとに自分勝手に書いているので、客観性に乏しいとご意見を頂くかもしれない。

デジカメ写真撮影が多く、結果を残すためきれいにプリントしたかった。プリンターで高画質、高発色を求めて2017年11月に複合機を購入した。本体はやや高額だがインク代は従来品より安価にできていた。
当時の高画質インクは各メーカーともに、マゼンタ、シアン、イエロー、ライトマゼンタ、ライトシアン、ブラックのカートリッジ式で独立6色だった。 購入した機種では全て染料系の6色だが、レッドが追加され赤の発色を改善し、ライト系2色の代わりにグレイが採用されモノクロプリントの表現改善と言われていた。この色設定は当時珍しかった。 近年のプリンターでは、レッドはなくなり、グレイは採用され続けている。グレイはライト系色の代わりに薄い色の個所で使用しているようである。また、グレイの代わりにライトブルーを採用している機種もある。

現在は、エコタンク式は印刷費用が安価だとの謳い文句で、どのメーカーも製造している。本体価格は高め。多くの場合、インクは、色インクが3色か4色。黒インクは、文字がくっきり印刷できる顔料系と写真印刷に最適な染料系の2種類。つまり黒インクが2本となるため、色インクを載せるスペースが少くなってしまった。

5-6年前に4色インクでプリントしたサンプル写真を家電量販店で見せてもらったが、当時は、高画質の6色インクのプリントと「見比べて」も分からないほどだった。素人目なのでそんなものかと思った次第。
大容量インクの場合、ボトルに入ったインクを自分で補充するタイプや、増量されたインクの独立カートリッジタイプがある。大型のインクタンクが本体に取り付けられており、左右に往復で動くインク噴出孔(ジェット)まで長いパイプでつないでいる。
メーカーによっては、大容量インク機種よりも従来のインクカートリッジ式機種の方が多く売れているとのこと。

スマホは3年前から使い始めた。家ではネットへの接続は当然Wi-Fi経由であり、Wi-Fi接続できるプリンターが便利、特に印刷アプリの操作性が優れているように感じている。
高齢になるに従い撮影したイベントの時期を思い出せなくなるので、写真にイベントの年月日が表示されているとよい。スマホ写真やLINE経由で届いた写真をプリントすることが多くなってきた。このため撮影日を簡単に印刷できる機能が便利である。
しかし、写真自体に撮影年月日を写し込んでおけばよいと言われるだろうが、昔、写真自体に写し込むと自由が効かないので避けるべきと写真家の指導があった。尤も、これはネガフィルムの時代で写真の現像、焼付、引き伸ばしなどなかなか個人では行えなかった時代の話だ。

一方、PCでは、撮影日の印刷ができるソフトは探さないといけない。いまだに見つからない。カメラ付属の画像処理ソフトや無料の画像処理ソフトは不十分。例えば、日付印刷可能と謳っていても実はファイルの日付や転送の日付のことがある。これでは意味がない。
高額な画像ソフトは試したことがないし、買ってみたらできなかったでは無駄遣い。
無料の総合画像ソフトGimpは確かに高機能で利用価値があるのだが、小生はWi-Fi経由のネットワーク・ハードディスク(NAS)に写真類を保管しているのだが、GimpメニューからNASを選べない。これは致命的な使い難さになる。写真に写ってしまった不要物の消去などに便利だが、NAS上のファイルを開けないので、PCに一時的にコピーしておく必要がある。一手間余分なので使用頻度が稀になってしまった。

PCでプリンタードライバーの動作不良で苦労した。
メールソフトOutlookでメールを印刷しようとすると、プリンタードライバーが呼び出されるが、「反応がありません」と表示され数分から十分ほど待たねばならないことがあった。これでは作業が進まない。ExcelやWordからの印刷だとプリントメニュー画面が異なっていて、問題なく印刷できていた。
困ってしまい、プリンターメーカーへメールで現象を説明して、改善・回避の方法を問い合わせた。サポート担当者が何度も何度も切り分け試験の助言を出してくれて、それらを一つ一つ実行してみるが改善に至らない。そしてWindow 10の前のバージョンに戻すことを試みてくれ、と言われたが、OSに手をつけるのには躊躇して中断してしまった。
その後PCの反応や動作が重くなってしまい、他に手段が無いと判断してPCのリカバリーを実行した。購入ソフトのアンインストールやデータのバックアップ等準備を重ねた。リカバリー後には多くのソフトの再インストールやPC設定に苦労した。しかし、プリンターの遅延が改善されたようで気にならなくなった。よかった。
しかし、使用を続けている現在は、数秒ながらも「反応がありません」との表示が時々出るようになってしまい、さて弱ったと感じている今日このごろである。

