k-unetの活動

マンスリーレター

 

k-unet  マンスリーレター

  2024年 

 

 


総索引
  

 2024年 INDEX

-->
   1月(No.159)    No.159へのメッセージ    2月(No.160)    No.160へのメッセージ    3月(No.161)    No.161へのメッセージ    4月(No.162)    No.162へのメッセージ    5月(No.163)    No.163へのメッセージ    6月(No.164)    No.164へのメッセージ    7月(No.165)
 
 *マンスリーレターのデザインは、No.163(5月号)からハイコントラストデザインに変更になりました。
 

 

k-unet マンスリーレター

No.165 2024年7月25日

 

 

今月のお知らせ

 

会員の状況

新入会員 :なし
退会会員 :2名
ご逝去会員 :3名
7月25日現在のk-unet 会員数は369名です。

 
活動状況
(1) 2024年度第2回運営委員会
6月28日(金)  13:30~ リモート
 
(2) 2024年度,2025年度の年会費お支払いのお願い
7/1から継続中。半数以上の会員から振込をいただいております。ありがとうございました。
まだ、振込いただけてない会員の方は振込をお忘れなく。
 
予定
(1) 2024年度第3回運営委員会
8月30日(金) 13:30~ リモート

(2) 2024年度の長寿の広場
7月末頃から米寿・喜寿の該当会員へお祝いメールを発送、寄稿をお願い。

 
k-unetサイトの新情報
・第2回運営委員会の模様
・哀悼 ~ 小阪雅春さんを偲んで (伊藤英一さん)
・連載コーナー
~ まちだより (町田香子さん)
7月(1) ツナガル・ブックでコミュニケーション! (映像:坂口行雄さん)
7月(2) 模擬患者 第二弾!(写真:過去のコンテスト 応募作品)
~美術散歩 (島崎陽子さん) No.33 7月号 茶の日本への伝来
~新四季雑感(樫村慶一さん) No.24 7月号 敗戦の日に思う、本当の空襲体験の話し
~新連載 「藤岡雅宣のモバイル技術百景」(藤岡雅宣さん)
・投稿のページ
~パトリツィア・ヤネチコヴァ Patricia Janečková に花束を(伊藤英一さん)
 
お知らせ
2022年4月より、ご葬儀終了後、あるいは年末の年賀欠礼の葉書などの訃報で急がない場合はマンスリーレターにてお知らせしています。年齢は「享年」または「満年齢」の場合もあります。
 
訃報 
 心から御冥福をお祈り申し上げます

以下は、故人のお名前、ご逝去日、年齢、情報提供者です。

k-unet会員:星山文雄 様

2024年(令和6年)7月13日ご逝去(94歳)

「葬儀に関しましては、本人の意思を反映し 7月18日に家族のみにて相済ませましたことをご報告申し上げます 会員の皆さまには 故人が生前に賜りましたご厚誼に深く感謝申し上げます」

ご長男の星山幹雄様、親族一同様よりいただいた情報です。
 
今月のコラム

 

担当:  近藤 茂雄 

☆ 展示会に行って来ました ☆

現役時代には、多くの技術者の方々が展示会に足を運ばれていたと思いますが、私も久しぶりに展示会に行ってまいりました。
5月には「ワイヤレスジャパン」(東京ビッグサイト)、
6月には「ジャパンドローン2024」(幕張メッセ)
に行って来ました。

最近の携帯システムを含む無線通信系の最新動向を確認し、ドローンの免許と機体認証が制度化された現状を把握するためです。
参考までに、概要を記載させて頂きます。

 

 

・ワイヤレスジャパン(東京ビッグサイト)

久々に行っての印象としては、時代の流れを感じました。 当時に比べて展示会場はずっと空いており、展示している企業も大きく変わっていました。
あくまで個人的な主観ですが、今回の展示で技術の進歩を感じたのは、能登半島での災害時に活躍したスターリンクなどの低軌道衛星と携帯電話、無線システムを組み合わせた迅速な復旧サービス提供の実績展示や、今後のこれらの低軌道衛星と携帯電話システムを組合わせたサービス計画の発表でした。また、最近の動向でもある携帯電話とAIを利用した展示も多く見受けられた点でした。

 KDDIが能登半島で使用した設備

東日本大震災に比べて非常に早く携帯電話が復旧していたのは、この技術によるものであることも実感しました。 実際には、写真のような無線機(低軌道衛星用システムと携帯基地局設備)一式を電源車とセットで持ちこめば、すぐにサービスが開始できると言う優れものです。
また、KDDIの他、総務省その他の携帯電話会社各社も今後、この様なシステムを災害以外でサービスの展示を行う等、新たな動きを感じました。

一方、AIに関しては、ネットワークやエリア設計など様々な分野でAIとの組み合わせが提案され、実際の運用例の展示もされていました。無線技術者の私から見ると、無線技術よりもIT系のソフトウェア技術の割合が増えてきており、最近はIT、通信、無線の各分野の知識を必須とする技術者が求められて行くと実感しました。

・ジャパンドローン2024(幕張メッセ)

エアロセンス(株)の展示

ドローンは、免許や機体ともに国家資格や国家認証ができた関係で、これに関する展示やVTOL(垂直離着陸可能なドローン)、空飛ぶクルマの展示が増えていました。
特に空飛ぶクルマは、飛行デモはありませんでしたが、実際に展示している車に試乗できたため、多くの方が並んで試乗し、写真を撮っていました。

 空飛ぶクルマ

一方、大阪万博の展示コーナーはとても広いブースでしたが、展示があまり目立たず閑散としていました。その後の報道で、「スカイドライブ」が大阪万博での商用運航を断念したと知り、納得しました。ちなみに、丸紅、スカイドライブ、JAL、ANAの4社のうち、スカイドライブと丸紅は有人飛行は実施せず、デモ飛行に切り替えているようです。

 

あとがき

 

