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No.134 2021年12月26日
今月のお知らせ

 

■  会員の状況
 新 入 会 員 : なし
 退 会 会 員 : なし
 ご逝去会員 : 1名

12月26日現在のk-unet会員数は 402 名です。

■  活動状況

(1) 2021年度第5回運営委員会 12月17日(金)15:15~17:15 四谷地域センター(対面による委員会を一年ぶりに開催)

(2) PCアートコンテスト応募作品の投票 12月1日~12月31日24:00まで
まもなく投票締切りです。奮って投票にご参加ください。

■  予定

(1) PCアートコンテスト入選作品発表会を兼ねたサロンk-unetを開催 2022年 1月20日前後 四谷地域センター
(コロナの状況によってはサロンk-unet開催は中止し、入賞作品発表はk-unetホームページにて行う。)

k-unetサイトの新情報
(1) アーカイブサイトの正式掲載( こちら をクリック)

・主に2012年から2018年に掲載した主要記事をご覧いただけます。今後、バックナンバーの掲載をアーカイブサイトに一本化の予定。
・KDDI誌全文掲載リニューアル版のアーカイブサイトへの転載についても整備。

(2) ホームページの修正

・お問い合わせのページ修正:訃報連絡の受け入れ対応メニューの追加。**
・同報メールのページ:アーカイブサイトへの掲載を開始。
・KDDI誌 12月号(VOL.212) 掲載

(3) 暮らしと趣味・趣味の広場・サイエンス
・前尾津也子さんの「サイエンスアゴラ2021」に関する投稿
(4) 連載コーナー
・まちだより(12月No.3 )
・樫村さんからの投稿「ラテン民芸品の旅 コロンビア編」
(5) トップページ・会員の短信
・前尾津也子さんの短信 ~ 講演と朗読会のご案内「令和と万葉集と」
・島崎陽子さんの短信 ~ 葛飾図書館友の会 読書クラブのご案内

 

■ おしらせ■

 

会員の皆様には訃報を受け取られた際には、k-unetに訃報の連絡をいただきましてありがとうございます。また、訃報メール配信についての、ご遺族からの了承の労もおとりいただき感謝申し上げます。お蔭様で円滑に訃報メ-ル配信を実施しております。

さて、この度、「訃報のお知らせ」方法を一部変更することにいたしました。今までは、訃報の連絡を頂き、かつ、ご遺族の了承も得られた場合には、その都度、同報メール配信をしておりましたが、ご逝去されて日数が経過している場合は、月毎にマンスリーレターでお知らせすることにしました。急を要する場合、例えば、葬儀などの日程が間近である場合は今まで通りです。

もし、ご逝去されたにもかかわらずお名前が掲載されていない場合には、ご遺族の了承が得られなかったものとご理解ください。

なお、k-unetへの連絡方法は三つあります。

1)k-unetホームページのトップページにあります「k-unetへのお問い合わせ、ご連絡(今回新設)」を利用する。**上記k-unetサイトの新情報(2)のホームページの修正を参照
2)webmaster@k-unet.org 宛にメールする。
3)受信された同報メールに返信する。

 

なお、2)、3)は従来通りの方法です。
マンスリーレターに訃報欄を設けるにあたり、フォーマットを含め詳細については検討中です。今後のマンスリーレターにてお知らせいたします。

 

今後とも、より良いマンスリーレターを目指して配信したく考えておりますので、みなさまからのご意見などをお寄せ頂きますようよろしくお願いいたします。

 

今月のコラム

 

担当: 松本 房子   

☆ 東京国立博物館 創立150年 ☆

 1872年(明治5年)に産声を上げた日本で最も歴史のある東京国立博物館、通称「東博」。2022年に創立150年を迎える博物館は日本最大級。上野の森を訪れると東京ドーム2個分の広大な敷地に個性的な建物が立ち並び、国宝89件を含むおよそ12万件もの文化財が収められています。質、量ともに日本一の博物館「東博」。その敷地内に巨大な城のごとく聳えるのが日本の美術を紹介する本館です。本館では、歴史に沿って各時代の代表的な作品を収蔵、展示しています。その他、東洋館、表慶館、平成館、法隆寺宝物館および黒田記念館などがあります。

間もなく150周年を迎える東博はどんなきっかけで設立されたのでしょうか。それは、1872年(明治5年)、当時は江戸時代が終わって間もない頃、新政府は日本の優れたものを海外に紹介しようと、翌年のウィーン万博への参加を決めました。その出品作として当時の文部省博物局を通じ日本各地の旧藩主などから美術品をはじめとする様々な物を広く集めたのが始まりでした。博物局は、ウィーン万博参加に先駆け、1872年3月湯島聖堂博覧会を開催。それは日本初の博覧会でした。珍しい出品作を観に多くの人々が詰めかけ大いに評判となりました。翌1873年5月ウィーン万博開催。日本館には多くの陳列品が並べられ、日本庭園や神社も作られ大盛況となりました。

開館当初、万博出品作がそのまま引き継がれ収蔵されていくことが多かった工芸作品ですが、他にも万博出品作が展示されているジャンルがあります。それが「アイヌ文化」のコレクションです。このように博物館には、あらゆるジャンルの名品があつまってくるようになったのです。加えて、明治新政府の法整備があり、1871年には日本初の文化財保護法を布告しました。これにより廃仏毀釈の風潮に歯止めがかかり多くの文化財がその価値を認められ救われました。

1923年(大正2年)に関東大震災が発生。当時、帝室博物館となっていた旧本館は、倒壊しその後、現在の本館が建てられる(1938年昭和13年)までの15年間は、表慶館がすべての展示を担うことになりました。

1941年(昭和16年)第2次世界大戦が勃発。

戦時下において大量の文化財が失われる可能性があるため、文化財の疎開を実施しました。(1941年8月奈良帝室博物館へ)

1945年(昭和20年)第2次世界大戦終結。日本敗戦。

終戦後の1947年、帝室博物館は国立博物館と改称しました。終戦直後の大変な最中に大予算を確保して、多くの文化財を購入し、海外への流出や破壊から守りました。

明治維新を経て文明開化の波に消えゆく江戸時代の風景、破壊され海外に流出してゆく文化財。それらを一つでも多く後世に残そうと懸命に働いた人たちがいました。戊辰戦争の焼け野が原を経て、震災も戦争も生き抜いた日本の美を象徴する無数の名品、その陰には150年に及ぶ人々の想いが込められているのです。

先人たちの尽力の足跡を感じながら、上野で美術鑑賞はいかがでしょうか。

 

あとがき

 

新たな変異を遂げたオミクロン株がわが国にも入ってきました。

重症化の恐れなど特徴は定かではありませんが、慌てず騒がず、今まで通り手洗い、うがいを励行しマスクをつけ、オミクロン株の動静を見極めましょう。今後は、新たな変異株への感度を高めた検査試薬の開発と、検査態勢の充実を急ぐことが求められます。

マンスリーレター次号は 石垣 英明 運営委員が担当します。

 

以 上    

 

 

 

 

 

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No.133 2021年11月26日
今月のお知らせ

 

■  会員の状況
 新 入 会 員 : なし
 退 会 会 員 : 2名
 ご逝去会員 : 1名

11月26日現在のk-unet会員数は 403 名です。

■  活動状況

(1) 2021年度PCアートコンテスト応募受付中:11月28日まで

(2) アートコンテスト応募作品の展示開始 ( こちら をクリック)

■  予定

(1) アートコンテスト応募作品の投票開始:12月1日

(2) 第5回 運営委員会: 12月16日 15:00~17:00 四谷地域センター
 (コロナの状況によりリモート会議に変更)

k-unetサイトの新情報
(1)会員コーナー
・長寿のページ: 喜寿を迎えて
 ~ 前田昭男さん、祢津信夫さん、北野志津子さん、
  瀧本直孝さん、新納郁江さん、相馬良明さん
(2) 暮らしと趣味・趣味の広場・サイエンス
・前尾津也子さんの「サイエンスアゴラ2021」に関する投稿
(3) 連載コーナー
・まちだより(11月 No.1 お墓参り)
・樫村さんからの投稿「ラテン民芸品の旅 チリ編」
・美術散歩No.17:川瀬巴水 ~島崎陽子さん
(4) アーカイブサイトの正式掲載( こちら をクリック )
 主に2012年から2018年に掲載した主要記事をご覧いただけます。
(5) トップページ・会員の短信
・前尾津也子さんの短信 ~ 講演と朗読会のご案内「令和と万葉集と」
・島崎陽子さんの短信 ~ 葛飾図書館友の会 読書クラブのご案内