自分のマンスリーレター原稿の多くは、PC関連でトラブルに遭った、苦労した、うまくいかなかった話で、賢明なる読者の方々からは、何だそんなことも知らないのか、できないのかと呆れたと言われそうである。

 

あとがき

 

コロナ禍の第6次感染者数が充分に減らない状況で、特に高齢者はワクチン接種は勿論、まだまだ予防措置の手洗いやマスク着用は継続すること、三密を避けて行動することが求められています。
k-unetの年次総会はコロナ禍のため今年もオンライン開催となりました。ホームページにログインしていただき、投票をお願いします。

 マンスリーレター次号は 小島 敏郎 運営委員が担当します。

 

以 上  

 

 

 

 

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No.137 2022年3月23日
今月のお知らせ

 

■  会員の状況
 新 入 会 員 : なし
 退 会 会 員 : なし
 ご逝去会員 : 1名

3月23日現在のk-unet会員数は 401 名です。

 

■  活動状況
(1) 2021年度第6回運営委員会 (リモート開催)2022年2月23日

 

■  予定
(1) 2022年度第1回運営委員会
2022年4月10日(日)13:00~15:00 (リモート開催予定)

 

k-unetサイトの新情報
(1) KDD誌拾い読み情報213号 (2022年3月)
KDDI誌全体をご覧いただけるようになりました。ただいま、Vol.206(2020年6月)~Vol.213(2022年3月)を一挙掲載中。
(2) 連載コーナー
・まちだより(若者のバイト 町田香子 )
・樫村慶一さんの連載
 「ラテンアメリカ民芸品の旅 No.13 ① 新四季雑感(3)」
・島崎陽子さんの美術散歩第19回(3月号)
(3) その他
・ホームページ右下に西暦→和暦の変換を行う計算器を気軽ご利用下さい。

 

お知らせ
(1) NHK プロジェクトX 新納会員からの再放送のご案内
NHKから20年前の光海底ケーブルTPC-3のプロジェクトXの再放送の連絡がありました。光海底ケーブルの重要性が見直されている現在、最適な再放送だと思います。是非ご覧ください。
再放送は、NHK BS4K のみの再放送です。BS103プレミアムでの同時放送ではありませんのでご注意ください。放送日は3月24日(木)午前10時です。
なお、最新情報では、4月以降NHKBSプレミアムで再放送を行う予定とのことです。(3/23 新納会員から)
(2)訃報の配信について
訃報の配信につきまして再度お知らせをいたします。
ご葬儀終了後、或は年末の年賀欠礼ハガキ等で知り得た急がないケースは纏めてマンスリーレターに記載します。開始は4月からの予定です。
(3) 役員の移動
2022年2月27日(日)会員の島崎陽子さんが運営委員に就任されました。

今月のコラム

 

担当: 北野 志津子   

☆ 再開が待ち遠しい「サロンk-unet」 ☆

 k-unetにサロンが出来たのは平成19年(2007年)でした。「パソコンの勉強だけでなく楽しい集いもやりましょう!」という石田正人さんの提案が発端です。私は食いしん坊なだけで料理上手でもありませんが、鎌田光恵先輩に誘われ、助手として採用されたのでした。あれから15年、なんと39回も開催し,延べ652名の方に参加していただきました。そこで、サロンの特に印象に残る回、楽しいエピソード等を振り返る“紙上再現”を試みました。参加頂だいた方々は主に首都圏の方ばかりで、地方の方にはご案内できず申し訳無いと思っていました。この機会にサロンの家族的な温かい雰囲気だけでも味わっていただければ幸いです。

 料理は参加者自らが準備、調理します。当日はそれぞれに役割分担しましたが、いつの間にか皆さん自主的にお得意の分野を担当されていました。例えば、仕込み作りに参加する方、アルコール専門で料理が出来上がるのを待つ方、後片付けや洗い物をする方…。お酒が入ると思わず海外勤務時代の自慢話や苦労話も出てきますが、語るも聞くもKDDの身内ならではのこと。熱弁と笑いが絶えない憩いの場です。