皆様には、既に納入された方もいらっしゃるかと思いますが、今年は、「2年に1回の2年分の会費お支払いのお願い」の年となります。 まだ、これからの方は、会費の納入を御願い出来ますと助かります。
また、米寿・喜寿を迎えられる会員の皆様へお祝いのメッセージをお送りする準備も始めております。 是非、米寿・喜寿の皆様の長寿の広場への寄稿をお待ちしています。
最後に、今年もすでに猛暑が始まり、この後どうなるのか、とても不安な日が続いておりますが、お体をご自愛頂けます様お願い申し上げます。

 マンスリーレター次号は 本間 強 運営委員が担当します。

 

以 上   

 

 
同報担当:京極 雅夫

 

 

 

 

k-unet マンスリーレター

No.164 2024年6月25日

 

 

今月のお知らせ

 

会員の状況
新入会員 : なし
退会会員 : なし
ご逝去会員 :なし
6月25日現在の k-unet 会員数は 374名です。

活動状況
(1) 2024年度 k-unet年次総会
 5月31日(金) 14:00〜15:00に新宿区四谷地域センターで開催され、全ての議案が可決承認され、無事終了しました(6月12日の同報メール「2024年度k-unet年次総会実施報告」をご覧ください)。代表に山本勝美さん、監事に小川 明さんが再任され、副代表として楳本龍夫さんと京極雅夫さんが承認されました。

予定
(1) 2024年度第2回運営委員会
 6月28日(金) 13:30~
(2) k-unet年会費お支払いのお願い
 年会費お支払いのお願いメールを7月早々に発出予定
(3) 2024年度の長寿の広場
 7月頃から米寿・喜寿の会員へお祝いメッセージをお送りし、寄稿をお願いする。

k-unetサイトの新情報
(1) 会員専用ルーム
~総会の模様
 5月31日開催の年次総会の模様、意見交換会の模様、懇親会の模様について掲載中。
(2) 連載コーナー
~ まちだより(町田香子さん)
 6月(1) 海外旅行入国トラブルあれこれ(映像:坂口行雄さん)
 6月(2) 羽ばたけ、体育会女子たち!(写真:町田香子さん、樫村慶一さん)
  
今月のコラム

 

担当:  小島 敏郎 

☆ 労働市場でも選ばれる国へ 

労働力不足に対応するため国際的な人材獲得競争が激しくなっているようです。我が国では外国人材受け入れの新制度として、技能実習制度に代わり「育成就労」の新設等を柱とする改正出入国管理法が、6月14日の参議院本会議で成立しました。
また、韓国では外国人労働者の永住も視野に「移民」として受け入れる政策に本腰を入れ始めており、日韓の間で人材の奪い合いが激化しそうである。両国に働き手を送るミャンマーとネパールの人材会社の担当者によると、海外での就労を希望している若者らの間では韓国の人気が高まっている。その理由の一つが賃金で、低熟練労働者の平均月給は、韓国の方が高く、また言葉の面でも漢字とひらがな、カタカナが交じる日本語に比べて、韓国はハングルだけで習得しやすいとの声が多いとのことである(2024年5月20日 朝日新聞“韓国「移民」受け入れ拡大”)。
円安傾向で賃金の面で日本の魅力が薄れてきているのではないかと思っていましたが、それだけではなく、言葉(文字)の面でもハンディがあるというのは新たな気づきでした。
ハングルは1443年に李氏朝鮮第4代国王の世宗により公布され、表音文字で、母音と子音を組み合わせて単語を作り、母音字が子音字の右側にあるパターン、母音字が子音字の下側にあるパターン、そしてこれら2つにそれぞれもう一つ子音字(パッチム)が下につくパターンがあり、語順は日本語とほとんど同じです。私は1988年のソウルオリンピック前の打合せでソウルに出張した時に町の看板や表示を読めず、何とか読めるようになりたいと思いながら、その後30年以上を経て市の学園都市大でハングルを学びましたが、ヨボセヨ(もしもし)、カムサハムニダ(ありがとう)他を何とか読める程度にとどまっています。
労働力確保のためには、外国人材の確保がより一層重要になってきています。外国人材受け入れの新制度開始までに環境整備を十分行い、観光とともに国際労働市場でも選ばれる国になることを期待しています。

 

あとがき

 

2024年度k-unet年次総会は5月31日(金)に開催され、全ての議案が可決承認され、無事終了しました。
今後も会員の皆様の各種行事等へのご参加をよろしくお願いします。
また、今年、米寿・喜寿を迎えられる会員の皆様へお祝いのメッセージをお送りする予定です。米寿・喜寿の皆様の長寿の広場への寄稿をお待ちしています。
最後に、7月3日から新札が発行されます。電子決済が普及していますが、20年ぶりに新しくなるお札との対面を楽しみにしています。

マンスリーレター次号は 近藤 茂雄 運営委員が担当します。

以 上   

 

 
同報担当:京極 雅夫

 

 

 

 

 

マンスリーレターNo.164へのメッセージ

 

 

樫村慶一さんからのメッセージ

 