 

今月のコラム

 

担当: 町田 香子   

☆ 模擬患者として ☆

 今月からある看護大学の「模擬患者養成講座」に通っています。これは、看護師さん育成のために、一般市民がボランティアで模擬患者となり、最終的には学生さんへのアドバイスができるようになることを目指します。私がこの講座に応募した理由は2つです。感染を恐れずコロナ患者に立ち向かう医療従事者の姿をテレビで見るたびに畏敬の念を抱いていた事と、何かこの自分でもできることはないだろうかと日々思っていたことにありました。でも応募したあと、「模擬患者とはいっても、わけのわからない注射や薬を飲まされたらどうしょう・・・」というような疑心暗鬼になったりもしていたのですが、合格の連絡を受け、第1回目の初顔合わせでそんな不安は一掃されました。というのも、大学の先生たちが門に立ち、「本日はありがとうございます」とお辞儀をしながら迎え入れてくださるではありませんか!そして、「模擬患者」同士の応募動機と自己紹介も大変納得のいくものでした。娘さんが看護師のお母さん、何度か入退院を繰り返した方、長い病院生活で夫を亡くされたご婦人等々、参加者のボランティアにかける想いは、その人の生き様同様、それぞれ違うのだなと思いました。

 講座内容としては、学生と患者のロールプレイを動画で見て観察し、「振り返り」で学生の行動をグループで討議、その後は、学生へのアドバイスを考えるという流れでした。そのときに、講師の方が言われたことがとても心に残っています。「学生は緊張のあまり、頭が真っ白、聞くべき事を忘れたり敬語が無いかもしれませんが、どうぞ、彼らの言動だけで人間性の否定だけはしないでください」ということでした。そのとき、心の中で叫びました。「もちろんです!絶対、私たち模擬患者の、上から目線の言葉で若い芽をつぶしたりしません!」と。

 若き看護師さんたちが、1日も早く医療の世界に飛び立つことを願ってやみません。頑張れ、ナイチンゲールの後裔さんたち!

 

あとがき

 

 丁度2年前のマンスリーレターの「あとがき」には、コロナ禍のことを「希望を持って、春到来を待ちましょう」と余裕で書いておりました。そして、今年の1月のマンスリーにはそのことを、「コロナなど当然消えると思っていたのに、いまや考えが甘かったの一言です。でもこの1年、希望は捨てません!」とパワフルに結んでありました。さて、今回はどのように結べばよいのか、と思うと、結局は手洗いとマスクの日々は永遠に続くのだなあという淡々とした思いに落ち着いています。

 マンスリーレター次号は 松本 房子 運営委員が担当します。

 

以 上    

 

 

 

 

 

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No.132 2021年10月25日
今月のお知らせ

 

■  会員の状況
 新 入 会 員 : なし
 退 会 会 員 : なし
 ご逝去 会員 : 2名

10月25日現在のk-unet会員数は406名です。

■  活動状況

(1) 長寿のお祝いカード順次発送

(2) 2021年度PCアートコンテスト 応募受付中:11月26日まで

(3) 第4回運営委員会(10月16日、リモート開催)

■  予定

(1) 2021年度PCアートコンテスト 応募締切り:11月26日

(2) 第5回 運営委員会: 12月9日又は16日 14:00~16:00 四谷地域センター
 (コロナの状況によりリモート会議に変更)

k-unetサイトの新情報
(1) 連載コーナー掲載中
・ラテンアメリカ民芸品の旅 No.9 エクアドル編 樫村慶一さんの投稿
・まちだより 10月「ゆかりの文豪とのご縁」 町田香子さんの投稿
(2) アーカイブサイトの公開予定

2020年2月10日まで運用していた旧サイト(NC2)のコンテンツをレスポンシブデザインで閲覧できるアーカイブサイトを11月上旬に公開予定

 

今月のコラム

 

担当: 本間  強   

☆ Windows 11 登場 ☆

 今年6月末にマイクロソフト社から Windows 10 の後継 OS(Operating System) である Windows 11 を今年末から順次提供開始する旨の発表がありましたが、10月5日から Windows 11 を搭載したパソコンが販売開始されました。
2015年に導入された Windows 10 は年2回程度の大型アップデートが繰り返し実施されて機能改善が図られ Windows パソコン最後のバージョンと言われてきましたが、なぜ Windows 11 に移行する必要があったのでしょうか。 パソコン関係の記事によると、新しい Windows 11 を導入する目的は企業ユースのパソコンで採用されているセキュリティ機能(不正なドライバーソフトや悪意のあるプログラムコードによる攻撃を防ぐ仮想化ベースのセキュリティ機能)を個人使用のパソコンにも導入してセキュリティの向上を図るのが目的とのこことです。セキュリティ向上を図るためにはハードウエァ要件が厳しくなり、2016年以前に製造された少々古い世代のパソコンではハードウエァが上記機能に対応できない場合があるとのことです。利用中の Windows 10 パソコンが Windows 11 に対応できるのかどうか気になるところですが、調べる方法はパソコンメーカーがネットで公表している情報をチェックする方法と、パソコンが Windows 11 に対応しているがどうか判定してくれる こちら のサイトの方法チェックできます。

 小生は Windows パソコンを3台所有していますが、上記の方法でチェックしたところ6年前に購入したノートパソコンは非対応となりましたが、昨年置換したデスクトップパソコンと今年購入したノートパソコンは Windows 11 に対応できる結果になりました。Windows 11 に対応できるパソコンについては無償アップグレードが可能であり、来年半ば頃までに順次アップグレードできるとのことです。なお、10月5日に Windows 11 対応可能の判定が出た小生のパソコンで「設定」の「更新とセキュリティ」画面をチェックしたところ「このPCで Windows 11 を実行できます。お使いの PC は Windows 11 の最小システム要件を満たしています。具体的な提供時期は、準備の都合上、変動する可能性があります。」のメッセージが表示されていました。皆さんも確認のためにぜひ「設定」画面の「更新とセキュリティ」画面をチェックしてみてください。

 ご利用中のパソコンをチェックしてみて Windows 11 に対応できない結果となった場合ですが、2025年10月14日までは Windows 10 のサポートが継続されるのでそのまま利用可能です。残念ながら Windows 10 のサポートは2025年10月14日をもって打ち切りとなるとのことです。

Windows 11 の主な特徴は次のとおりです。詳しくは こちら のサイトを参照ください。
・ユーザー インターフェースが全面的に刷新される
・デスクトップ画面のシンプル化
・タスクバーの使い勝手向上
・セキュリティ機能を強化(仮想化ベースセキュリティ機能の導入)
・Time Line や Internet Explorerなどが提供されない
・Teams が標準搭載される
・スマホの Android アプリが動作する

 Windows 11 はユーザーインターフェースが大幅に変わるので習熟するまでパソコン操作にまごつきそうですが、Windows 10 よりもセキュリティ機能が向上するのとのことなので可能になり次第アップグレードするつもりです。

 

あとがき

 

 9月中旬頃から新型コロナウイルス感染者数が急激に減少し、ついに9月30日をもって全国的に緊急事態宣言が解除されました。大変喜ばしいことです。しかし、緊急事態宣言が解除された途端に繁華街や観光地に出かける人々が一気に増加しており、また感染者が増えるのではと危惧するところです。しばらくは今まで実施してきたマスク着用や三密を避ける行動を継続して感染予防に心がけたいものです。

 マンスリーレター次号は 町田 香子 運営委員が担当します。

 

以 上    

 

 

 

 

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No.131 2021年9月25日
今月のお知らせ

 

■  会員の状況
 新 入 会 員: なし
 退 会 会 員: なし

9月25日現在のk-unet会員数は408名です。

■  活動状況

(1) 長寿のお祝いカード順次発送

(2) 2021年度PCアートコンテスト 応募期間:9月6日~11月26日

■  予定

(1) 第4回 運営委員会(10月16日、リモート開催)

■  k-unetサイトの新情報

(1) 美術散歩No.16:風景画のはじまり コローから印象派へ~島崎陽子さん

(2) 長寿のページ: 喜寿を迎えて ~ 沖 和美さんさん

(3) 会員からの投稿
上福岡研究所の桜(昔のビデオ集)~浅見徹さん
絵手紙・詩手紙と朗読のコラボ動画~前尾津也子さん

(4) ラテンアメリカ民芸品の旅 No.8 パラグアイ編 樫村慶一さんの投稿

(5) まちだより 9月「秋の七草に想うこと」 町田香子さんの投稿

(6) KDDI誌拾い読みVol.211(9月最新号) 全文掲載

 

今月のコラム

 