 時々、苦労させられることもありました。申し込みなしで当日飛び入りする“常習犯”です。そこで準備班は、切り身の肉や魚などは人数分より少し多めに用意するようになりました。参加者は1回当たり平均16人で、1人分は一汁三菜がめど。その食材を鎌田リーダーと北野だけで用意するのは厳しいので、何人かで分担しました。メニューを書き出し、食材を分担して持ち寄るのですが、時々幾つかの漏れがあって、新宿御苑の近辺を走り回ったことも。若さ?でやれた懐かしい思い出です。

 サロン会場は新宿御苑隣のビル11階に陣取る四谷地域センターの調理室をお借りしました。食中毒やトラブルを起こすこともなく実施できたことは、地域センターの厳しい衛生管理のお陰です。改めて感謝したいと思います。

 39回を数えたサロンの中で、特に印象に残るサロン5回を振り返ってみました。(アーカイブサイトに過去の写真などの記録が掲載されています。 こちら をクリックして更に開催回をクリックするとご覧頂けます。

 

 〇第4回 平成19年9月12日 村谷拓郎さん&服部尚彦さん担当 ブイヤベース等 

 

 村谷さんと服部さんのお二人は仲の良いコンビで、いつもご一緒に参加されます。この日は築地市場から食材を仕入れ、腕を振るおうと意気込んでいました。ところが、台風接近の影響で大雨となったのに加え、運悪くその日は市場が定休日でした。それでもお二人はどこで仕入れたのか、発砲スチロール箱一杯の新鮮な魚をタクシーで地域センター迄運んで来られました。これには一同驚愕したものです。調理されたブイヤベースのお味は絶品。皆さん喜々としてお代わりしました。

 

 〇第10回 平成21年4月3日 お花見弁当 年次総会に合わせて 

 

 この回は当日午後から予定されていたk-unet総会に合わせた企画で、総会参加者の大半がサロンにも申し込みされました。考えたメニューは三色(お花見)弁当です。22名分の仕込みなので、女性軍7名に助っ人を頼みました。調理台に山と積まれた食材を前に、どうなることかと内心ドキドキです。調理がスタートすると、皆さん各部門に分かれて手慣れた様子で着手。たっぷり盛られた三色弁当が人数分出来上がった時は、「できたじゃな~い!」と歓声が上がったシーンは忘れられません。総会前に昼食を美味しくいただき、いつもとはひと味違う大盛り上がりのサロンとなりました。

 

 〇第12回 平成21年12月10日 打ち立ての新蕎麦を味わう 

 

 この日のサロンは、蕎麦打ちマスターの益子輝雄さんと江連政男さんがシェフ。お二人の見事なお手並みを拝見しながら、出来立てのお蕎麦をいただくという贅沢な時間でした。淡い緑色を帯びている新蕎麦粉を打つと、蕎麦の香りが調理室に漂います。その中で職人芸の麺が次々に出来上がります。鴨汁、蕎麦ぜんざい、蕎麦がき、蕎麦スナック、衣かつぎ、菊の酢の物…一つひとつ味わい、幸せな満足感に浸りました。参加者からは「来年もまたお願いしたい」との声が聞こえてきました。

 

 〇第13回 平成22年3月1日 k-unet会員500名達成記念祝賀パーティー 

 

 この回は会員500名達成を祝うワインパーティーという名目で、「低価格帯ながら結構楽しめるフランスワイン」赤8本を用意しました。これだけでは到底足りそうもなかったのですが、心得た参加者が多かったのでしょう、アルゼンチン、スペイン、スロベニア、ドイツ等のワインのほか、 ウオッカ、焼酎の差し入れがあり、皆さん心置きなく杯を空けていました。ワイン通ご持参のマイワイングラスの上品だったこと!禁酒中の方、風邪気味の方、午後から別の会合があるという方…事情はいろいろありましたが、盛り沢山の料理と魔よけの貴石(スリランカ)などが当たる福引きが花を添えて、和気藹藹の会になりました。

 

 〇第39回 令和2年1月28日 初めて外部講師を招いて 

 