小島さん

労働市場でえらばれる国へ、いい論調ですね、言うことには、全く賛成ですが、そう なるには、絶対的に超えなければならない壁があると思います。我々歳よりじゃないと 分からない感情かもしれませんが、いわゆる「島国根性」と言うやつです。独立国家で 先進国で島国国家は、日本とイギリスしかありません。外国へ旅するのを、外国旅行と 言わないで、海外旅行と、海の外と言うのは日本独特の言い方です。これは、私が駐在 して、初めてそうかと思いついたことでもあります。大体の国(オーストラリアをのぞ き)は陸続き接触している隣国があります。スペイン語で「リミトロッフェ」と言いま すが、日本で外国を海外と言うのと同じように、陸続き隣国と言う意味です。
島国であるから、2度の元寇にも耐えられたし、米国も本土上陸迄できませんでした(原爆のお陰と言うのもありますが)。若し本土上陸作戦を実際に行っていれば、多分 米国の歴史上、顕著な人口減少がみられるほどの、損害が出たと思います(100万人 単位の死傷者)。
われわれ年寄りは、島国であることに、一種のひねくれ根性を持つと同時に、安心感 も持っているんです。ですから、外国人が入ってくることを、本能的にきらいます。特に肌の黒い人は目立ちます。これだけ、スポーツ選手に黒人の日本人がでてきても、や っぱり、肌の色と名前がマッチングが取れないと、おかしな目になりますね。そうゆう、 根性がなくなるには、今の、すくなくとも、戦前生まれの人間がいなくなる、戦後生ま れだけの国になる(敗戦時生まれた子供が今79歳ですから)、あと10年か15年位 しないと、自然に移民を受け入れる国にならいんじゃないでしょうかね。
これ自体が私の偏見かもしれませんね。漢字国は中国、朝鮮半島、日本と3つありましたが、中国はすでに、簡略形の漢字にしました。ハングルは、うんと簡単です。日本の漢字は、確かに難しいですね。紫式部の時代のように、ひらがなだけになれば、分かりやすいのかもしれませんね。
名文を読んで、一寸思付きを・・・・NNNN

樫村慶一
2024/6/25


 小島委員からの返信

樫村様

マンスリーレターへのコメントありがとうございます。

ご指摘のとおり、島国根性(Insular mentality)的なものを排して、多様性(ダイバーシティ)「ある集団の中に異なる特徴・特性等を有する人が共に存在すること」を確保することが必要です。
個人としての多様性が集団の経験値を上げるとも言われていますので、制度的な枠組みの準備とともに、自然な受け入れに向けて取り組みを強化する必要があると思います。

小島敏郎
2024/6/26


 

 

k-unet  マンスリーレター

No.163 2024年5月25日

 

今月のお知らせ

会員の状況
 新入会員 : なし
 退会会員 : なし
 ご逝去会員: なし
 5月25日現在の k-unet 会員数は 374名です。

活動状況
(1) 会計監査
 2024年5月9日(木) 10:00 ~ 11:30

予定
(1) 2024年度年次総会予定
 5月31日(金) 14:00〜 (新宿区四谷地域センター)
(2) 2024年度第2回運営委員会
 6月28日(金) 13:30~16:30
(3) 2024年度の長寿の広場
 7月頃から該当会員への打診、寄稿のお願い。

k-unetサイトの新情報
・連載コーナー
 ~ まちだより(町田香子さん)
  5月(1) 気配り女子(映像:坂口行雄さん)
  5月(2) 図書館は最高!(写真:樫村慶一さん)
 ~ 美術散歩(32)モネ 連作の情景(島崎陽子さん)
~ 新四季雑感(23)肉、魚とつづけば、野菜の話もしないと・・(樫村慶一さん)

お知らせ
2024年度年次総会は、 5月31日(金) 14:00~、四谷地域センターにて開催します。
ホームページに総会ルームをオープンし、議案、資料を掲載しました。必要な情報は、その都度、同報メールやホームページでお知らせしています。
総会の後に意見交換会を開催する予定ですので是非ともご出席をお願いします。
また、その後、場所を変えて、若干の会費にて懇親会を計画しておりますのでお時間の許すようなら懇親会にもご出席ください。< /div>

今月のコラム

担当:  京極 雅夫 

☆ Microsoft (Windows)の 用語は 分かりづらい?☆

Windowsを使用し始めたのはフィーバーのWindows95です。その前はMS-DOS。その後は時々OSバージョンアップして、現在は、Windows10(予備PCでWindows11)です。早くも30年弱。
当初から感じていたことは、Microsoftの用語は一般英語の意味との違いが分かりづらい。尤も、これら用語は多分Internet初期の時代から使われたUNIX用語から始まり、Microsoft だけでなく他のソフトウェア会社の用語も同様に分かりづらい。

例えば、

Windowsとは?窓?どこにあるのか?

Propertyとは?財産?資産?所有権?物固有の性質?

Profileとは?横顔?輪郭?人物紹介?

Explorerとは?探検家?米国の科学衛星?

Files, Archivesとは、

File Managerとは?


当時、和文の説明書やマニュアルは意味が分かりづらかった印象でした。多分、開発者が書いた英語の原文を日本語に自動翻訳で処理していたが、当時は翻訳精度が低く、言語を知る人間チェックが行われていない、あるいはほんの少しだけで、例えばタイトルだけのチェック。英文でもらった方が分かりやすかったでしょう。
ある用語のHelpを読んでも、別の知らない用語(一般用語としての意味は分かる)が出てくるので、無限に調べることになった。ソフトの働かし方の説明はあっても、このソフトが何に使用するソフトか、どの様な機能があるのかなどの基本的な説明が少ないので困ってしまう。今も変わっていないです。

また、時々ソフトの名称が変更されるので困る。その説明で分かった例がない。
例えば、一般用語としての意味と異なる用語は:*印はもう慣れた用語。
Internet*
Windows *
Property *
Mail*, Outlook*, PowerPoint*, Internet Explorer*
File manager/explorer*
PDF(Portable Document Format)*
IME(Input Method Editor、日本語入力ソフト)*
他にも: browser, log-in, log-out, sign-in sign-out, accessibility
Experience(エクスペリエンス)?
bing, Bingチャット、copilot,
Context(コンテキスト)、コンテキストメニュー
クラウドPC、
サブスクリプション、等々。

このように困っています。
どんどん技術の革新があって、人工知能AIなど実用化されてきた。十分な理解ができなくとも、新情報に遅れないように頑張らねば。

あとがき

2024年度年次総会は5月31日(金)14:00から新宿区四谷地域センターにて対面式の開催となります。ご出席の会員は総会ページから出席フォームにて連絡下さい。また、ご欠席の会員は委任状フォームから委任状を5月29日までにご提出下さい。 
連絡を未だ提出されていない会員の方は是非ともご連絡をお願いします。