担当: 近藤 茂雄   

☆ ドローンの最新事情 ☆

  テレビ等でドローンによる空撮が着目されて久しいですが、結構大きな変化が今年から来年に向けて起きております。
そこで、今回はドローンについて少し記載してみたいと思います。
ドローンについては、佐藤 敏雄 様 による紹介記事が6年前に初めて掲載されましたが(連載S&SNo51, 2015年)、その後、ドローンは大変ポピュラーな存在に変わってきており、これを加速する動きが来年にかけて出てきております。

最初にドローンについての説明ですが、次のように、いくつかの種類があります。
・4つのプロペラをもって飛行するマルチコプター(回転翼気)
・主翼が固定され、飛行機のような固定翼機
・水の中で使う、水中ドローン
この中でマルチコプターが、皆様はよく目にするのではないかと思います。
また、これらのドローンが、どこで利用されているかですが、
現在は、農業用、測量用、点検用、物流・運送用、災害調査用、動物生体確認用、皆さんが一番よく目に触れる空撮用、ちょっと違った分野では軍事用と、非常に多岐に渡って使用されております。

次に私のドローンとの出会いですが、実は、仕事における出会いでした。
「ドローンを使ったマンション大規模修工事の点検の効率化」に関するコンサルタントの仕事でドローンに出会いました。 このドローンには、「赤外線カメラ」、「高解像度カメラ」が搭載され、外壁の異常を点検する手法をその会社と一緒に確立いたしました。
また、その後に、IT会社の顧問となり、ドローンスクール、ドローン空撮(NHKで使って頂きました)とドローンの支援を行ってきました。

  さて、本題のドローンをめぐる大きな変化に話を戻します。
ドローンは、国交省主管の法律の航空法で規定されております。
今後、このドローンを産業用に有効に使用出来るようにするため、航空法が改正されて行きます。 特に、今年から来年に向けての航空法の改正は、各事業者が期待をしている「ドローンの商用利用に向けた法整備」が目的となっております。

具体的な内容として、
1.「機体の安全性に関する認証制度(機体認証)」
 安全性を確保するために車で言えば、車検と定期点検のようなものです。
2.「操縦者の技能に関する証明制度(操縦ライセンス)を創設」
 こちらも車で言うのであれば、運転免許証のようなものです。
の2つが新たに制定されることとなりました。
実は、今までのドローン免許といのは、民間資格のライセンスとなっていたのです。

この2つの制度を制定することにより、今まで実効上、有視界飛行(ドローンは、見える範囲でしか飛ばすことが実行上出来ませんでした)から、今後は、一定の条件を満たす場合に有視界でなくても飛行が出来るようになります。
(この規制緩和により、幅広い用途にドローンを利用出来、自動で遠くまで飛行することが可能となり、多くの人が利便性を享受することが出来るようになります。)

ちょっと難しい話が続いて恐縮ですが、日本でもビジネス利用で物流、運送等にこのドローンが積極的に使えるようになり、今後いろいろなとこでドローンがビジネスとして登場してくるかと思います。

再度、個人的な話しに戻りますが、私もドローンを所有し、飛行許可を国土交通省から頂き、撮影等を目的として飛ばしたりしております。
現在は、鎌倉ドローン協会において、私の住んでいる神奈川県や鎌倉市で何か出来ないかを考えて活動しております。小学生向けのドローンを使ったプログラミング教室、観光向けに観光地等で実際の史跡を見ると同時にドローンの撮影映像をスマホで合わせてみて、今までと違った観光をトライアルベースで神奈川県、鎌倉市と一緒に実施したりしております。また、台風災害時には被害状況を確認するため市、消防、警察にドローンの撮影により被害状況を撮影し報告をする等、身近なところで活動を始めております。

将来的には、人が乗れるドローン!?である「空飛ぶクルマ」など次世代移動体システムも開発されており、将来もさらに大きく変わって行くと考え、個人的には、今後の動きを楽しみにしております。

参考までに  こちら  にドローンに関する記事があります。

こちらをクリックすると実際に利用されているドローンの写真が閲覧できます。)

 

あとがき

 

「ドローンが繋ぐ、懐かしいメンバーとの出会い!」

 JUIDA(日本UAS産業振興協議会)というドローン及び次世代移動システム産業の振興を目的として設立された一般社団法人があります。
 この団体は、ドローン関連の大きな団体の一つとなります。
もう1年以上前ですが、このJUIDAの新年会に顧問の会社のメンバーとして参加をいたしました。そこで、私に、声をかけてくるJUIDA事務局のメンバーがおられました。なんと、30年以上ぶりに合う当時国際部にいたメンバーKさんでした。とても、懐かしくいろいろな話をさせて頂きました。
その後、JUIDAにいるKDDの他のメンバーも紹介して頂きました。中には、KDDの元取締役、現JUIDAの副理事長もいらっしゃり、結構KDD出身のメンバーが活躍していることを教えて頂きました。
ドローンといった最先端のエリアでもKDDの元メンバーが活躍しており、とても頼もしく思い、ドローンをやっていて、良かったと思いました。

 マンスリーレター次号は 本間 強 運営委員が担当します。

 

以 上    

 

 

 

 

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No.130 2021年8月25日
今月のお知らせ

 

■  会員の状況
 新 入 会 員: なし
 退 会 会 員: なし

8月25日現在のk-unet会員数は408名です。

 

■  活動状況

(1) 第3回運営委員会(8月21日、リモート開催)

(2) 長寿のお祝いカード順次発送

 

■  予定

(1) 第4回 運営委員会(10月16日、リモート開催)

 

■  k-unetサイトの新情報
(1) 長寿のページ:

 米寿を迎えて ~ 溝辺了恵さんの投稿(仏像作品集掲載中)

 喜寿を迎えて ~ 金坂祐爾さん、鈴木健二さんの投稿

(2) ラテンアメリカ民芸品の旅 No.7 ウルグアイ編 樫村慶一さんの投稿

(3) 美術散歩 第15回(8月号) ~ 島崎陽子さんの最新投稿

(4) まちだより 8月 只今掲載中「季節は巡って」

 

 

今月のコラム

 

担当: 小島 敏郎   

 

☆ 新型コロナウイルス禍で黙黙と考える ☆

 新型コロナウイルスワクチンを6月中旬に2回目を接種しましたが、時節柄近場で活動しています。その一環として遠くの温泉より近くの銭湯ということで、高濃度炭酸泉と岩盤浴が売り物のスーパー銭湯に月3~4回通っています。高濃度炭酸泉は通常のお湯と比較して血流が4~7倍にもなるとの宣伝文句による気のせいか、あるいは年齢のせいか、入浴後は肩と腰が軽くなった気がして毎回リフレッシュしています。

 そのスーパー銭湯で「黙浴(もくよく)にご協力ください」という掲示板を目にしました。もくよくと言えば、沐浴:水で身体を洗い清めるという儀式または乳児の体を洗うことしか思い浮かばず、黙浴(もくよく)という言葉はあったかなと湯船で暫く考え、帰宅して久しぶりに国語辞典で調べました。「黙」が上にくる二字熟語は、 黙殺、黙止、黙視、黙示 、黙祷、黙読、黙認、黙礼、その他意外に沢山ありますが、「黙浴」は辞書には収録されていません。「黙食(もくしょく):会話をせず、黙って食事をすること」に続いて、新型コロナウイルス禍で使われはじめた用語のようです。

 新型コロナウイルスの感染拡大防止対策として、不要不急の外出と三密(密閉、密集、密接)を避け、マスクを着用し、黙食、黙浴その他が推奨されており、しばらくは黙黙と励行する必要があります。ただただ黙ってという意味合いでは「沈黙は金」の状態です。

 我が国では自己主張する前に、まず相手の様子を見たり、空気を読んだりする傾向があり、「沈黙は金」は、ただただ黙っていることがよいと誤解されやすいのですが、本来の意味は「雄弁は銀なり、沈黙は金なり:Speech is silver, silence is golden.」と続けて使われ、雄弁は大事だが、沈黙すべきときを心得ていることはもっと大事だということです。特に、SNS(Social networking service)では「言うべきでないことを言わない」ことは重要なことです。

 とはいえ「黙っていてはわからない」、「これからは不言実行より有言実行だ」と言われたことのある世代には、自分の考えや思いをきちんと話して伝えるコミュニケーションこそ重要であり、沈黙では何も伝わらない、沈黙は金ではなく禁ではないかと思いもあります。