 いつもアクティブな鎌田リーダーと控えめな?北野も、“勤続疲労”でしょうか、年4回のサロン開催は辛くなってきました。できれば年1~2回にしたいと考え始めていたのです。そこで、北野の知り合いの管理栄養士、幸田真理さんに講師をお願いしたところ、快諾していただきました。運営委員会でも「たまには外部講師にお願いして新風を!」と承認を得ましたので、初めて外部講師によるサロン開催となりました。薄謝にもかかわらずお引き受けいただき感謝。前半はサロン、後半は楳本さん主宰のアートコンテストの表彰式という企画です。講師の幸田さんは参加者17人分のお料理5品を自宅で調理され、車で運搬して調理室まで運んでくださいました。それを参加者できれいに盛り付けしてテーブルに並べると、参加者から感嘆の声が上がりました。いつもの手作り風の仕上がりでなく、洗練された美味しそうな盛り付けに皆さん大喜びです。参加者も素敵な外部講師に興味津々で、側にいってお喋りしたり質問したり…、思いがけない反応に私共も嬉しくなりました。誰が言い出すわけでなく、なんとはなしに次回も是非お願いしたいという空気でしたが、突然やって来たコロナ禍のために、まだ40回目は実現していません。

 振り返ってみますと、調理師でもない私共は厨房を任せられるほどの腕はありませんでした。それでも、運営・アイデア・差し入れ・撮影担当・後始末など幾多の仕事を皆さんに助けていただき、得難い場作りができたことを誇りに思います。ご参加頂いた皆さんに心からの感謝を申上げます。コロナ収束後にまたお会いしましょう。

 

あとがき

 

●コロナ関連で言えば蔓延防止策は21日全面解除されました。以前の活気が戻るには時間が掛かるでしょう。
●久々の大型地震にまた怖い体験をしました。防災備品の点検は必須です。
●ロシアとウクライナの戦争勃発によりまた沢山の命が失われています。ロシアに対する経済制裁措置により物流が滞り物価上昇が懸念されます。等々私達を取り巻く環境には懸念材料が一杯です。大難が小難で済む様願うばかりです。

<退任のご挨拶>

 さて私の人生後半を振り返ってみますとKDD退職後は思いも寄らないボランテア一筋のものとなりました。母校の同窓会、k-unet、地元の組織。縁あって繫がったものばかりです。逡巡しながらも一歩踏み出した世界にどっぷりとはまり、未知の方々との交流によりむしろ成長できたのは私自身でした。しかし、体力・知力の衰えを感じこの春には退任させて頂き、これからは「先の見えない時代をどう生きていくか」考える時間を取りたいと思っています。
会員の皆様、運営委員のお仲間の温かいご支援に心から感謝申上げ、併せて皆様のご健勝、k-unetの発展をお祈りしております。


 マンスリーレター次号は 京極 雅夫 運営委員が担当します。

 

以 上  

 

 

 

 

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No.136 2022年2月25日
今月のお知らせ

 

■  会員の状況
 新 入 会 員 : なし
 退 会 会 員 : なし
 ご逝去会員 : なし

2月25日現在のk-unet会員数は 402 名です。

■  活動状況

(1) 第6回運営委員会
  2022年2月23日(水)13:00~15:00 (リモート開催)

■  予定

(1) 2022年度第1回運営委員会

  2022年4月10日(日)13:00~15:00 (リモート開催)

k-unetサイトの新情報
(1) コンテストのページ
・入賞作品展示および入賞者の一言を掲載中( こちらをクリック)
(2) 哀悼ページ
・小関康雄様のご逝去に伴い哀悼の辞を掲載しています。( こちらをクリック)
(3) 連載コーナー
・まちだより(コンテスト コンテスト担当 楳本)
・樫村慶一さんの新連載
 (ラテンアメリカ民芸品の旅(No.12 ②)、新四季雑感(2))
・島崎陽子さんの美術散歩第18回(1月号)
(4) その他
・ホームページ右下に西暦→和暦の変換を行う年号計算器を設置、気軽にご利用ください。

 


今月のコラム

 