今年の夏は気温が高くなると予報が出ています。熱中症や紫外線対策を取って、安全に過ごしましょう。

マンスリーレター次号は 小島 敏郎 運営委員が担当します。

以 上   


 
同報担当:京極 雅夫

 

 

 

 

 

マンスリーレター  No.163  へのメッセージ

 

 

岩本喜直さんからのメッセージ

マンスリーレターの「今月のコラム」は毎回真っ先に読ませて頂く記事です。それぞれの方が経験されたこと、お考えになっておられること、色々のことを紹介して下さり、感心するとともに、自らの励みにもさせてもらっています。

今月号では京極様がMicrosoftの単語のことをお書きになってくださいました。京極さんでも?という思いもしましたが、自分の無知さ加減に少し安心もしました。Microsoftのみならず、私の場合はPCに係る全てのソフトの単語について、何をどう対応したらいいのか分からずバタバタするのは日常的です。確かに短い単語で意味をそれだけで理解するのは無理な話なんでしょう。孫世代のZ世代、何の苦も無く使いこなしているのには驚きです。直感的に分かっているんでしょうか?

興味深いお話、いつも感謝しています。

岩本喜直
2024/6/6


 

 

 

 

No.162 2024年4月25日
今月のお知らせ

 

会員の状況
新 入 会 員 : なし
退 会 会 員 : 1名
ご逝去会員 : なし

4月25日現在の k-unet 会員数は374名です。

活動状況
(1) 2024年度第1回運営委員会
2024年4月19日(金) 13:30~16:30(新宿区四谷地域センター)
予定
(1) 2024年度年次総会
5月31日(金) 14:00〜 (新宿区四谷地域センター)
(2) 2024年度第2回運営委員会
6月28日(金) 13:30~16:30

 

k-unetサイトの新情報
(1) 連載コーナー ~ まちだより(町田香子さん)
4月(1) 10年ぶりの屋形船(映像:坂口行雄)
4月(2) 姪っ子は可愛い(写真:樫村慶一、コンテスト応募者)

 

お知らせ
2024年度年次総会は、5月31日(金) 14:00~、四谷地域センターにて開催することに決まりました。今後、ホームページ総会ルームをオープンし総会関連情報を掲載するとともに、必要な情報は、都度、同報メールでお知らせします。

 

今月のコラム

 

担当 : 楳本 龍夫

☆ 心のしくみ 〜 唯識ゆいしきについて ☆

 昨年4月の マンスリーレターNo.150 では、仏教哲学の空観くうがんについて述べました。その続きとして、今度は唯識についてすこし勉強してみましたので、その成果をご披露してみようと思います。
 唯識は空観と並ぶ大乗仏教の主要思想ですが、空観を基礎として心のしくみを説明しようとする試みであり、その内容は哲学というよりもむしろ心理学に属する話で、その内容はかなり面白いと思います。マンガの機械戦士ガンダムに阿頼耶識あらやしき システムなるものが登場するので、よく知っているという方もあるかと思いますので、再び釈迦に説法の話になることを恐れず話を続けます。
 空観の紹介では、全ての存在は空、すなわち存在の実体は関係性であると述べましたが、唯識の基本的な考え方は、「しき」すなわち物質は、実際には存在しているのではなく、私たちの意識により作り出された現象にすぎないというもので、「唯、意識のみがある」という意味で唯識と呼び、空観哲学を基礎として、これを発展、応用した学説といういうことができると思います。そして、この考え方に基づき、心のしくみを解明することにより、「自分とは何か?」という難問にも答えを与えてくれる哲学思想でもあります。

国宝 無著・世親立像(興福寺蔵)
興福寺ホームページから引用

 西洋では、19世紀にフロイトによって無意識が発見され、人の心理構造が解明されましたが、それよりもずっと前の4~5世紀に、古代インドで、無意識を含めて心の構造を非常にエレガントな形で解明していたということに驚かされます。
 北インド、ガンダーラのアサンガ(無著むちゃく)、その弟のヴァスバンドゥ(世親せしん)の兄弟僧によって確立され、マイトレーヤ(弥勒みろく*)が創始した大乗仏教の瑜伽行唯識学派ゆがぎょうゆいしきがくはによって唱導された心理学説です。玄奘三蔵が天竺に出かけた目的は、実は唯識の教学書を入手するためであったという説もあります。玄奘によって唐に伝わり、わが国には奈良時代に法相宗として唐から伝来し、奈良の興福寺、薬師寺、法隆寺や京都の清水寺などが研究機関ということです。大乗仏教を代表する哲学思想であることから、もちろん天台宗でも研究されていたこともあり、後の鎌倉仏教の各宗派にも大きな影響を与えています。

*インドの僧。釈迦の次に仏陀となる未来仏として信仰される弥勒菩薩とは別の歴史的人物であるという説がある。瑜伽行唯識学派は瞑想(ヨガの実践)により心の本質を追究する実践派である。

唯識の内容を大雑把にみてみましょう。

唯識における心のしくみ
(オリジナル制作)