 その観点からは特にリーダーには力強いスピーチ、人を動かすスピーチ、元気づけるスピーチが求められます。用意された原稿を読み上げるのではなく、矜持をもって自分の言葉で、自分の考えを発信してほしいものです。特にこのコロナウイルス禍、雄弁でなくても剛毅木訥でよい、これまでの知見と経験を真摯に受け止めて訴える発信力が重要です。

 国民の半数近くが8月末に新型コロナウイルスワクチンの2回目の接種を終える見通しが示されており、ワクチンの効果により、あわせてクリティカルな状況下での役割分担や問題解決の道筋等が明確化され着実に実行されることにより、感染状況が速やかに改善し、制限緩和が進むことを強く望んでいます。

 

あとがき

 

 第32回夏季オリンピック東京大会は8月8日に17日間の会期が終了し、ホスト国の日本は史上最多のメダル58個(金27、銀14、銅17)を獲得しました。大会では沢山の感動的なシーンがあり、スポーツの力とアスリートのひたむきさを見させてもらいました。新型コロナウイルス禍の開催で様々な意見がある中、アスリートと大会関係者の皆さんに感謝の意を表したいと思います:ARIGATO。

 また、長寿のページに「米寿を迎えて」と「喜寿を迎えて」の最新の投稿を掲載しています。近況やKDD時代の思い出その他を寄稿していただきました。k-unetからのお祝いのカードを受け取られた方からの投稿をお待ちしております(現在は1月~6月迄の誕生日の方にお送りしています)。

 マンスリーレター次号は 近藤 茂雄 運営委員が担当します。

以 上    

 

 

 

 

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No.129 2021年7月27日
今月のお知らせ

 

■  会員の状況
 新 入 会 員: なし
 退 会 会 員: なし
 ご逝去会員: なし

7月25日現在のk-unet会員数は408名です。


■  活動状況
(1) 6月12日 第2回運営委員会(リモート開催)

(2) k-unet会員のメールアドレスサービス申し込み常時受付中

(3) 7月に、今年度米寿・喜寿を迎えられる方へお祝いのメッセージをお送りしています。お祝いメッセージを受けられた方からの近況報告などをお待ちしています。


■  予定

(1) 8月21日(土) 第3回 運営委員会(リモート開催)


■  k-unetサイトの新情報
(1) 長寿のページ 遠藤栄造さんの投稿 百寿の追加のお話(前編)
(2) ラテンアメリカ民芸品の旅 No.6ブラジル編 樫村慶一さんの投稿
(3) まちだより 7月 自分らしい朗読とは 町田香子さんの投稿
(4)KDDI誌拾い読み ページをリニューアルし、Vol.206~Vol.210を掲載中 KDDI誌全体をご覧いただけるよう掲載方法を変更

 

今月のコラム

 

担当: 京極雅夫    

☆ 新NASシステムへの 置換の苦労話を ☆
 
先ず用語の説明から始めます。

・NAS(Network Attached Storage) :自宅等のネットワークにファイルサーバ(要するにHDDで機能はパソコン)を設置して、ファイル類を保存しておき、ネットワークに接続されたいくつかの端末でファイルを共同で使用できるようにする。メリットとして、パソコンが故障してもファイルサーバに保管したファイルは無事です。

・クラウドストレージサービス:インターネット上のファイル保管庫で、iCloud, Google Drive, Amazon Cloud, OneDriveなど無料有料で種々あり、ファイルの共用ができる。

・RAID:Redundant Arrays of Inexpensive Disksの略で、RAID 1(ミラーリング)は2台のHDDに同じ内容を書き込み、どちらか一方のHDDが故障した場合でも、もう1台のHDDからデータの読み出しができる。

・Admin管理登録:NASにアクセスする権限で、全ての設定管理が行える(最上位の)ユーザー登録を言う。

・IPアドレス:Internet Protocol Addressの略で、ネットワーク上に接続された機器に割り振られる個別の番号で、データをやり取りする際にネットワーク上で通信相手を指定する。

【本文】
2012年頃に、PCに勝手にウィルスを送りつけ、PC内蔵のHDDを暗号化することで読めなくし、これを解除するには身代金(ランサム)を要求する詐欺が多発して世界的脅威になった。自分のPCが暗号化されると困るので、PCの外部にUSB接続の外付けHDDとかLAN接続のHDD方式を検討した。クラウドストレージサービスもあるようだったが、当時は身近には無かったため選択肢とはならなかった。自宅ネットワークにLAN接続HDD(NAS)を導入することとした。

以下、NAS導入から現在までの経緯や苦労話を紹介します。

第1段階:
2013年に日本のメーカー製の単一ドライブ(HDD)で2TB容量のNASを導入、Wi-FiルーターのLAN端子に接続し使用していた。ドキュメント以外にも写真や音楽を保管して、自分の別PCでもアクセスしていた。
LAN経由なので内蔵式やUSB接続のHDDに比べて、IPアドレスによる通信処理がありアクセスにやや遅れがある。

第2段階:
一般にHDDの健康寿命は7-8年と言われており、2021年初めにNASを置換することを決め、安全性を重視してRAID方式が利用可能となる2ドライブ(HDD)のNAS(同じメーカーで2TB x 2)を導入した。Wi-FiルーターのLAN端子に接続し、旧NASの内容を新NASにコピーした。
更に、NASのバックアップのため手持ちのUSB接続HDDに、メーカー指示のとおり専用フォーマットを施して接続し、履歴差分バックアップを設定した。

メーカー指定の管理ソフトでパラメーターを設定する。詳細説明書はメーカーのサイトからダウンロードしたが、多ページもので見たい項目を探すことに苦労しつつ、新NASを主PCからadmin管理登録できた。ここまでは順調。

次に、旧PCからもアクセスするよう設定を試みたがうまく行かない。疑問なのは、表示されるエラーでは、同じネットワークに接続するよう促されるが別のネットワークのはずがない。
仕方なく旧PCもadmin登録してみるとアクセスできた。しかし、(当然)両PCから同時にはアクセスができない。メーカのサポートにメールで問い合わせ、指導があるが、うまく直らない。特に困ったのは、同じWindows10のはずなのにPC画面表示と指導の表示が異なっていて進められない。(例えば、操作ボタンが見当たらず先に進めない)
旧PCからNASの名称でのショートカットでは不反応であったが、IPアドレスのショートカットに変更したらアクセス可能になった。次にNAS内のファイルを旧PCに読み込み修正した後にNASに戻そうとしたらエラーに。「NASにアクセスする権限がありません」と。管理ソフトをよく調べてみると、ファイル共有の設定がデフォルトでは「読み出しのみ」だったのでこれを「読み出し・書き込み」に変更して解決できた。デフォルト設定で「共有」にならないとはおかしいと思う。
同梱の(簡易版)説明書は、初期設定については書かれているが、設定を変更するような場合の説明が無く、困った。

スマホでも同様で、一度 admin登録したためか登録設定をクリーンに削除することができない。スマホアプリの説明を読んでも、用語がいろいろあって理解しづらい。

そして:
導入当初は、新NASと旧NAS両方を接続していたが、鬱陶しいので旧NASを取り外した。IPアドレスは最初に設定されているので両NASに別々のIPアドレスが割り振られていた。
7/11大雷雨の際に一時停電になった。本NASは電源がOffになってしまったので電源ボタンで再起動し、PCからNASにアクセスしたところ従来どおりに使用できた。しかし、本体の表示ランプが赤色点灯(メッセージありの表示)なのでPCから管理画面を開こうとしたが、NASが見つかりませんとエラーに。よく調べたらIPアドレス違うので接続されなかった。停電で接続状態がリセットされたようで旧NASのIPアドレスに変わっていた。

新NASは旧NASと同じメーカー品を選んだので、サポート窓口には親身になって考えてもらえたと思う。当方もサポートの指導を理解するよう努力したがなかなかサポートの言う正しい設定には戻らない。Windows10 20H2アップデート後の事象なのでOSを20H2以前に戻してみてくださいと、同社のサポート範疇外だと言われてしまった。OSに手を加えることは躊躇してしまう。

RAID1で安心を得るため自宅のNASを更新し、希望する機能はほぼ実現できた。しかし、まだスマホからアクセスする機能が働いていない。
無料で使えるクラウドストレージもあり複数のデバイスからアクセスできるはずだが、説明を読んでも理解しづらいので活用には至っていない。
うまく行ったとの報告だったら良かったが、苦労して調査を継続しているとの記録になってしまった。

参考までにこちらにランサムウェアに関する最近の記事があります。

皆さんもいろいろ実践され経験をお持ちだと思いますが、やはり、外付けHDDあるいはクラウドストレージを使用されているのでしょうか。


あとがき

 