担当: 楳本 龍夫   

☆ 思わぬ落とし穴 ☆

 先日、某宅配会社に電話連絡をする必要が生じました。問合せ先を調べると携帯からは0570のナビダイヤルの番号が書いてありました。
 このナビダイヤルですが、N-Comの通話サービスで、ネットで調べてみると、携帯から利用する場合には高額の通信料金がかかるために注意が必要で、非常に評判の悪いものであることが判明しました。すなわち、発信者課金で、携帯からはかけ放題の対象外、通信料金も20秒ごとに11円、つまり3分の通話でおよそ100円の通話料が発信者に課金されます。企業側にとっては、コールセンターへのいたずら電話防止や経費節減などで都合がよいのでしょうが、問合せをする顧客側には法外な電話料金が請求されるだけの何のメリットもないサービスということができます。意外に多くの企業が採用しているため、これに遭遇してしまう機会も多いのではないかと思います。
 今回は幸いにも、某宅配会社には固定電話からのフリーダイヤル0120の番号のほか、携帯からかけ放題の対象となる固定電話番号も併記されていましたので、ナビダイヤルを使わずに済みました。さらに後で試してみると、その会社の0120番号には携帯からも接続することができました。
 ナビダイヤルは携帯電話の普及の影響を受けて出てきたものだと想像されますが、なるべく避けるのが賢明です。スマホからは、案内に併記してある固定電話の番号を探してそちらに架けるか、フリーダイヤルを試してみるくらいの対処しかなさそうですが、これらが不可能な場合、つまり、ナビダイヤル番号しか案内されていない場合やスマホからフリーダイヤルに接続できない場合には、ナビダイヤルでアクセスして先方にコールバックを依頼するくらいの対処しかなさそうです。
 以前はいきなり接続されて高額の通信料が課金されていたようですが、批判を受けてか、接続前にナビダイヤルであることと料金に関する注意喚起がアナウンスされるようになっています。したがって、ナビダイヤルであることはすぐにわかりますので接続される前に切ることができますが、誤って接続された後に「ただいま混みあっています。しばらくお待ちください。」などのアナウンスが出てきた場合には11円はナビダイヤルでアクセスした罰金だとあきらめて、すぐに切ることが重要で、決してアナウンスに付き合って繋がるまで待ってはいけません。スマホに通話中の表示が出ていれば、待っている間も20秒ごとに11円がずっと課金され続けることになります。

 通信白書で調べてみると、携帯加入者が2010年に1億2000万契約だったものが、2020年には1億9500万契約に増加する一方で、加入電話契約数は2010年に4000万回線だったものが2020年には1700万回線に激減しています。
 この10年の間に、一家に1台の電話から一人1台の電話に変貌して、固定通信から移動通信に変わって電話機自体の普及台数が携帯電話(スマホ)という形で増えて便利になったように見える一方で、普段の生活の中で広く普及しているものの中にも隠れた落とし穴が潜むようになってきていることに注意を払う必要があると実感させられた体験でした。

 

あとがき

 

 k-unetのイベント活動で唯一実施した2021年度のPCアートコンテストが先月末に無事終了しました。
 このコンテストの賞品の調達に際して感じたことをひとつ。すなわち、made in Japan の物品を探すのが至難であったということです。日本ブランドのものであっても中味は外国製という状況です。結局、何も揃わなくなるので、maid in Japan にこだわることはあきらめることにしました。こういう状況下で、最近のモノは以前に比べて壊れやすくなっていると感じているのですが、その理由の一端がわかったような気がしています。
 「モノづくり日本」と言われてきましたが、果たしてその実態はどうなのか、コロナ騒ぎの中で、非常に不安を覚える2022年となってしまいました。

 マンスリーレター次号は 北野 志津子 運営委員が担当します。

 

以 上  

 

 

 

 

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No.135 2022年1月26日
今月のお知らせ

 

■  会員の状況
 新 入 会 員 : なし
 退 会 会 員 : なし
 ご逝去会員 : なし

1月26日現在のk-unet会員数は 402 名です。

■  活動状況

(1) PCアートコンテスト入賞作品発表
新型コロナウィルスの感染防止策のため、PCアートコンテスト入選作品発表会を兼ねたサロンk-uneは中止し、入賞作品は こちら に展示しています。

■  予定

(1) 第6回運営委員会
2022年2月17日(木)13:30~15:30(リモート開催)

k-unetサイトの新情報
(1) アーカイブサイトの正式掲載( こちら をクリック)
・主に2012年から2018年に掲載した主要記事をご覧いただけます。
(2) k-unet新年のご挨拶 (山本代表)
(3) 哀悼ページ
・小関康雄様のご逝去に伴い哀悼の辞を掲載しています。( こちらをクリック)
(4) 連載コーナー
・まちだより(成人式 町田香子)
・樫村慶一さんの新連載(新四季雑感(1))
・島崎陽子さんの美術散歩第18回(1月号)

 


今月のコラム

 