 我々の心は、5つの感覚と意識の6つの顕在意識、2つの無意識の計8つの部品で構成されます。感覚の五識すなわち、眼、耳、鼻、舌、身の各識は、視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚の感覚器官に直結する感覚で、前五識といいます。そして感覚を統括する第六識の意識で、前五識と意識は顕在意識です。
 無意識または潜在意識の二識は末那識まなしき 阿頼耶識あらやしきといい、2つの階層構造で構成されます。第七識の末那識は、自己の存在を保全するための心の働きを司るレイヤで、根底の自我意識や自己保存や自己に執着する心で、煩悩を生成する場所でもあります。意識がない場合でも活動します。末那識は、生まれたときに形成され、歳とともに変化・成長していきます。
 第八識の阿頼耶識は、私たちの心理現象の根源であり、自身が行ったすべての行動(ごうといいます)の結果を未来の行動や心的現象の種子として保存し、前五識、意識、末那識を起動することにより、これらの保存情報に基づいて影響を及ぼし、制御します。無意識領域にあるので、普段意識されることはありません。
 末那識、阿頼耶識はサンスクリット語の音写(サンスクリット語の発音に漢字を当て字したもの)で、マナスは「思い量る」と言う意味、アラーヤは「蔵(倉庫)」という意味です。末那識は自分の都合を思い量り、阿頼耶識は過去のすべての行動や未来の行動の種子を記憶として保存する蔵というわけです。因みに、「ヒマラヤ」はヒム・アラーヤで、「雪の蔵」という意味のサンスクリット語だそうです。
 なお、阿頼耶識のうち、悟りの境地に達した場合の阿頼耶識を阿摩羅識あまらしき(仏識)として区別して阿頼耶識の上位レイヤに置き、全体を九識とする天台宗などの流儀もあります。ここで注意すべきは、これら各レイヤのはたらきは実在するものではなく、時系列に沿って生成消滅する現象で、特に阿頼耶識での現象は瞬間的に発生する現象とされているようです。この点で、心が実在するものと考える唯心論とは根本的に異なっています。
 以上のことから、唯識において、仏教での修行は、簡単に言ってしまえば、末那識の働きを最小限に抑えるために行うものではないかと理解しました。また、「自分とは何か?」という問いに対する答えは、阿頼耶識に蓄積されている情報、簡単な言葉で言えば、過去に経験し考えたことの集合体が自分であるということになるのではないでしょうか。

 最後に、例によって唯識の理論をコンピュータに例えてみましょう。まず、唯識で論じている内容は、物質的存在ではないのでハードウェアではなく、ソフトウェアの機能であることに気づきます。したがって、前五識は入出力装置からの信号を処理する機能です。第六識の意識は信号処理機能から/への信号やデータに基づき処理をする入出力情報処理機能です。第七識の末那識は、一定基準のバイアスに従って情報を取捨選択したり変形するとともに第六識の処理情報が危険情報の場合には身を守るための割込み処理を実行します。一定基準のバイアスにはエゴイズムが含まれます。第八識の阿頼耶識は、データベースおよびDB管理機能とともに、第七識までの全体を制御するOSの役割を果たします。時々刻々入力される意識の処理情報や末那識の処理情報はすべて阿頼耶識のデータベースに格納され、制御に使用されます。
 以上のように唯識をコンピュータの機能に例えることができるということは、今後、AIを人工知能から人工意識に進化させていく動きの中で、ひとつの有力なモデルになり得ることを意味し、実際にも唯識モデルを参考にして人工意識開発のアプローチをしようというアイデアも出てきているようです。今後のAI開発の動きを興味をもってみたいと思います。

 

あとがき


 AIが人工知能から人工意識に進化していくことは、必ずしもいいことばかりではないように思われます。通信内容によって疎通を制御することは私たちの常識からは大いに外れていますが、最近頻発しているスパムメールやフィッシングメールなどの迷惑メールの疎通を自動的に遮断してくれることは有難いことだと思います。AIが人工知能から人工意識に進化すると判定精度が向上することが期待できますが、その反面、検閲に悪用することも可能になり、一定の考え方のメールの疎通を自動的かつ意識的に遮断することも可能となり、言論弾圧が容易になると思われます。現に、一部の外資系のIT事業者では既に単語ベースの検閲を行っていて、映像配信の停止やメールの受付を拒否するケースもみられるほか、k-unetから会員の皆さんへのメールの疎通に支障が出ることも起き始めています。当面は運用によってカバーしますが、場合によっては会員の皆さんにご協力をお願いすることもあると思います。その折には、よろしくお願いします。


マンスリーレター次号は 京極 雅夫 副代表が担当します。
 
以 上

 

 

 

 

 

 

マンスリーレター へのメッセージ

  


 

石垣英明さんからのメッセージ


唯識論の図解、コンピューターと唯識論の関係の記述興味深く拝読させていただきました。難解な唯識論をやさしく解説され勉強になりました。それでも空観同様、難しいです、仏教と無関係な方にはなおさらのことと存じます。AIに唯識が利用されることに懸念を感じます。石垣英明

石垣英明
2024/4/25


 

楳本龍夫副代表からの返信

石垣様、
コメントありがとうございます。
今回は石垣さんの運営委員の退任と重なったこともあり、石垣さんの事前のチェックなしに寄稿しました。
「唯識三年、倶舎八年」という言葉がありますが、難解であることを意味するとともに、法相宗では、倶舎を八年くらい学んでいれば唯識論は三年の学習で済むという意味で使われているようです。法相宗ならぬKDD宗では、理論の構造から、OSI参照モデルを八年学んでいれば、唯識論は三年の学習どころか、数か月の学習で済むような気がしていますが、いかがでしょうか?
なぜなら、唯識でいう八識はレイヤ構造で前五識がまとめて1レイヤ、第六識の意識がその上の1レイヤ、その上位に末那識、最上位にアプリケーションならぬ阿頼耶識が君臨しているというしくみではないかと理解しました。理解とは自己における簡単化であると言えると思いますが、ちょっと簡単に考え過ぎでしょうか?