コロナ禍の下で無観客という異常な状況で東京オリンピックが開始されましたが、政府も感染症医療専門家も対応に苦慮しているようです。
ワクチン接種はもとより、従来から言われているマスク着用など予防の手段や注意事項を個々人が忘れずに守ることが肝要と考えます。感染者の増加が無いことを切に願っています。
1964年の東京オリンピックはエジプトのカイロで現地TVの定時ニュースでしか観られませんでした。帰国してから、市川崑監督の記録映画を観て感動が共有できました。

 マンスリーレター次号は 小島敏郎 運営委員が担当します。

以 上    

 

 

 

 

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No.128 2021年6月25日
今月のお知らせ

 

■  会員の状況
 新 入 会 員: なし
 退 会 会 員: なし
 ご逝去会員: なし
6月25日現在の k-unet会員数は  408 名です。

■  活動状況
(1) 6月12日 第2回運営委員会開催。

(2) k-unet会員のメールアドレスサービス申し込み常時受付中

従来と異なる全く新しいメールアドレスはスパムメールやフィッシングメールの受信防止に役立つかもしれません。


■  予定

(1) 8月21日 第3回 運営委員会(リモートで)

(2) 7月には米寿・喜寿を迎えられる方へのお祝いのメッセージをお送りします。当該の方からの近況報告などお待ちしています。


■  k-unetサイトの新情報
(1) まちだより : にしきへび捕り物帖!
(2) 連載コーナー:

樫村慶一さん ラテンアメリカ民芸品の旅第5回 ベネズエラ編
 付 ー チャベス以降のベネズエラの様子

島崎陽子さん 美術散歩第14回 ゴッホは何者であったのか

(3) 哀悼の欄

最近亡くなられた牛尾哲久さん、高橋靖典さんへの新しい投稿があります。

 

今月のコラム

 

担当: 北野 志津子    

☆ コロナ禍を少しでも前向きに 活動の輪広がる ☆

 コロナ自粛は私たちの生活のありようを大きく変えてしまいました。なかでも、多くの高齢者が長い巣篭りで体も心もフレイル(虚弱)化することが懸念されています。そこで、少しでもそれを防止しようという取り組み(ちょっと大げさ)を、荻窪の大田黒公園のすぐ近くにある「荻窪家族レジデンス」が行っています。以前この施設についてはこのコラムで紹介したことがありますが、個人所有の3階建ての建物で1階の半分ほどをサロンとして地域に開放しています。「暮らしの保健室」や「ふらっとお茶会」などが定期的に開かれており、私はサロン運営をする“番頭さん”をボランテアで3年ほどさせていただいています。残念ながらコロナで昨年以降、サロン活動は開店休業の状態となりました。

そこで危機感を覚えたオーナーさんが2月から始めたのが「朝体操」です。NHKのラジオ体操は早朝6時半からですが、早起きの高齢者としてもちょっと辛い。一息ついた9時半から始めるゆるゆる体操です。今は90歳前後の女性を含め5~8人が参加しています。

体操のプログラムは、「益軒さん体操」という通販会社が配信しているものとNHKのラジオ体操第一・第二です。益軒さん体操はパソコンで映し出すYouTube動画を見ながら体を動かします。高齢者が椅子に座ってできるよう工夫していて、100から7を順に引き算するなどのコグニサイズ(国立長寿医療研究センターが開発した認知症予防のトレーニング)も組み入れています。一週ごとに様々な動きが編集されていて、簡単ですが種類が多いので終了までに約1時間かかり、うっすら汗をかくほど。高齢の方が熱心に通われる姿にこちらも刺激されます。私は体操の動きが代わる度にPC操作して別の映像を出す担当をしていますが、もちろん一緒に体操をします。気がつけば足取り軽く、気持ちすっきり。「情けは他人の為ならず」です。自宅でもパソコンを見ながらできますが、参加者は「一人では無理。みんなでやるから続けられます」と明かします。この場で顔を合わせ、体操の前後のちょっとしたおしゃべりも楽しみの一つのようです。

 もう一つ。会えない状況の続く中、「高齢者の気分の落ち込みを少しでも軽減し、サロンのつながりを維持したい」と、“たより”の発行を提案したところ、番頭さん会議で了承されました。紙面を通じてお互いに交流できる方法です。A4判の裏表2ページ建ての「サロン通信」を月1回発行することになりました。番頭さんとオーナー(女将)の6人を紹介する第1号を4月中旬に出しました。第2号からはサロン会員と講師の紹介です。いずれも寄稿が基本ですが、文を書くのは辛いという高齢の方のために、番頭さんがインタビューして原稿を書くことに。私は独り暮らしで90歳になられ、いつもきちんとした佇まいの女性Kさんを担当。和菓子を頂きながら2時間近くもおしゃべりをしました。Kさんは日頃は口に出さないご自分の半生について語ってくれました。看護婦として東大病院の外科に勤務したこと、お見合いで結婚したこと、同病院の教授が開業した時は乞われて医院で勤務したこと等々。気持ち良く語ってくださるので楽にメモは取れます。お顔を紅潮させながらとても嬉しそうに語られた時は思わずペンを止めて、聞き入ってしまいました。それはご自分が親族と大変仲良くしていて、「頼り頼られることが嬉しい!」と心を込めて言われた言葉でした。聞き手の私の胸にも響き、これこそインタビューの醍醐味なのではと思いました。「サロン通信」を読まれた会員の皆さんが「私の番はいつ?」と心待ちにしている様子が伝わってくるので、今後も緊張しつつも、楽しみながら関わろうと思っています。

やっとワクチン接種が進んできたところですが、コロナ騒動が幾らか終息に向かっていて欲しいです。心置きなく外出できて、k-unetの研修会、サロンk-unet が再開できることを期待しています。


あとがき

 

 皆さんはマスク着用をしていますか。マスク着用に違和感のない日本ではほぼ90%以上の方の着用が励行されています。けれど夏場の着用、特に高齢者・子供にとってはリスクが高いそうです。何れも酸素不足になる為です。 ご自分のため、お孫さんのため夏場のマスクにはご注意を! またアルコール消毒の必要性が叫ばれますが、消毒液は店頭や玄関に置くよりトイレに設置してもらい便座、ドアノブへの一吹きが大事な感染対策になるという記事を目にしました。なるほどと思います。

これからやってくる雨季、真夏を無事に過ごす為対策をしっかり行い、2回目のコロナの夏を乗り切りましょう!


 マンスリーレター次号は 京極 雅夫 運営委員が担当します。

以 上    

 

 

 

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No.127 2021年5月25日
今月のお知らせ

 

■  会員の状況
 新 入 会 員: 1名
 退 会 会 員: なし
 ご逝去会員: 2名
5月25日現在の k-unet会員数は 408名です。

■  活動状況
(1) 2021年度年次総会終了

議案賛否表決期間(5/2~5/15)
総会実施報告書をホームページの「総会の模様」に掲載中

(2) k-unet会員のメールアドレスサービス申し込み受付中

従来と異なる全く新スパムメールやフィッシングメールの受信防止に役立つかもしれません。

(3) 「ハイコントラストの読みやすさ」を求めて

マンスリーレターは2月号からその他の同報配信は3月から原稿に「こちらをクリックしますと~」を追記し、それぞれのURLをつけて配信するように変更しました。「白い背景の文字が読みづらい」との会員の方からの声を受け黒の背景に白文字切り替え機能+ハイコントラストデザインで対応するようにしました。


■  予定

(1) 6月12日 2021年度第2回 運営委員会(リモートで)


■  k-unetサイトの新情報
(1) まちだより :

更新「沈没船ジョーク」、更新「憩いのひとときを失うとは」

(2) 連載コーナー:

前尾津也子さん 宮沢賢治の「やまなし」をyoutubeに公開
樫村慶一さん ラテンアメリカ民芸品第4回グアテマラ編
島崎陽子さん 美術散歩第13回「ヴェニスに死す」とギリシャ神話

 