担当: 石垣 英明   

☆ アインシュタイン博士と「仏教」 ☆

昨年末、友人から法話集をいただきました。そのなかで大変興味深いお話が掲載されていたのでご紹介いたします。

ドイツ生まれの物理学者・アインシュタイン博士(1879-1955)が来日されたのは、大正11年(1922)の秋でした。博士は、日本へ来る途中の船上で、「ノーベル物理学賞」の受賞のしらせを聞き、喜びの中に来日されました。

博士は、日本各地で講演される多忙な毎日でしたが、かねがね「日本の仏教」について興味がおありでした。そこで博士と対談されたのが、真宗大谷派の僧侶・近角常観(ちかずみじょうかん)師でした。アインシュタイン博士が「仏さまとは、どういうお方ですか」と質問されて、近角先生は昔話の「姥捨て山」のお話をされたのです。

 昔、信濃の国(長野県)では、一定の年齢に達した老人は口減らしのために、山に捨てるという風習がありました。いくら孝行息子であっても、村の掟に背くことができません。
ある日、村に住む若い農夫が年老いた母親を背負って“姥捨て山”へと向かいました。ところがその道すがら、背負った母親がしきりに木の枝を折って道端に捨てるのを、息子は背中で感じます。「ひよっとして、お袋さんは落とした木の枝を辿って、家に帰ってくるつもりだな!?」と疑いながら山を登り、ついに捨て場にやってきました。
息子は背負い籠から母親をおろし、今生の別れを告げて帰ろうとしたその時、母親は息子の袖をつかんで、「もう二度と会えんの、身体に気をつけや、後のことは頼むでな、随分山奥に入ったから、帰り道に迷うと困るだろう思うて、ワシが目印に小枝を落としておいたから、それを頼りに里に無事に帰れよ」と、手を合わせるのでした。
息子はその言葉に泣き崩れ、今、捨てようとしている自分を、母は心配してくれている。どうして捨てられようか。息子は両手をついて「お袋、どうか籠にお乗りください。これから我が家に連れ帰り、一生お仕えします」といって山を下りたのでした。

 

日本には古くからつぎのような古歌が残っています。

“奥山に 枝折る栞(しおり)は、誰がためぞ 親を捨てんと 急ぐ子のため”(古歌)

 ここまで話をされた近角先生は、アインシュタイン博士に「この母の姿こそ、仏さまの姿であります」と話されたのです。年老いた母を置き去りにすれば、凍え死ぬか、オオカミの餌食になるか、餓死するでしょう。そんな状況でも、母親は自分のことは一切顧みないで、ひたすら我が子が無事に家まで帰ることができるかを心配しているのです。
この親子の関係は、「子が親を殺そうとしているのに対し、親は他者である我が子を生かそうとしています。この親の愛が、慈悲の仏さまです」と話されたのでした。
仏さまに背をむけているにもかかわらず、慈しみのこころを持って、私たちを救わずにおれないとはたらき続けておられる、それが仏さま、阿弥陀さまなのです。

 涙をこらえてこの話を聞かれた博士は、帰国する時に「日本人がこのように温かく深い宗教をもっていることは、このうえもない幸せなことです。日本に来て、こんな素晴らしい教えに出会えたことは、私にとって何にも勝るものでした」と話されたのでした。

アインシュタイン博士は宗教、中でも仏教に興味をもっておられました。いくつかの言葉のうち印象に残った言葉を紹介します。

「宗教なき科学は欠陥であり、科学なき宗教は盲目である」

「生きる意味はなにか、その質問に答えるのが宗教である」

「現代科学に欠けているものを埋め合わせてくれるものがあるとすれば、それは宗教である」

 

あとがき

 

新型コロナウイルス感染症がパンデミックとなり、世界中の人々が不安と恐怖にさいなまれています。

政府は、新型コロナウィルス対応の特別措置法に基づく「まん延防止等重点措置」の対象地域に首都圏の1都3県や、東海3県など合わせて13都県を加える方針を決定した。適用期間は1月21日~2月13日です。今回の第6波をどう乗り越えるか正念場です。

2021年11月9日、99歳で亡くなられた瀬戸内寂聴の著書 「寂聴97歳の遺言」から、宗教の持つ意味について書かれているところを紹介します。

「 宗教なんかなくていい」といって生涯を過ごす人もいます。けれども、宗教があったために救われる人もいるのです。信仰を持つかどうか。それは皆さんの都合で勝手ですが、宗教のおかげでどん底に落ちた時に助かる人もいる。だから私はあった方がいいなと思います。


マンスリーレター次号は 楳本 龍夫 運営委員が担当します。

 

以 上