楳本龍夫
2024/4/27


 

 

 

 

 

 

 

No.161 2024年3月25日
今月のお知らせ

 

会員の状況
新 入 会 員 : 1名 (桑水流くわずる正邦さん)
退 会 会 員 : 0名
ご逝去会員 : 0名

3月25日現在の k-unet 会員数は375名です。

活動状況
  なし

 

予定
(1) 2024年度第1回運営委員会(新宿区四谷地域センター)
 4月19日(金)
(2) 2024年度年次総会 5月下旬
 ホームページの準備ができ次第、リンクをマンスリーレター等で周知する

 

k-unetサイトの新情報
(1) 連載コーナー
・まちだより(町田香子さん)
3月(1) 安眠妨害の相手は・・・(写真:樫村慶一さん、映像:坂口行雄さん)
3月(2) 栄養改善の実験対象者に選ばれて(写真:過去のコンテスト応募の皆さん)
・美術の散歩 第31回(島崎陽子さん)
 ルイ15世とデュ・バリー夫人とマリー・アントワネット
・新四季雑感 (22)(樫村慶一さん)
 サケの握りがたべられるようになった理由とは・・・
(2) その他
・2023年度第6回運営委員会の模様
・2023年度第4回PC研修会の模様

 

2023年度第2回デジカメ撮影講習会は中止となります。

 

今月のコラム

 

担当 : 石垣  英明

☆ 阿弥陀如来に助けられた話 ☆

私の命に係わる出来事が2月10日から2月19日にかけて起きました。一連の行動をふり返ります。
2月10日 午前中は「第27回シニアコーラスTokyoフェスティバル」に出演、場所は新宿初台のオペラハウスコンサートホールでした。
20240210 stage
36団体が出場しました。中仏通信同窓会関東支部混声合唱団「衆会」は 4番目に出場しました。曲は「小さな灯」と「みほとけのお姿」の 2曲の 7分間の発表でした。
オペラハウスコンサートホールでの発表は我が人生のよき思い出となりました。
昼食をとりながら反省会して、来年も出演することになりました。
午後5時頃まで「シニアコーラス」のフェスティバルに参加しました。 そのあと新宿南口高島屋紀伊国屋サザンホールに出向き、劇団民芸の「やさしい猫」を観劇しました。
タイトルのやさしい猫とはどういう意味ですか?
タイトルのやさしい猫は、スリランカ出身のクマさん(クマラさん)が話してくれる民話のタイトルです。 それは、親ネズミを猫に食べられてしまった子ネズミたちが、猫に泣いて訴えると、猫が後悔して自分の子どもたちと一緒に、子ネズミたちを育ててくれるというお話 です。

中島京子原作「やさしい猫」の内容は?
シングルマザーで保育士のミユキは、スリランカ人のクマラと運命的な再会を果たしました。 2人は次第に惹かれ合い、ミユキの娘・マヤを交えた3人は家族のように一緒に暮らし始めました。しかし在留資格がなくなり、日本に留まるため婚姻届を提出する手続きを取ろうとしたところ警官に捕まりました。クマラはオーバーステイを理由に強制送還を命じられました。しかし在留期間をすぎているということで、強制的に入管所に収容されてしまいました。しかし最後には裁判でスリランカ人クマラさんの退去命令が取り消されました。当たり前の幸せが突然奪われたのは彼がスリランカ出身の外国人だったからなのか。日本の入管法の改正をもとめる演劇でもありました。
劇団民芸の公演は9時に終わり、おなかがすいていたのでカレーショップで食事しました。
市原市八幡のアパートに戻った直後から体調がおもわしくなくなり、千葉の労災病院で車の窓ごしにコロナウィルスのチェックを受け、感染していないと診断されました。その後はしばらくはいつものように生活を続けました。
しかし、2月19日夜、意識不明で倒れて、救急車で千葉労災病院に運ばれまたようです。一度死にかけた自分が、気が付いたら千葉労災病院のベッドでよこたわっていました。
お釈迦様のいわれる因果関係から考えるに、体調がよくないときは無理をせず、特に高齢者の場合には、体調の変化に気づいたら、早めに無理をしない生活に切り替えることが大事であると、深く反省した次第です。
その後、千葉労災病院を退院し、静養のため近くの老人ホームに引っ越して今日を迎えています。
ただ、しばらくは無理がききそうになく、このマンスリーレターを最後に運営委員を辞したいと思います。会員の皆様のこれまでのご協力、ありがとうございました。

運営委員を3月31日で退任させていただきます。


あとがき


人間は「生老病死」で必ず死ぬものであるとわかっていても2月19日に一度死にかけて助けられたことに感謝いたします。意識を失いどの様に自分が助けられたのか、全く思い出せません。三途の河をうろうろしていたのでしょうか。
大谷選手の日本人女性との結婚のおめでたい話の一方、1月1日に起きた能登半島地震で未だに断水で困っている住民が約一万人いること、イスラエルによるパレスチナ ガザの無差別攻撃で多数の子供が殺害されていること、そしてロシアの理不尽なウクライナ侵攻と移り変わり変化し続けるこの世にたいして、仏教を拠り所として、南無阿弥陀におすがりするしかないのではないかと思っております。命尽きるまで、無理をせず南無阿弥陀仏を唱えて生きてまいります。


マンスリーレター次号は 楳本 龍夫 副代表が担当します。

  以 上

 

 

 

 

 

マンスリーレター へのメッセージ

  

井草勝利さんからのメッセージ

井草です、私はJRからKDDに転職して12年大勢の皆さんに親切にご指導をしていただき感謝しています。
退職後、k-netoに入会させていただき、石垣様に「パソコン研修会」等で何かとお世話になりありがとうございました。
私は昨年の3月に脊柱管狭窄症の手術を行い、リハビリのため7,000歩の散歩をして最近は休みなく歩くことが出来て安心しています。
石垣様におかれましても無理しないでリハビリに努めていただき、早くお元気になっていただくことを願っています。

井草勝利
2024/4/15


 

樫村慶一さんからのメッセージ

石垣さん、それは大変でしたね。千葉労災病院なんて、なんて懐かしい名前でしょう。現役のころは、毎日千葉駅から労災病院行きバスで通ったんです。
蘇我二丁目で乗り降りしました。そのうち廃止になりました。あの旧道を走る小湊バスはどんどん減って、私が千葉を出ること(2002年)には、1時間に2本になってしまいました。