今月のコラム

担当: 鎌田 光恵    

☆ 売茶翁 ☆

 数年前から近くの煎茶道の教室に通い始めました。 煎茶のお点前としては、まず「すすり茶」を習い、次に「玉露」の手前を教わります。教室では茶碗、急須などは日常のものより小ぶりな有田の磁器を用います。
先日、先生からA4一枚のプリントを手渡されました。見ると「売茶翁」と書いてあります。初めて目にする名前でした。
売茶翁は正しくは「まいさおう」と読みますが一般には「ばいさおう」で通用しているようです。 売茶翁とは茶を売る翁という意味ですが煎茶道で知られる売茶翁は高遊外売茶翁のことをいいます。ネットで検索しますと江戸中期の黄檗宗(おうばくしゅう)の禅僧で九州佐賀の人、12歳の時、出家して僧名を月海元昭また、高遊外とも称しました。出家した時の師僧は黄檗山第4代独湛禅師。禅僧として厳しい修行を重ね、学問を重ね、50歳までは佐賀のお寺に住んでいました。晩年京都に出て売茶の翁となり高遊外を名乗り多くの人々に慕われたとのことです。翁は煎茶道の祖と崇められていますが、人々が形式礼法や茶具などに凝るのを戒め作法などを伝えることはなかったとあります。
 2021年正月NHKのTV時代劇「ライジング若冲、天才覚醒せり」は江戸時代の絵師、伊藤若冲(1716~1800)(中村七之助)が相国寺の禅僧、大典顕常(永山瑛大)や丸山応挙、池大雅らの熱い友情をとおして後世に残る若冲の傑作襖絵「動植綵絵」を完成するまでを綿密な時代考証と大胆な仮説で語った見応えのある芝居でした。話の中に売茶翁が登場する場面には驚きました。相国寺の木陰に石橋蓮司演ずる売茶翁が天秤棒で担いだ屋台を広げ煎茶を入れて若冲らに振る舞うのです。客はお代を払っている風はありません。ヨーロッパには画家や詩人のサロンがありましたが、かつての京都にも文化サロンがあり芸術家たちが集まり支え合ってつながりを持っていたらしいことをTVの芝居で再発見した次第です。


あとがき

 

 5月の第一木曜日午前10時、新宿区在住の後期高齢者を対象とした新型コロナワクチン接種の申し込みが始まりました。
まずスマホで指定の電話番号を呼んでみると案の定「大変混みあっています。しばらくたってからおかけ直しください」との録音につながります。
何度試みても同じ状況なのでスマホはあきらめパソコンで新宿区ホームページから接種申し込みサイトにアクセスすることにしました。こちらもクリックしても暗転のまま何の手ごたえもありません。お昼12時になっても状況は変わりません。そのうちホームページに「パソコンからの5月分の受付は終了しました」と表示されました。あきれはて、疲れ果てて断念しました。この状況は各自治体毎に様々であったようで「一週間後にやっと電話がつながった」「かかりつけ医で接種した」とか「子供たちがパソコンで予約してくれた」とか様々ですが一様に電話がつながらないとの苦情ばかりです。河野太郎行政改革相が「自治体が効率よりも公平を選ぶとは想定外、私のミスでした。」とTVで頭を下げました。戦争を体験した後期高齢者たちは少々のことではくじけませんが、今回のワクチン接種については個人の信念で非接種を選択する人も含めて大所高所に立った国の迅速な采配を願うものです。

 マンスリーレター次号は 北野志津子 委員が担当します。  

以 上    

 

 

 

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No.126 2021年4月25日
今月のお知らせ

 

■  会員の状況
 新入会員: なし
 退会会員: なし
4月25日現在の k-unet会員数は 409名です。

■  活動状況

(1) 4月10日 2021年度第1回運営委員会(オンラインにて開催)

(2) 4月18日 2021年度k-unet 年次総会の総会ページ開設

(3) k-unet会員メールアドレスサービス申し込み常時受付け中
従来と異なる全く新しい受信アドレスは、スパムメールやフィッシングメールの受信防止に役立つかもしれません。(今月のコラムを参照)

■  予定

5月2日 2021年度k-unet年次総会をオンラインにて開始(5月15日まで)

■  k-unetサイトの新情
(1) 総会ルーム
 2021年度k-unet年次総会(オンラインで開催予定)のページ開設
(2) 連載コーナー
 樫村慶一さん ラテンアメリカの民芸品の旅 第3回 キューバ編
(3) 投稿のページ
 樫村慶一さん 「お風呂の中で思うこと」
(4) 連載コーナー
 島崎陽子さん 美術散歩第12回 テート美術館所蔵(コンスタブル展)

 

今月のコラム

 

担当: 楳本 龍夫  

☆ フィッシングメールにやられました ☆


 昨秋のある日の朝、クレジットカード会社から一本の電話がかかって来ました。
「ショッピングサイトでスポーツ用品を購入されたようで、こちらに請求が来ていますが、お心当たりはございますか?」
「体にいいことはなるべくしないように心がけていますので、スポーツ用品を買うことはありません。もちろん、心当たりはありませんが。どういうことですか?」
「これまでご購入されたことのないスポーツ用品の購入がありましたので、カードの不正使用ではないかと思いまして、お電話をさせていただきました。お心当たりがないということですので、購入は抹消しておきます。請求が行くことはございませんので、ご安心ください。それから、購入履歴をご確認いただき、もし心当たりがないものがあれば、同様に抹消しますのでご連絡ください。今お使いのカードは無効にしますので、再発行の手続きをお願いします。」
「そういうことですか。わかりました。たいへん助かりました。わざわざ、ありがとうございました。」
 丁重にお礼を言って電話を切った後、すぐにカードの再発行の依頼をすませました。あわせて、該当のショッピングサイトのアカウントを変更したのは言うまでもありません。
 思い起こしてみれば、その日の2日前、あるショッピングサイトからアカウントの更新要求のメールが届き、これに応じてしまいました。アカウントが無効になるのですぐに更新しろとの趣旨だったので、あわててメール記載のリンクをクリックして出てきた更新フォームにカード情報などを入力して送信したことに思い到りました。会社のロゴが入り、発信メールアドレスに社名の文字が入っていたので、すっかり騙されたようです。いわゆるフィッシングメール(phishing mail - fishing をもじった造語のようです)というやつだったようです。カード会社の見事な対処のおかげで、被害は全くなかったのですが、随分と間抜けな事件でした。
 最近、頻繁に同様なフィッシングメールが来るようになっていると感じますが、皆さんのところは如何でしょうか?
 私は複数のメールアドレスをもっていて、用途に合わせて使い分けているのですが、件くだんのフィッシングメールは特定のアドレスを狙い撃ちにして、そのアドレス宛にだけ来ており、他のアドレス宛には来ていないようです。 最近のフィッシングメールはロゴなどを入れて巧妙に作られており、一見したところ、正しいものと区別がつき難いのが正直な感想です。
 この事件以後、次の措置を講ずることにしました。
 フィッシングメールにはウィルスが入っているわけではなく、セキュリティソフトでは完全にブロックできません。そこで、メールソフトのほうでメールをSPAM指定して、メールソフトのメッセージフィルタ機能を利用して、アドレスをブラックリストに登録してゴミ箱や迷惑フォルダに直行するようにしました。特に忙しいときなど、いちいちメールの鑑別に時間を費やしてはおれません。一応、ゴミ箱に直行してもらって、あとでゆっくりとピックアップしていくという方法をとることにしました。もちろん正当なメールも相当数ゴミ箱直行になるものが出て来ますが、フェールセーフを考えれば仕方ないことだと思うことにしました。また、特に巧妙にできたフィッシングメールと思しきものはカード会社やショッピングサイトなどの申告アドレスに転送をかけて知らせるようにしています。仮に正当なメールであっても、こちらではフィッシングメールと認識したとの意思表示にもなると考えたからです。
 その後、不正請求のあったカードや関連ショッピングサイトに関係する怪しいメールを受信ボックスの中に見つけることはほとんどなくなりましたが、今日も例の狙い撃ちのカモボックスのゴミ箱を覗くと、相変わらず複数のメールが着信していました。

 

最近はショッピングサイト関係から金融機関を騙るメールにシフトしてきているようで、発信者の業界を決めてかからず、幅広く注意することが必要だと思います。
 最近でも比較的よく来るフィッシングメールを集めてみましたので、参考のために、一部をこちら(フィッシングメールの具体例)にご紹介します。見覚えのあるメールがあれば、特にご注意ください。
 メールに記載してあるサイトやログインボタンなどのリンク先は、最近になってGoogleなどの検索サイトのブラックリストに片っ端から自動登録されているようで、試しにアクセスしてみても、不正サイトとして日毎にブロックされるようになって来ていますが、決して安心はできません。ご注意ください。

 

あとがき

 

 冷静に考えてみれば、メールでアカウント情報やクレジットカード情報を問い合わせてくるところなど、あるはずがありません。したがって、その類のメールは全て怪しいメールとして、開かずに無視するのが一番だと思います。完全に無視して、もし正当なメールであったらアカウントが抹消されるなどの不都合に遭遇してしまうのではないかと心配になりますが、実際のところ、完全無視をするようになって不都合なことに遭遇したことは全くありません。
 また、もし狙い撃ちのカモボックスをもってしまったら、そのアドレスを廃止して、別のアドレスにしてしまうということも対策になるでしょう。その場合にはk-unetメールアドレスサービスを利用してみるのもいいかもしれません。
 ともあれ、最近、フィッシングメールの着信や迷惑メールの着信が極端に増えているようで、また騙る業種も拡大しているように思いますので、くれぐれもご注意を。

 5月2日からオンライン総会が開始されます。奮ってご参加ください。

 マンスリーレター次号は、鎌田 光恵 運営委員が担当します。


以 上     

 

 

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No.125 2021年3月25日
今月のお知らせ

 

■  会員の状況
 新入会員: 1名(中村博行さん)
 退会会員: 1名
 逝去会員: 1名
3月25日現在の k-unet会員数は 409名です。

■  活動状況

2020年度活動報告及び2021年度活動計画(案)作成中

■  予定

(1) 4月10日 2021年度第1回運営委員会(オンライン)
(2) 4月下旬 2021年度 k-unet 総会準備中

■  k-unetサイトの新情
(1) 連載コーナー
 樫村慶一さん ラテンアメリカの民芸品の旅 第2回 メキシコ編
(2) 連載コーナー
 島崎陽子さん 美術散歩第12回 テート美術館所蔵(コンスタブル展)

 

今月のコラム

 

担当: 石垣 英明  

☆ 大河ドラマ「晴天を衝け」なぜ今、渋沢栄一なのか ☆

私は大河ドラマのファンで毎週欠かさず観ています。

今、「晴天を衝け」のドラマは渋沢栄一が主人公です。渋沢栄一は、令和6年(2024年)から発行される一万円札の「顔」となることが決まっています。KDDの初代社長は渋沢栄一の孫の渋沢敬三です。私が入社したときはKDDの初代社長が渋沢栄一の孫だと知りませんでした。この意味で、KDDに身を置いたものにとっては、渋沢栄一は非常に身近に感じられます。ただ最近まで日本経済の父とよばれる渋沢栄一の生涯についてはよく知りませんでした。

私が渋沢栄一に興味をもったのは、3月から始まった大河ドラマの主人公になり関心が深まったことのほか、行きつけの理髪店に「歴史街道」(PHP研究所発行、2021年3月渋沢栄一特集号)という雑誌が置いてあって、何気なく手にとったことがきっかけでした。特集号には、その生涯を紹介するだけでなく、渋沢栄一の人生から私たちが学べることは何かとといった視点で書かれていました。「歴史街道の特集号」と渋沢栄一著作の現代語訳「論語と算盤」の本をアマゾンに注文して一読しました。

論語は、中国の春秋時代末期に活躍した孔子と弟子たちの言行録で、「人の生きる道や考え方(道徳・倫理)」が述べられていて、それを”算盤“(経済、ビジネス)と一致させなければならないと渋沢栄一は説いています。この”道徳経済合一説”は、渋沢栄一の経営哲学です。「企業が利益を追求するのは間違いではないが、営利を求めすぎるあまり道徳心や倫理観を失ってはいけない」と忠告し、「実業家は私利私欲に走るのではなく”公益“を追求して事業するべきである」と説いたのでした。

コロナ禍で格差が拡がり、社会不安が増大している「分断」の世の中にあって、渋沢栄一の利他の精神による「義利合一」思想、すなわち「論語」と「算盤」を一致させる実業道を、今、見直されるべきだというのが読後感想です。

大河ドラマのタイトル「晴天を衝け」は栄一が家業の藍玉づくりを手伝っていたころに詠んだ漢詩が由来だそうです。「勢衡晴天攘臂躋 気穿白雲唾手征(青空を突き刺す勢いで肘をまくって登り、白雲を突き抜ける気力で手に唾して進む)」という意味です。農民から武士、そして日本資本主義の父へと近代日本の未来を切り開いた渋沢栄一の波乱万丈な人生を描くドラマは、日本に元気を与えてくれるものと期待しております。

 

あとがき

 

新型コロナウィルスによって、これまで当たり前にあった日常の常識が1年前と大きく様変わりしています。マスク着用、手洗いの励行、在宅勤務・リモートワーク、オンライン授業など、あたらしい生活スタイルが取り入れられています。この動きのなかで、k-unetの活動も制約をうけ、ホームページによる情報発信が中心になっています。人と人との出会いは大事で、ネットを通じてふれあう活動を大切にしたいと思います。

先行きが見通せないコロナ禍の時代、大河ドラマ「晴天を衝け」は、渋沢栄一の生き様を観ることにより、現代を生きるヒントになるのではないかと期待しております。

ぜひ「道徳と算盤」を一読されることをお勧めいたします。

マンスリーレター次号は 楳本 龍夫 運営委員が担当します。


以 上     

 

 

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No.124 2021年2月25日
今月のお知らせ

 

■  会員の状況
 新入会員: なし
 退会会員: 1名
2月25日現在の k-unet会員数は 409名です。

■  活動状況

(1) 12月31日

パソコン・アートコンテストの投票を締め切り、入賞作品が決定になりました。入賞作品、および入賞者の「一言」は こちら に掲載しています。 

(2) k-unet会員メールアドレスサービス申し込み受付け中

個人のメールアドレスは、契約プロバイダーや所属団体などが変わるとメールアドレスが変更になります。そこで、k-unet会員である限り変わらないメールアドレスとしてご利用可能な、無料のメール転送サービスの提供を開始しました。これはk-unet会員を対象としています。ご希望の方は こちら をクリックしてお申込みください(要ログイン)。

■  予定

予定されている今年度の活動計画については、新型コロナウイルスの感染状況を見ながら開催の可否を検討します。

■  k-unetサイトの新情報
(1) 長寿のページ~遠藤榮造さん(プラチナ婚の続篇)
 投稿のページ ~ 樫村慶一さん(ラテンアメリカの民芸品)
 連載コーナー ~ 島崎陽子さん(美術散歩第11回:
  グレゴリー・フランク・ハリスと マンスフィールド『園遊会』)

(2) アーカイブサイトの構築作業実施中
新サイトと同じCMS(ネットコモンズ3)に旧サイトの記事を移転しますので、新サイトと同じようにPCやスマホで閲覧できるようになります。目下、作業を実施中で、完了しましたらお知らせします。
 
パソコンやスマホ等のお困りごと相談受け付け中
新型コロナウイルス感染の影響でパソコン研修会や訪問支援をいつ再開できるか不透明な状況ですが、パソコンやスマホ等でお困りのことがございましたらホームページの「パソコン質問箱」やメールにてご相談を受け付けています。お気軽にご利用ください。
パソコン質問箱  : こちら をクリック
メールによる相談 : q-a@k-unet.org

 

今月のコラム

 

担当: 松本 房子  

☆ 静嘉堂文庫美術館、東京・丸の内へ移転 ☆

 東急田園都市線二子玉川駅(通称二子玉)の喧騒を背にして、バスに揺られること十数分で最寄りのバス停“岡本”に到着します。そこから鬱蒼とした山道沿いに数分歩いた後、視界が開けた所に、静嘉堂文庫美術館があります。静嘉堂(公益財団法人)は三菱の2代目社長、岩崎彌之助と4代目、岩崎小彌太の父子により設立され、静嘉堂文庫美術館は平成4年に開館されました。世界に3点しか現存しないとされる曜変天目の一つ、国宝*「曜変天目(稲葉天目)茶碗」を含む国宝7点、重要文化財84点を筆頭に東洋の名品が数多く収蔵されています。
 実際に訪れました際の印象を記したいと思いますので、参考にしていただければ幸いです。
 「曜変天目茶碗」については、不定期公開となっていますので、公開の機会に遭遇された場合には、ぜひご覧になることをお勧めします。見る角度によって斑紋が異なる光彩を放ち、まるで小宇宙を連想させ神秘的でもありました。
 また、静嘉堂は、「備前刀の宝庫」として知られており、蔵刀を中心にした「備前刀展」では、職方(日本刀鞘師・刀匠・研師)の実演会があり、刀剣制作の一部を見学できたことは、非常に興味深いものがありました。さらに、2月前後に開催されました「岩崎家のお雛さまと御所人形展」では、昔の贅を尽くした豪華絢爛のお雛さまは必見そのものでした。加えまして2月前後の頃は、美術館の裏手にある梅林が見ごろになっておりましたので、その中を散策するのもいいものでした。
 現在のところ世田谷区岡本にありますが、30周年となる令和4年、丸の内の明治生命館1階に移転します。移転は展示ギャラリーのみで、美術品の保管や研究業務、静嘉堂文庫(書庫)の管理などは現在の場所で引き続き行われます。
 移転先の明治生命館(昭和9年完成)は古典主義様式の名建築です。平成9年に昭和の建築物で初めて、国の重要文化財に指定されました。丸の内エリアには、すでに三菱一号館美術館や出光美術館がありますが、静嘉堂文庫美術館の移転により新たな文化施設が加わることになります。東京駅から徒歩5分の圏内で数々の名品を鑑賞できるようになることを楽しみにしています。