私も一昨年春、一過性脳出血ってので、左半身が聞かなくなり救急車を呼ぼうにも、声が出ません。
何とか娘が来るまで(約25分)持ちこたえ、事なきを得ました。歳取ると、本当にいつ何ご起きるか分かりません、今年もすでに2月に、インフルエンザA型にかかり、40度の熱が2度もでました。でもやっぱり、治ると、出かけたくなるんですね。
まあ 自分の寿命だから、好きに使えばいいんですけど、周りが心配するのが、こまります。執行委員辞めて、ユックリ静養なさってください。
長い間ご苦労さまでした。撮影会担当者をきめないとね。おげんきで、NNNN

樫村慶一
2024/3/25


 

肥田 俊さんからのメッセージ

石垣様へ
へぇー(え‼️)
そんなことが有ったのですか?
長い間だk-unetの運営委員としてご活躍ご苦労様でした。
貴兄とは分野が違うので、現役時代一緒になることは有りませんでしたが、間接的にお世話になったことと合わせk-unetを楽しく読ませて頂いた事に感謝します。
これからは十分御自愛の上、お過ごし下さい。‼️

肥田 俊
2024/3/25


 

小室圭五さんからのメッセージ

石垣さん
大変な事が起こり 日常のことが どれだけ大切なことなのか 深くお考えになったことと思います。
周りの人の助けを 受けられるよう 十分なご配慮を なさってください。
「今月のコラム」 長い間有難うございました。いつも楽しく読ませて頂きました。
先ずはお礼と 一言。

小室圭五
2024/3/25


 

 

 

 

 

 

 

 

No.160 2024年2月25日
今月のお知らせ

 

会員の状況
新 入 会 員 : 0名
退 会 会 員 : 0名
ご逝去会員 : 0名

2月25日現在の k-unet 会員数は374名です。

活動状況
(1) 2023年度第6回運営委員会(四谷地域センター)
  2月16日(金)13:00~15:00
(2) 2023年度第4回パソコン研修会(新宿区四谷地域センター)
  2月16日(金)15:00~17:00

 

予定
(1) 2024年度第1回運営委員会(四谷地域センター)
 4月19日(金)

 

k-unetサイトの新情報
(1) 連載コーナー
・まちだより(町田香子さん)
 2月(1) 追悼 八代亜紀さん(映像:坂口行雄さん)
 2月(2) 日吉台地下壕見学ツアーに参加して(写真:樫村慶一さん)
(2) 同窓会のページ
・4年ぶりの「しあわせ会」開催(來山征士さん)

 

今月のコラム

 

担当  :  本間  強 

☆ 能登半島大地震で思い出したこと ☆

1月1日16時過ぎに能登半島で大地震が発生し多大な被害が発生しました。被害に遭われた方々には心からお見舞い申し上げます。いまだに復旧の目途が立たない地域がありますが早期に復旧することを願っています。
この大地震発生で思い出したことがあります。それは29年前の1995年1月17日早朝に発生した阪神・淡路大震災のことです。郵政省からの要請に基づきKDDもこの大地震への支援活動を実施することになり、被害に遭われた皆様にインマルサット衛星経由の無料電話サービスを提供することになりました。
当時私は子会社のKTIで船舶向けインマルサット小型地球局の無線局免許申請関係の仕事をしていました。想像もしていなかったのですが地震発生から数日後にインマルサット小型地球局による被災者への無料電話サービスの支援要員として神戸市に出張を命ぜられました。支援活動の統括部門から頂いた集合先のKDD神戸支店ビルへの経路資料を頼りに神戸市を目指して出発しました。地震発生から間もないため新幹線で直接神戸市に行くことができずとりあえず大阪まで行き一泊し、翌日JR福知山線で兵庫県三田市に向かいました。そこから六甲山脈の地下を貫通する鉄道線路で新神戸駅に到着してバスで神戸市内に入り、集合先のKDD神戸支店ビルに辿りつきました。途中で倒れた建物とか焼け焦げた建物等があちこちに散在している状況を目の当たりにし地震の怖さを実感いたしました。
翌日から被災者の方々が宿泊している避難所(学校の体育館)に車でインマルサット通信端末を運び無料電話サービスを提供して大変感謝されました。避難所の状況はテレビで見た能登半島の避難所ほどは過酷な状況ではありませんでしたが、本当に大変な環境であると感じました。夕方になりKDD神戸ビルに戻り実施状況報告と明日の予定を確認して1日が終了です。食事は3食とも支給された弁当で済ませました。KDD神戸ビルは宿泊施設ではないので当然ながらお風呂もなく仲間と雑談したのちに事務所の空き室に設けられた仮設の寝室に雑魚寝でした。このような状況で1週間ほど支援活動に従事して交代要員に引継ぎしましたが、微力ながら被災者の方々への支援ができたことは貴重な体験でした。自宅に戻ってから「いの一番」にお風呂に浸かり1週間余りの垢を洗い落としホッといたしましたが、お風呂に浸かることができる幸せを実感した次第です。
KDDは2000年に第二電電及び日本移動通信と合併してKDDIになり国内通信サービスも提供する会社になりました。阪神・淡路大震災以降も日本各地で大地震、大津波、大型台風などの自然災害が発生しましたが、非常事態発生時にはサービスの復旧に多大な支援をされていることと思います。


あとがき

「天災は忘れたころにやってくる」という警句のとおり日本に住んでいる限りは地震、台風、大津波などの自然災害の被害を避けることはできません。どこで非常事態が発生するのか予測がつきませんので、日ごろから避難経路や避難場所の確認及び非常食や飲み物等の確保などを心がけて頂きたいと思います。。

マンスリーレター次号は 石垣 英明 運営委員が担当します。

  以 上

 

 

 

 

マンスリーレター へのメッセージ

  

川角靖彦さんからのメッセージ

本間さん:私も神戸淡路震災の時KTIにいました。インマルサット端末を総務省の許可を得て国内用に使用出来るようにしたことを覚えています。ご苦労様でした。
今回の能登地震で被災された人々の困難な状況には同情を禁じ得ません。一日も早い復興を祈ります。