 *「稲葉曜変天目茶碗」:もと徳川将軍家所蔵であったものが、三代将軍・徳川家光の時代、春日局を経て後に淀藩主となる稲葉家へ伝えられたとされています。

 曜変天目茶碗(ようへんてんもくちゃわん)は、中国・南宋時代(12~13世紀)に作られたもので、天目茶碗のうち、最上級とされています。その頃日本では禅宗が盛んになった鎌倉時代にあたり、中国禅宗の中心であった浙江の天目山に留学した禅僧が喫茶の習慣とともに天目山産の茶道具を持ち帰ったことから、この鉄釉のかかった陶製の黒色の茶碗を天目茶碗といいます。その中でも偶然が重なってできた、斑紋と光彩を持つものを「曜変天目」といいます。静嘉堂文庫所蔵の他は、京都・大徳寺龍光院、大阪・藤田美術館所蔵の各一碗があり、すべてが国宝に指定されています。
 南宋のある時期に、数えるほどわずかな曜変天目茶碗は焼かれ、それから二度と焼かれることは無く、なぜ日本にだけ現存し、焼かれた中国には残っていないのか、諸説ありますが大きな謎として残っています。「 こちら から写真をご覧になれます。」

 

あとがき

 

 2回目の緊急事態宣言が発出され混沌としたコロナ禍にあって、せめて芸術の領域に身を置き心豊かに過ごしたいと願う今日この頃です。その意味合いでこのテーマにしました。
 今、国内外のニュースでは、コロナワクチンの事が盛んに報道されています。日本でも、初のファイザー社のワクチン接種が医療従事者を先行に2月17日より行われています。ワクチンの副反応が懸念されるものの、このワクチンが日常生活を取り戻すための救世主となってくれることを切に願いたいものです。

 マンスリーレター次号は 石垣 英明 運営委員が担当します。


以 上

 

 

 

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No.123 2021年1月25日
今月のお知らせ

 

■  会員の状況
 新入会員: なし
 退会会員: 1名
1月25日現在の k-unet会員数は 409名です。

■  活動状況

(1) 12月31日 パソコン・アートコンテストの投票を締め切り、入賞作品を決定しました。入賞作品は こちら に掲載しています。

(2) k-unet会員メールアドレスサービス申し込み受付け中

個人のメールアドレスは、契約プロバイダーや所属団体などが変わるとメールアドレスが変更になります。そこで、k-unet会員である限り変わらないメールアドレスとしてご利用可能な、k-unetの会員を対象とした無料のメール転送サービスの提供を開始しました。ご希望の方は こちら をクリックしてお申込みください(要ログイン)。

■  予定

予定されている今年度の活動計画については、新型コロナウイルスの感染状況を見ながら開催の可否を検討します。

■  k-unetサイトの新情
(1) 新規掲載の注目記事

 投稿のページ ~ 樫村慶一さん(オークションで衝動買いの楽しみ)
 連載コーナー ~ 島崎陽子さん
 (美術散歩第11回:グレゴリー・フランク・ハリスとマンスフィールド『園遊会』)

 (2) アーカイブサイトの構築作業実施中

新サイトと同じCMS(ネットコモンズ3)に旧サイトの記事を移転しますので、新サイトと同じようにPCやスマホで閲覧できるようになります。目下、作業を実施中で、完了しましたらお知らせします。

 

今月のコラム

 

担当: 町田 香子  

☆ 「害獣撃退ロボット・モンスターウルフ!」☆

 昨年末に、北海道の町工場で開発された「害獣撃退ロボット・モンスターウルフ」が世界の話題になったと新聞で読みました。なぜ、その記事に釘付けになったかというと、ロボットなのにそのオオカミの顔があまりに恐ろしいのです。つり上がった目は赤く、LEDを仕込んであるのでいざとなったら怪しく光り、獣が唸るとき特有の鼻筋のシワもリアル過ぎです。このにらみを利かせた顔に、胴体には人工のオオカミの毛皮をまとわせ、畑の侵入動物に対して光と雄たけびの声音で追い払うのだそうです。子どもだったら「泣く子はいねえが」と迫る秋田のナマハゲ以上の怖さかもしれません。
 ただでさえ、NHKの人形劇「3匹の子豚ブーフーウー」で育った私たち昭和30年代生まれには、オオカミとは「この世でトップクラスの意地悪で邪悪な動物」というイメージがあります。そういえば、グリム童話の「赤ずきん」や「オオカミと7匹の子ヤギ」もみんな、襲われてオオカミのお腹におさまり、残酷な獣のイメージが付きまといます。しかしながら、このオオカミロボットは、北海道のヒグマはもとより、国内だけでなくアラスカではグリズリーを、ドイツではイノシシを追い払い、世界各地から感謝のメールが届くとのことです。
 これを開発した町工場の社長さん曰く「いつか、このモンスターウルフは畑を掃除機のように自走し、作物の生育管理までできるようにしたい。畑の守り神を目指す!」とのことです。この力強いお言葉に、私も悪役のイメージを払拭した、ダンディで正義の味方・モンスターウルフに会いたくなってきました。しかし、もし私が近づいたら、野生動物に間違われて追いかけまわされないかという一抹の不安はあります。

 

あとがき

 

 丁度1年前の今頃にマンスリーレターを書きました。読み直してみると「4月になれば、桜の花とともにランドセルを背負った新1年生のデビューと、季節も移り変わります。希望を持って、春到来を待ちましょう」と結んでありました。きっと、コロナ禍も当然消えると思っていたのでしょう。いまや考えが甘かったの一言です。でもこの1年、希望は捨てません!


 マンスリーレター次号は 松本 房子 運営委員が担当します。

以 上     

 

マンスリーレター参照ページ

 

 

マンスリーレター No.126 2021年4月25日 付録

 

フィッシングメールの実例
メール紙面をクリックすると大きく表示されます。
画面キャプチャ(画像)ですので開いても問題ありません。

例1

差出人のアドレスに着目
メールのログインをクリックすると、セキュリティソフトでアクセスブロックすることもあります。

例2

よく見ると随所に馬脚を現しているフィッシングメール
簡体字のフォント、不自然な日本語、差出人の怪しいドメイン名などからからフィッシングメールと判定できる

例3

差出人のアドレスに着目、いかにもインチキです。

アカウントロックを確かめたいときは、メールのリンクをクリックするのではなく、メールとは独立に正規のサイトにアクセスして確認しましょう。

 

例4

楽天サイトにも紹介されている有名なメールです。
メールのリンクは絶対にクリックしてはいけません。

 

例5

楽天サイトにも紹介されている有名メールです。
自分の名前入りで着信したら騙されるかもしれません。確認はメールからではなく、独立に正規のサイトにログインしましょう。電話してはいけません。なお、正しい電話先の場合は、混雑ですぐには繋がりませんので、これが判定条件になります。

例6

最近でも頻繁に着信するメールです。
送信メールアドレスに注目

お知らせ欄にいろいろともっともらしい説教を垂れているところに腹が立ちます。

 

 

 

例7

グダグダと書いてありますので、普通は読まないで捨てるメールだと思いますが、間違って読んだ場合、リンクをクリックしないことが重要です。

 

例8

不安を煽ってログインを誘導する典型的なフィッシングメールです。この場合もボタンをクリックしないことが重要です。

 

例9

一見してインチキとわかるメールの例です。
迷惑フィルタに引っかかっています。発信人の国籍もわかります。メーラーのフィルタでほぼブロックが可能です。

例10

最近、k-unetのアドレスに来たメール
実在の関連会社から発信したように見せかけているところがミソ。SPAMチェックに引っかかったメールですが、珍しいのでピックアップしました。

例11

k-unetのアドレスに来たメール
実在と類似する架空の会社から発信したように見せかけているところがミソ。SPAMチェックに引っかかったメールですが、ネット上では有名なフィッシングメールのようなのでピックアップしました。
リンク先はセキュリティソフトでブロック

例12

メールのリンク先にアクセスしてみたところ、次のような警告が出るようになりました。Googleやマイクロソフトのチェックに引っかかりアクセスをブロックしてくれたようです。

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