川角拝
2024/2/25

 

 

 

 

 

 

No.159 2024年1月25日
今月のお知らせ

 

会員の状況
新 入 会 員 : 0名
退 会 会 員 : 0名
ご逝去会員 : 0名

1月25日現在の k-unet 会員数は374名です。

活動状況
(1) 2023年度PCアートコンテスト
 2024年1月にホームページにて結果発表
 コンテスト入賞作品(49作品)の展示  
 入賞者の一言もお願いし、順次掲載していきいます。

 

予定
(1) 2023年度第6回運営委員会(新宿区四谷地域センター)
 2024年2月16日(金)13:00~
(2) 2023年度第4回パソコン研修会(新宿区四谷地域センター)
 2024年2月16日(金)15:00~

 

k-unetサイトの新情報
(1) 連載コーナー
・まちだより(町田香子さん)
 1月(1) ドネイション成就!
 1月(2)初夢に想うこと
・美術の散歩道 第30回(島崎陽子さん)
パリ ポンピドゥーセンター キュビスム展 ― 美の革命
・新四季雑感 No.21(1月号)(樫村慶一さん)
日本の牛肉は、産地によりそんなに味が違うのか?

 

今月のコラム

 

担当:  近藤 茂雄 

☆ ゴルフ環境の進化について ☆

 ゴルフをされている会員の方も、また、昔はよくやっていたという会員の方も多いかと思います。実は、私も茨城衛星通信所時代からゴルフを始めさせていただき、気が付いたら45年もゴルフをやっていることになっています。まさに下手の横好きとなっています。 ゴルフは、クラブの進化もどんどん進んでおり、スイートスポットも広く、真ん中に当たらなくてもちゃんと飛んでくれたり、結構楽になってきていますので、私もできる限り簡単な道具を使ってゴルフをしています。 今回は、最近増えだしたスイング分析ツールについて少し記載してみたいと思います。

 最近は、ゴルフのスイング分析ツールも手ごろな価格で購入できるようになったので、早速購入して使ってみました。 実は、この分析ツールを使ったことで、自分の実力がないことが明確に数値で出され、ちょっと落ち込む結果になってしまいましたが、さすがに数値は嘘をつかない!でした。
具体的にこの分析ツールは、ボールの推定飛距離の他、クラブのヘッドスピード、ボールのスピード、ボールのバックスピンの量、サイドのスピン量、ボールの打ち出し角度、クラブの方向(ボールに当たったクラブの向き)、アタックアングル(ボールに当たるクラブ入社角度)、クラブパス(ボールに当たった角度)といろいろなスイングを分析してくれます。スマホに出てくる画像を添付しますので、参考にしてください。」

確かに数値で教えてくれると非常に分かりやすいです。

アイアンでは、アタックアングル(ボールに当たるクラブの入射角)はマイナスになりますが、プラスです(ダフリ気味!?)。 また、クラブに当たったボールの角度も一定でないと距離が安定しませんが、確かに実力通りのバラバラ。さらに、クラブの真ん中に当たってボールを飛ばすのですが、これをスマッシュファクターと言いますが、真ん中に当たっていないと飛距離がバラバラになります。
こちらも、真ん中がほぼ少ない!と言う結果が分かりました。(この装置無くても、分かっていたことですが・・・)
結論として、全くダメダメであることを証明していただきました。1メートル以上の棒の先のクラブの真ん中にスイング起動を正しく、クラブの入射角とボールとの接触方向を瞬時に合わせることは「そもそも不可能!」という回答が自分の導き出した回答となりました。そういう意味で、プロゴルファーの凄さも分かってきました。
とりあえず、測定機の進化もすごいですが、ここまで見える化されてしまうと遊びのゴルフは、しょせん遊びでしかなく、あきらめの境地になりました。
そんなこんなで、開き直りまして、ゴルフはみんなと楽しく回り、遊びの運任せのゴルフを楽しんで行こう!と言う結論になりました今回は、ゴルフの分析装置についてのレビューをしてみました。 ご参考になれば・・・


あとがき

PCアートコンテストもたくさんの応募の中から、コンテストの投票結果の集計が終わり、大賞、各部門賞、審査賞が決まりました。お蔭様で好評な応募もいただき無事終了いたしました。 会員の皆様のご協力、応募に再度感謝させて頂きます。 是非、コンテストの結果もご覧いただければと思います。
 今年は、新年早々から能登地震、航空機事故、芸能人のご逝去と暗いニュースもありますが、33年11か月ぶりの株価最高値更新と言った明るい話題もありますので、良い年になればと考えております。

マンスリーレター次号は 本間 強 運営委員が担当します。

  以 上

 

 

 

 

マンスリーレター へのメッセージ

  

樫村慶一さんからのメッセージ

いやー ゴルフの分析マシンなんて、すごいものができたんですね。でも、そんなものがあったって、うまくならないんでしょ。
分析分析、そんなの要らないじゃありませんか、素人のゴルフに科学的分析は要らないとおもいますよ、それよりか、何か装置とかコルセットとかバンドとか、身に着けると、一遍にスイングが正確になるようなもの、発明する人いなんですかね。
21年前にやめたけど、そんな装置が出来たら、またやりたくなるかも?? 軽くあてても、正確に200ヤードも飛べば、レギュラーコースのロングも大体3onするから、90は楽にきれますよね。夢が夢でなくなる時代です。夢を見て居てごらんなさい。

樫村慶一
2024/1/25


 

近藤茂雄運営委員からの返信

樫村様、メッセージありがとうございます。
おっしゃるとおり、分析結果が出てもスコアは良くならず、正しいスイングとの違いが分かるだけです。 
と、言うことで、ちょっとした無駄遣いになってしまっているのも事実です。
素人にも、もう少し簡単に飛距離が出て、方向性の良いクラブが出てくることを期待して、ゴルフを続けてみたいと思います。

近藤茂雄
2024/1/26